としちゃん&VTR250

のんびり、ドキドキ、ブランク10年のリターンライダーの日記

名古屋旅行 2000年

2018-10-18 17:50:00 | 旅行

名古屋旅行の日記

2000年 名古屋旅行の日記

5月05日 金曜日 晴れ

★出発(東名高速道路)

 どこに出かけるのか前日まで決めていなかったのだが、突然名古屋に行くことに決定する。
名古屋は通り過ぎるだけで、市内散策は1度もしたことが無かったからだ。

GWの後半はバイクを使う予定だったが、今回は高速を行って帰るだけなので、車を使うことにした。
バイクもいずれ高速道路上での制限速度が普通乗用車と同じ100キロになるらしいが、今はまだ80キロなので、それを守って走ろうとすると車の流れに乗って走れなくてストレスが溜まる。

今回高速上で見かけたバイクの中には明らかに制限速度プラス20キロ以内に抑えて走っているバイクが居て、車より20キロ遅いのはやはり面倒そうだ。もちろん風の様に走り去って見えなくなるバイクも居たけれど。(それは車も同じ。)

★浜名湖SAにて

 割合寄ることの多いSAである。ここでは初めて少し奥まで歩き、海がとても近くに見える所で天むすを食べる。風が強い日で、こいのぼりが気持ち良さそうに泳いでいる。

子供連れやカップルが多いが、女性でひとりのライダーを見かける。彼女のバイクは250ccのブルーで、まだ新しい。最近バイクを見ると、自分の次のバイクにどうかなあ、と考えている私である。

★名古屋市内の道路

 名古屋インターから少し東名阪を走り、名古屋駅から見ると方向としては東北東から市内に入ることになる。市内に入って名古屋の道路に驚く。

まず、バス停が道路の真中に有ること。(最初は路面電車のホームかと思った。)そのため、1番右の車線は路面が黄色に塗られておりバスが走る様になっている。

ルールがどうなっているのか知らないが、一般乗用車は速い車がそこを走っている。バス停を過ぎると、左を走っている私からすると、まるで右から車が突然合流して来る様な感じだ。

片側4車線の道路では、レーンが左側から、左折&直進、直進、右折、直進となっていたり、片側6車線の道路では、左側から、左折、直進、直進、右折、右折、直進となっていたり、つまり1番右側の車線が右折では無い、という面白いことになるのだ。そのため、信号は矢印信号ばかり。上の赤青黄色信号は要らないのでは、なんて思ってしまった。

走っているうちにこの道路にも慣れたが、兎に角最初は驚いた。ただ、翌日帰る時に市内の南の方を走った時にはこの様な道路は無かったので、市内全域がそうなっている訳では無い様だ。

 走行中、右手遠くに名古屋ドームが見えた。そして市内中心部では、乗用車が事故を起こした所に出会い、車の前部が無くなっていて、怪我をした人が救急車の中に運ばれた所だった。ガソリンが漏れたせいか消防自動車も後から来た。事故の原因は分からないが、市内を走る車は時速70キロ位出すものが多いので、スピードオーバーかもしれない。市内に入ってすぐに「名古屋の人はスピードを出すなあ。」と思ったから。でも、それにもすぐに慣れたけれど。(爆)

★徳川美術館

 茶道のメーリングリストで時々目にしていた「徳川美術館」へ行く。
これは大正解で、丁度開館65周年記念春季特別展「名品でつづる大名の茶の湯」か開かれている所だった。(6月4日日曜日まで)

お茶の道具、しかも名品を1度に沢山見るのは初めてなのでとても嬉しく感激した。「この道具は扱いが簡単かな。」などと思いながら見てしまうが、中には大ぶりのものも多く、男性の大きな手でないと扱いが大変そうだ。

常設展でも、茶室など茶の湯に関するものに目が行くし、楽しい。
重いけれど車なので、茶の湯道具の本(2500円)と扇子(1800円)他パンフレットや絵葉書を記念に買う。

★栄へ(ホテル)

 徳川美術館を後にして、栄に有るビジネスホテルへ。
宿泊者は1泊千円という駐車料金を支払い、ひとまずチェックインしてから荷物を置いて地下鉄で栄駅から名古屋駅へと向かう。

途中、栄の地下街で一口ういろう4個入り(500円)を買う。これは夜にホテルの部屋で食べることになるのだが、あっさりした甘さでとても美味しい。私が買ったのは「大須」という会社のものだ。食べ比べた訳では無いので、他の会社のものも美味しいのかもしれない。色では好きな順番が、黒いういろう、白、緑、ピンクだ。生菓子なのであまりもたないということでお土産としては買わなかった。

