千葉県M牧場は、使わなくなった地下式サイロで尿曝気システムを自作しました。
バンカーサイロに移行してから使わなくなった地下式サイロ(9立方メートル×6)と古い飼料タンクで、連続式の尿曝気装置をつくりました。最初の段階でSSを除去するために、もみがらを入れた古い飼料タンクを通し、最終段階で吸着作用のあるミョウバンを使えば、放流できるくらいの水質・色に浄化できました(写真のペットボトルはミョウバンを . . . 本文を読む
6月15日、栃木県内で「2006 ZENOAQ 酪農セミナー」が開かれました(主催:日本全薬工業㈱)。講師は、米国ウィスコンシン大学家畜生産獣医療准教授のR.T.オッツェル博士。
テーマは「乳牛の代謝性疾患の予防」。その中で、現在のホットトピックスとして、
・ペン(ここでは牛群という意味)の移動の影響
・分娩ペンのマネジメント
・ペンでの飼育密度(とくに分娩前後)
・牛の行動上の原則に従って . . . 本文を読む
先週、牛乳をテーマにした勉強会で、ある管理栄養士・フードコーディネーターの方が、いま私たちの業界が考えて欲しいことに、次の二つをあげました。
①調味料としての牛乳乳製品の使い方
②牛乳乳製品を摂取することの意味
牛乳をアピールするには、カルシウムと蛋白質だけでは限界があるし、野菜のように繊維分がないから、大腸がん防止にも弱い。ミネラル含量では魚がトップ。
だから、これからは栄養訴求だけでなく . . . 本文を読む
6月1日、栃木県・矢板家畜市場の黒毛和牛のセリに行ってきました。
ここの市場は、関東でも一番高く売れるところとして知られ、上場された和牛の約3割は、県内を中心とした酪農家から。M牧場やW牧場などホルスタイン共進会の常連で、上位入賞を果たすような牧場からの上場も多く、酪農が受精卵移植などを活用して和牛繁殖を担っていることを、改めて実感しました。
いつもは乳牛の話に熱中する人たちが、この日は . . . 本文を読む