としちゃん&VTR250

のんびり、ドキドキ、ブランク10年のリターンライダーの日記

大山登山 2001年

2018-11-01 19:47:00 | 旅行
2001年大山登山の日記

初めての大山登山の日記

2001年11月17日 土曜日 晴れ時々曇り

  音楽仲間と一緒に大山(おおやま)登山に出掛ける。今回が初めての登山になるのは私だけなのだが、みんなもしょっちゅう登っている訳では無いので、新鮮かもしれない。

10時に小田急線伊勢原駅に着く。伊勢原駅の大山ケーブル行きのバス乗り場には行列が出来ている。臨時便が出ていて、座ることは出来ないが、最初に来たバスに乗ることが出来る。約20分程で大山ケーブル行きの終点に到着する。

 ケーブルカー乗り場まで両側に続く店先を横目にちらちら見ながら石段を登る。
するとケーブルカー乗り場には長蛇の列が。5分程は待っていたが、列が動かないので、ケーブルカーの方が速いかなと思いつつも、登山道を登ることにする。
登山道は傾斜のきつい男坂と距離は少し長いが傾斜の緩い女坂があるのだが、私達は7不思議の景色が見られるという女坂を選ぶ。

 男坂と女坂の分かれ目、正確に言うと男坂の最初の石段に野生の雌鹿が居て、石段脇の草を食べている。人が近付いても逃げる様子は無い。可愛い鹿をバックに記念写真を撮る。

そしていざ女坂へ。こちらは緩い坂だと聞いていたのだが、登ってみるとずっと石段が続いていて、最初こそ緩かったが、全体としては特に緩いとは思えない。と言うことは、男坂は相当きついということか。こちらは登っていないので分からない。

7不思議と呼ばれる景色を見ながら進む。その中のひとつはお地蔵さんの顔が童の顔に変わったというもので、子供の健やかな成長を祈るようになっている。

途中に大山寺があり、お参りする。おみくじを引くと小吉の「福狸」に当たる。
一応話の種に自分の足で登ってみたが、特別景色の良い所では無いので、次に来る時にはやっぱりケーブルカーにするだろうなあ。40分程で、ケーブルカーの終点でもある下社に着く。

 下社参りは後回しにして、山頂を目指す。
歩き易い上りの道を進むと20分位で見晴台に着く。
見晴台には、木で出来たテーブルや椅子が沢山並んでいて、丁度昼時ということもあってか、人がいっぱいで、まるで山の上のレストランの様だ。遠くの景色をちらっと見てから、山頂に向かって歩き始める。
見晴らし台を過ぎると暫くなだらかな下り坂になる。そこを過ぎると急な坂が始まる。

登る前は日頃の運動不足のせいで不安だったのだが、いざ登ってみると、前後の登山者のペースより自分の方が速い位なので、安心する。
登山者は中高年が多い。途中ペースの速い人に追いつかれたので道を譲ったのだが、その人の背中には「大山登山マラソン大会」と書かれたリュックが。道理で速いはずだ。

山頂までは段差の大きい階段状になっている所が多い。約110分程で山頂に到着する。

 山頂からの景色は、見えることは見えるが、遠くは霞んでいてぼんやりとしている。昨日の様に快晴ならば遠く三浦半島もくっきりと見えるのかもしれない。

山頂には綺麗で大きい公衆トイレがあり、登る時にはトイレに行きたくなることを懸念して水分をあまり取らなかった私は、トイレを見て安心して持参した十六茶を飲む。今まで飲んだ中で1番美味しい十六茶だ。お弁当もみかんもマシュマロもとても美味しい。休憩してから少し上にある奥社へ登る。

するとそこには角の立派な野生のオスの鹿が♪ 結構大きいのだが、これでも子供の鹿らしい。美味しそうに道端の草を食べている。気を付けなきゃと思いながらも、あまりに声が可愛いので、つい油断して側に居て鹿とのツーショット写真を撮って貰っていたら(その時はカメラを見ていて鹿を見ていなかったのだが)突然右腕にズン!と重い衝撃が。

鹿がじゃれついて来たらしく鹿の頭突きを食らってしまったのだ。(爆)先の尖ったとても立派な角を持った鹿なので怖くなって、それからは鹿の隣には行かない様にした。

こんなに可愛い声なのに、力持ちだなあ。奥社の隣で建設作業をしていた作業員(若い男の子)がとても上手に鹿の鳴き真似をしていたので私も真似をしてみるが、ちょっと変わった声で難しい。
頭突きされた時は怖かったけれど、良い思い出になりそう♪

 奥社でのお参りを済ませて、トイレに行って(水がとても冷たい)下山を始める。
上りでは暑くて最後には長袖Tシャツ1枚になった私だが、山頂に暫く居るうちに寒くなったので(手がかじかむ位)Tシャツの上に薄い長袖シャツにジャケットを着る。

しかし速いペースでどんどん下りるうちにまた暑くなり、下社に到着する時には、また長袖Tシャツ1枚に戻っていた。下山はさすが速く70分(見晴台で5分休憩)で到着。

 行きには寄らなかった下社のお参りをして、下社近くにある店で豆腐アイスクリームを食べコーヒーを飲む。
最終午後4時半発のケーブルカーに乗る人は多い。ケーブルカーで下りると、行きは40分掛かった距離もあっと言う間だ。便利なものだ。

 終点追分駅に着いてバス乗り場まで両側に並ぶ店を見ながら下りる。記念にいつもの様に耳掻きを買おうと思うのだが、大山で買った耳掻きだと分かるものが無いので、結局何も買わないままになる。

 大山のお店で美味しいお酒と夕食を取る心積もりで来たのだが、夕食は帰ってからゆっくりしようということになり、そのまま伊勢原駅行きのバスに乗る。もちろん、帰ってからの夕食(スーパーのお寿司だが)とお酒(冷酒)はとても美味しかった。運動した後の食事は最高♪見晴台までなら、また行っても良いかな。

 大山は、だいぶ前から登ってみたいと思っていた山である。愛媛県生まれの私は、昔は「大山」と見ると「だいせん」としか読めなかったのだが、今では「大山」と見ると、まず「おおやま」と呼んでしまう。

横浜に出て来て16年。少しずつ神奈川の人になって行く様な気がする。
日頃、運動とは無縁の生活をしているが、体を動かすことは楽しい。今日は嬉しい1日だった。

11月18日 日曜日 晴れ

 予想通りの筋肉痛になる。(笑)まあ軽いので人前では平気な顔をして歩けるが、実は足がちょっと痛い。
早く治ります様に。


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