地下街を歩いて栄駅へ出る。名古屋の地下鉄では1番安い料金が200円なので少し高いな、と思う。栄→伏見→名古屋と2駅乗る。

★名古屋駅にて

 出来たてほやほやのJRセントラルタワーズへ。名古屋駅ビルでもあり、ツインタワーズになっていて遠くから見ると特に綺麗だ。(翌日行った名古屋城からもよく見えた。)

まず12階の乗り場から51階地上245メートルに有るパノラマハウスへ。横浜のランドマークタワーと同じく、料金は千円だ。待ち時間10分程でエレベーターで一気に上へ。

名古屋の景色はやはり都会の景色だ。大阪に比べると川が少ないかな。晴れているが遠くは煙ってよく見えないのが残念。夜景も綺麗だろうなあ、と想像しながら売店で記念にツインタワーズの耳かきを買う。(いつの頃からか、旅行先で記念に耳かきを買う様になった。安くて保存し易くて私のお気に入り。)

 ビルの12、13階にタワーズプラザが有り、沢山のレストランが入っている。最初はここで晩御飯を食べようと思っていたのだが、夕方6時頃でどの店にも長い行列が出来ているので、一応店を見て回った後に諦めて栄に戻ることにした。
帰りも地下鉄を使う。人は多いがぎゅうぎゅう詰めという程ではない。

★栄で晩御飯

 デパートの地下の食品売り場の入り口付近に有るコーヒーショップ(午後7時半閉店)でアイスコーヒーを飲みながら晩御飯を食べる店をガイドブックで探す。椅子に座ってみると足が疲れていることに気が付く。美術館でゆっくりじわじわ歩きをしたせいかもしれない。

結局すぐ近くに有る「台所はせがわ」という和食の店に決める。鯖の味噌煮が名物だという文章に惹かれたのかもしれない。(笑)

 結論から言うと、「今度名古屋に来る時もここで食べよう♪」と思う位美味しくて、趣の有る食器を使っていて、値段も安くて、良い店だった。

特に鯖の味噌煮、茄子とホタテのオイル焼きは最高だ。味噌で食べる串カツの味噌と鯖の味噌煮の味噌が甘めで美味しくて同じなので、お店の人に聞いてみると、八丁味噌と西京味噌の合わせ味噌だった。味噌カツの味噌が八丁味噌とみりんとだしで作ると聞いているので、翌日八丁味噌を買うことする。(ちゃんと買った。)

この店にはカレー塩、うぐいす塩、唐辛子塩の3種類の塩がテーブルに置かれている。
串カツに付いて来た味付けされていない生のキャベツにカレー塩をかけて食べてみたら、これがなかなかいけるのだ。細かくてさらさらした塩だが、名古屋の人はこういう塩を普通にかけて食べるのだろうか。お気に入りがまた増えた。

 入った時には居た一組のお客さんも、私が入って暫くしたら出て行って、私が居る間はずっと貸切状態だった。平日にサラリーマンなどで賑わう店なのだろう。
日本酒を2合、開運と美田恵醸(福岡、山廃純米)呑んで、おなかいっぱい食べて幸せ気分で店を出る。

★ホテルで

 ホテルに帰って、一口ういろうを食べてお風呂に入って、明日の計画を頭の中で立てながらベッドに入る。心地よい疲れとお酒のせいで気持ち良く眠ることが出来た。ホテルは綺麗だが、窓の外は隣のビルの壁である。綺麗なホテルだし、眠るだけなら関係無いね。トイレがウオシュレットになっているのが嬉しい。

5月06日 土曜日 晴れ

★朝ご飯

 ホテル内のレストランで朝食を取る。
朝食セットの内容は、パン2個、コーンクリームスープ、飲み物(コーヒー)とあっさりしたものだ。昨日沢山食べても蕁麻疹が出なかったので、パンは2個共食べる。(結局大丈夫だった。)パンには苺ジャムとマーマレードを付けて食べる。子供の頃は大嫌いだったマーマレードだが、今はとても美味しい。

小さい子供連れの家族が3家族、近くに座っている。ここも平日はビジネスマンだらけなのだろうが、今日は観光客らしい人ばかりだ。 

★名古屋城へ

 9時半に名城公園正面前駐車場に車を入れる。まだ車は少ない。(正午に帰る頃にはいっぱいになっていた。)気温が上がっているらしく上着を脱いで長袖Tシャツ1枚になる。

名古屋城は想像していた通り大きな城だ。天守閣の中に入って中を見学する。エレベーターも有るが、1階ずつ階段を歩いて上る。

外国人の観光客も多く、唯一撮影可能なしゃちほこには外国人の子供たちがはしゃいで座っている。私が「代わって下さい。」というと素直におりてくれた。どこの国の子供たちなのかは分からなかった。

