としちゃん&VTR250

のんびり、ドキドキ、ブランク10年のリターンライダーの日記

8/19(日) 晴れ 北海道を離れる

2018-06-16 05:00:00 | ツーリング
今日も とてもいい天気。
小樽を10時に出るフェリーなので ホテルを9時に出発。

ホテルを出る前に 佐々木君が 北海道の白地図に 今回のツーリングで通った道を 赤ボールペンで 書いてくれた。

フェリー乗り場までは 直ぐだった。
さすがに舞鶴行きだけあって 殆どが関西ナンバー。

名残惜しいので 9時半まではフェリーに乗らないで 待合室でしゃべっていた。
彼が「もう北海道に来ることは無いよねえ。」と言ったので とても寂しかった。
ああ、これでお別れなんだなあ、と思った。
九州で別れた時の様に 握手をして別れた。

フェリーに乗ってから 荷物を自分の部屋に入れて デッキに出た。
赤い服を着ていて 正解だった。やはり目立つ色だ。

はじめは 彼が見付からなかったので、もう行ってしまったのかなあ、と思ったけれど
姿を見付けてからは嬉しくて どこが1番よく見えるかと うろうろしてしまった。

船で送られる大きな記憶は 前にも有った。
呉から宇和島に 父の転勤で帰る時 官舎の人達が 紙テープで送ってくれた。
小学2年生の私の小さな手では テープ全部を握るのが 一生懸命だった。
とても派手な見送りで 子供だったせいか あまり寂しいという感じは無かった。

今回は対照的で 涙が出るのを抑えるのに 必死だった。
回りは明るく そういう別れをしている人が居なくて ワーと泣けない雰囲気だった。

船が動き出してからは 姿が小さくなって行くので 走って船の1番後ろの所まで行った。
姿が見えている間中 手を振っていた。

1日でも2日でも 一緒に走れたらいいな、と思っていた人と ずっと一緒に走れて 最後まで見送ってくれて 本当に感激した。
船のデッキの上で 最高のツーリングだったなあ、と しみじみ思った。

24歳の夏は 最高だった。
北海道は 最高だった。



★後日談

北海道から帰って 電話で分かったこと。
彼は小樽港で 私から よく見えるようにと 高いところに登って 手を振ってくれていたのだけれど、
「そんな所に登って! 危ないから 早く降りなさい!」と怒られて 慌てて降りたのだそう。
言われてみれば 急に飛び降りた感じだった。

私が
「もう会えないと思って 寂しかったのよ。」と言うと キョトンとした声で
「どうして? また会えると思っていたよ。」とのこと。
なんだ、それなら あんなに涙を我慢しなくても良かったのになあ。

この年、9月の連休を利用して上京して ディズニーランドに行きました。



ディズニーランドで撮って貰った写真です。
大混雑で ゆっくり写真が撮れないほどの人出でした。


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