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風とみどりに! 

風の訪れる庭、みどりに戯れる日々の記録

5人展、田中豊美さんのコーナー

2022-12-17 | 動物画家、田中豊美さん
「地域の画家・絵本作家作品展(5人展)」
日本を代表する動物標本画家、田中豊美さん、
小さい町の小さい会場から、大きい反響を呼ぶ作品展となりました。

私が一番見てみたかったのはこのゴリラ、
「想」ニシローランドゴリラ、
ペン画ですが、モノクロでこの表現ができるなんて、
毛の感触まで伝わってきそうです。
想像していたより小さい3号の絵、でも大きい感動の作品です。

狭い会場ならではのメリット、至近距離での鑑賞ができました。


この田舎町でたくさんの作品を目の当たりにできるなんて幸せです。


絵の前に足を止め、息をのんで見つめてしまいます。
「これって、絵なんですか?写真よりすごい!」
「樹上のハンター」ヒョウ、

ヒョウのまなざし、毛並み、木肌の感触まで判るリアルさ、
会場の入り口で足止めし、心をつかんでしまう作品です。

「赤い大地」アフリカゾウ、

絵を離れても動物の目が追いかけてくる、
1枚の絵の前で行ったり来たり・・・
「象のいる場所に自分もいるみたいな感じ」

「虎視眈々」アムールトラ、


「今にも飛び出してきそう!でも優しい目をしてるから怖くない」
「雪山でトラに遭遇したみたいな感じになる」

「テリトリーパトロール」アムールトラ、

「涼風一時」ベンガルトラ、

このトラに恋した女性、何度も絵の前に戻ってきて、
「トラが私の体に住み着いた」と言われました。

トラが大好きな田中さん、
トラに会いたくて真冬のロシアで2週間、会えなかったそうですが、
足跡を見ただけでも感動だったとおっしゃいました。

動物の絵はもちろんですが、背景のリアルさにも驚かされます。
「カラフトマス遡上」エゾヒグマ、

川の流れの波立ち、透明感、絵に吸い寄せられてしまいます。



「山上の雄叫び」ニホンジカ、

霧がかかった山、枯れ枝や草が良いですね。
Mちゃんも一番好きと言ったけど、子供たちに人気がありました。
本物の絵は世代を超えて何かを伝える力があるんですね。

「森のハンター」イリオモテヤマネコ、

今にも飛びかかってきそうな雰囲気、
写真より臨場感のあるペン画です。

「岸壁のテラス」ユキヒョウ、


思わず尻尾に触りたくなるふわふわ感、
岩肌の質感もすごい!

「微風(そよかぜ)」ツシマヤマネコ、

この絵のファンも多かったです。
ネコちゃん好きにはたまらないようです。

この作品展に11点の絵とスケッチブックなどを送ってくださいました。

「スケッチブック本物ですよね、本当に触って良いんですか?」
感動と恐れ多さに戸惑うのは絵心のある方々、

画集、絵本のコーナーも喜ばれました。
小学館NEO動物図鑑に描かれている標本画、
動物433点が田中さんの作とは知らない人々がほとんどでしたが、
「早速、孫に買ってあげよう!」の声。
田中さんへたくさんの方々からのお礼のメッセージ、
この感動とありがとうを届けたい。

「ありがとうございます」この言葉しか見つからないもどかしさ、
この素晴らしい作品と過ごせた時間、みんなの喜び、感動を共有できた日々、
私の大切な宝物になりました。


ps:この作品の写真は田中さんの了解を得て撮影しております。
素人写真で申し訳ありません。
SNSについては「僕はインターネットとか全然使えないんですよ、
人から掲載されていると言われると気恥ずかしいです」

この作品展は電話と手紙のやり取りで準備を進めました。
メールやLINEの便利さに慣れた今、もどかしさもありましたが、
数行の要点のみのやり取りではなく、いろんなお話も聴くことができました。
懐かしい時代に戻ったようで、田中さんとすごく近しくなれた気がします。

作品展の様子の写真は速達便で。

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小さい町の偉大な先輩

2022-12-09 | 動物画家、田中豊美さん
「地域の画家・絵本作家作品展(5人展)」
作品展開催初日、たくさんの方に来場いただきました。
青空と葉を落とし始めた木々に囲まれた小さい町の公民館。


お隣の保育園児たちが来てくれました。
絵の前で飛び跳ねながらの鑑賞です。


動物の絵本にも興味津々、


コマヤスさんにお礼の絵を描いてくれてます。


午後は幼稚園からのお客様、みんなでお礼の絵本を制作中。

田中豊美さんの動物図鑑が人気、
幼稚園に購入していただくよう園長先生にお願い、
「DVDもついていて良い本ですよ」と㏚、小学館の回し者?