 外に出て、天守閣の近くに有る休憩所で味噌ソースのたこ焼を食べる。味噌ソースは1個目を 食べる時には「珍しくて美味しいな。」と思ったが、やはり普通のたこ焼ソースの方が私は好きかな。

ここでは、八丁味噌としゃちほこの耳かきを買う。
名城公園を出る前に出口近くに有る売店に入り、日本の城の本(200円)と天むす、きしめんの耳かき(それぞれ320円)を買う。名古屋では4本の耳かきを買ってしまった。(笑)

★熱田神宮にて

 南に有る熱田神宮へ行く。
良い日なのだろうか、結婚式を挙げるカップルを2組見かける。

本殿には入れないので、少し歩いてから車はそのままにして近くに有る名古屋名物ひつまぶしで有名な蓬莱軒に行く。ガイドブックによると、明治6年創業の老舗だそうだ。しかし午後1時半にもかかわらず行列が出来ている。かなり待ち時間が有りそうなので、あっさり諦めまた熱田神宮へ戻る。

神宮の敷地内に有る「宮きしめん」で外のテーブル席で「とろろざるきしめん」を食べる。暑い日なので、冷たいきしめんが美味しいが、日陰に居ると涼しい位で、熱いきしめんも美味しそうだ。一応とろろの中に入っているうずら卵だけは抜いて食べた。

車を停めた所に有る熱田図書館のトイレを借りて、車に戻る。名古屋城も栄も駐車料金は結構高かったが、ここは無料になっている。街中からは外れているので、違法駐車をする人は少ないのだろう。 

★名古屋を出る

 旅行に出る前のニュースで、「6日は朝から午後まで東名高速上り線は渋滞するでしょう。」と言っていたのを思い出し、熱田神宮のすぐそばを通っている国道1号線で帰ることにする。
市内を出る前にガソリンを満タンにする。1リットル95円とガソリンは安い。

 寄らなかったが、名古屋を出てすぐの所に「桶狭間古戦場」、「戦人塚」が有る。
旧東海道松並木は 現国道からも見ることが出来た。当然旧国道は狭い。
ずっと国道だけで帰るのはきついなあ、と思いながら運転していると岡崎市の標識が。
折角だから岡崎城を見学することにする。

★岡崎城にて

 岡崎城は徳川家康が誕生した城として有名だ。
城の大きさでは名古屋城と比較にはならないが、城の周りの庭園や今が盛りの藤棚の美しさなど、私はこちらの城の方が好きだ。
城の南を流れる乙川には潜水橋が有る。(川が増水すると潜ってしまうらしい。)

天守閣の中を見学した後は、「三河武士のやかた家康館」へ行く。
本多忠勝所用の兜が派手なのにはびっくり。鹿(?)の角の形をしているのだ。あれは合戦場では相当目立っただろうなあ。

出る前には関が原の戦いのお話を、映像と解説付きで聞く。戦いは偶然の結果では無く、家康の根回しの勝利ということだ。
はやり行き当たりばったりでは駄目なのだなあ。

★帰り道

 岡崎市内の国道1号線から東名高速岡崎インターまではとても近いので、おそるおそる高速に乗ってみる。すると意外なことに高速は空いているのだ。
それで、そのまま高速で帰ることにする。

途中牧之原SAに夕食を取るために寄るが、食べたいものが無いので食事をするのは止める。
今は蕁麻疹が出る恐れが有るので駄目だが、ここのレストランのメニューにはケーキバイキング450円、サラダバイキング270円が有る。ケーキの好きな人はここに寄ったら是非どうぞ。
ここでは飲み物だけ買って、少し休んですぐに出発する。

チョコレートとコーヒーとブランデーの味がするという変な飲み物を飲みながら、手持ちのチョコレートを食べながら車を走らせる。

帰宅は夜になったが、そう疲れた感じもせず、蕁麻疹も出なくて良かった。

今回の旅行で残念だったのは、名古屋弁を聞くことが出来なかったことだ。私が訪れた所は観光客が行く所ばかりだったせいかもしれない。

それから本場のひつまぶしが食べられなかったこと。でも、これは蕁麻疹が出る恐れが大いに有ったので、またの機会になって良かったのかもしれない。

今度東名高速を通る時には、名古屋を通り過ぎてしまわないで、また寄ってみようかな、と思う。


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