続いて小学校から5,6年生の来場です。

真剣に作品の感想を記入しながらの鑑賞、

さすが高学年ですね。


野呂昇さんの絵も人気がありますね。
一人の女の子が「私、この絵が一番好き!」と伝えに来てくれました。
我が家に飾っている「森の番人」です。

小学生には、この場所に旧小学校が建っていた頃のお話をさせていただきました。
戦争でお父さまを亡くされた田中豊美さんがこの場所で育ったこと、
この周りの山でお風呂を沸かす薪を集めたこと、動物を追いかけたこと、
「小学館図鑑NEO新版」には田中さんの絵が433点描かれていることなど。
この図鑑は自分で持っている子がたくさんいましたが、
その標本画を描いたのがこの町の先輩だと知る子は一人もいなかったのです。
子どもも先生も驚きの声をあげて、改めて図鑑に見入っていました。

私の一番の目的は、昇さんと田中さんの絵を同時に見たい、
そして子供たちにこの町の偉大な先輩のことを伝えていきたい。
二つの夢がようやく叶いました。
この作品展を開催していただけたことに心から感謝です。

田中さんへのメッセージ、「みんなの感謝の思い届け~」

グラウンドゴルフ仲間が友人を誘って来てくれます。



ご近所さんが田中さんの写真に遠い日を懐かしみます。

誰もが思わず「わぁ~、これって絵なの?」と声をあげてしまう。
小さい町からこの感動の様子を田中さんに届けたい!

「スマホもネットも使ってないんですよ」と田中さん。
後日の郵送しかないですね。


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作品展準備完了

2022-12-08 | 動物画家、田中豊美さん
「地域の画家・絵本作家作品展(5人展)」
準備完了、いよいよ明日から開催となりました。
この作品展に参加できない3人のコーナーが私の担当です。

昨日は自治会の役員さんたちがパネル設営、
大型絵画の運び込みを終了していました。

田中豊美さん野呂昇さんの同級生のおじいちゃん達大活躍。
東京から届いた田中さんの絵の梱包をほどきます。
何度も東京の田中さんと電話連絡をしながら決めたレイアウト、
前日に絵の位置をマスキングテープで記しておいたのでスムーズです。


感動の絵、触るのもヒヤヒヤです。

「これって絵なの?」写真より迫力があります。

ほとんどの絵はガラスなしで展示されています。
写真の許可もいただいているのが嬉しいです。
昨日お電話で「もう一枚発送しました、どこかに入れてください」
田中さんの大好きなアムールトラが一頭追加。
本のコーナーも盛りだくさんです。

昇さんのコーナーも完成、大作が並びます。


このパネルは娘さんの選んだ絵、優しい花のコーナーです。

3人目、コマヤス カンさんの絵本コーナー、
本だけでは寂しいので、絵本にちなんだ新幹線のプラレール、
明日きてくれる幼稚園、小学校の子ども達喜んでくれるかな?

作品の詳しい案内は後日。

作品展会場:松阪大石公民館
日時:12月9日~11日 10時~16時

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作品展の準備、レイアウト

2022-11-29 | 動物画家、田中豊美さん
「地域の画家・絵本作家作品展」の準備を進めています。
5人の作家さんからの作品リストも届き、レイアウト作りです。

東京にお住まいの図鑑標本画家 田中豊美さんからの作品は、
アムールトラ、アフリカゾウ、ユキヒョウ、ゴリラの原画も・・・
タイトルを見ただけでワクワクします。

私の持っている画集は「日本の野生動物」
日本には大型動物は少ないのですが、それでも迫力のある動物たち、
今回届く海外の動物はどんなでしょう、すごく楽しみです。

田中さんのコーナー、限られたスペースをどんなふうに展示するか?
ネットや画集に掲載の絵をPC画面に並べてみました。

サイズを正確に縮小するとパネルのイメージが分かりやすいです。
田中さんとは電話で話しただけですが、気さくに話せる優しい方、
「動物園でのスケッチブックも一緒に入れておきます」と嬉しい申し出。
作品の写真撮影やSNS発信の了解もいただけました。

昨年発行された「小学館図鑑NEO動物」から
今は絶版になっている本もたくさん集めました。

色々思いめぐらし、本を改めて読み返しています。
故郷での思い出話に出てくる場所や動物、今も変わらない風景と重なります。
昇さんの絵も森を描いたりイメージしたものが多くあるのです。
作品展の設置レイアウトを描きながら、
「田中さんの動物の先に昇さんの森が・・・」想像するだけで楽しいです。

作品の案内役は、昇さんと田中さんの同級生4人にお願いしました。
「絵の説明じゃなくて良いよ、幼い頃の思い出ばなしをして欲しいの」
仲良し同級生、戸惑いながらも喜んで引き受けてくれました。
皆で作り上げる作品展、あと少しで・・・
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アメリカフヨウ

2021-07-17 | 動物画家、田中豊美さん
夏が似合う花アメリカフヨウ、
今年も昇さんの庭に元気に咲き出しました。


太陽のイメージ、ダイナミックな花は一日限りですが、
たくさんの蕾が次々と大きい花を咲かせ元気を与えてくれます。

ハイビスカスの仲間ですが北アメリカ原産、毎年花を咲かせる宿根草です。
種まき、挿し木、株分けで増やせます。


昇さんと知り合って3年ほどですが、
ずっと以前から「アメリカフヨウの咲くお家」として知っていました。
車から眺めるくらいでしたが、近くで見ると迫力がありますね。

グラウンドゴルフを楽しんでいたら昇さん達の同級生
動物画家「田中豊美さん」から電話がかかってきました。
「週刊ポスト」に田中さんが「図鑑制作を支えるプロフェッショナル」
日本の動物生態画の第一人者との紹介記事が掲載されたことで
朝から話題になっていたところでした。

田中豊美さんの地元の同級生がクラブに5人もいます。
次々と電話に出て、昔の少年たちの声が弾みます。
故郷の母校のグラウンドでGゴルフに興じる仲間の声、
電話が切れた後、遠い都会で少し寂しく思い出してみえるかな。

コロナが終息し、ここで一緒に遊ぶ時間が持てたらいいね。
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