第14回日本計算工学会の講演申込期限が,
2月8日(日)まで延期されました.
現時点の講演申込数の情報が送られてきましたが,全体では結構な数です.
「可視化とCGの新展開」は,あと2つ,3つ.是非よろしくお願いします.
第14回 日本計算工学講演会にて,
「可視化とCGの新展開」というOSを企画しました.
趣旨は,
「成熟した感のある可視化であるが,大規模化,そして多様化するデータへの対応,視覚認知の考慮,本格的に普及しつつある立体視,低価格化したVR装置など表示手法を含めた新展開が始まりつつある.本セッションではそのような可視化と,その可視化を支えるコンピュータグラフィックスの新展開を含めて,この研究領域の可能性と将来展望について議論する.」
というものです.
サイエンティフィックビジュアリゼーションは重要なテーマです.
また,可視化は情報技術と結びつき,知識発見,知識抽出という方向性も強くなっています.流体情報学に関連するものや,実験と計算の融合システムなど,システム面の研究も歓迎します.
また,並列化手法,分散手法(マルチコア,GPGPUなどのメニ-コア,FPGAの利用)など,可視化やCGに関連すれば是非こちらに.
また,CGに関してはプレゼン技術,エンターティンメントへの応用など幅広いテーマからの発表も歓迎します.
第14回 日本計算工学講演会
日時:2009年5月12日(火)-5月14日(木)
場所:東京大学生産技術研究所(東京都目黒区駒場4-6-1)
なお,講演発表の申込みは,
http://www.jsces.org/koenkai/14/
からです.
OS11 : 可視化とCGの新展開
を選択してください.
講演申込締切日:2009年1月30日(金)
原稿提出締切日:2009年4月3日(金)
オーガナイザー:
白山 晋(東京大学),藤代一成 (東北大学流体科学研究所)
本体の方を忘れていました.
現在(2008/08/08)の最新版はJava SE 6 Update 10 Betaです.
ここでは,fixされたもののインストールを紹介します.URLは,
http://java.sun.com/javase/downloads/index.jsp
です.
1.
JDK 6 Update 7の横にある >>Downloadボタンを押す.
2.
Platform: Windows
Language: Multi-language
v I agree to the Java SE Development Kit 6 License Agreement
Continue >>
3.
Windows Offline Installation
jdk-6u7-windows-i586-p.exe (77.45MB)
を適当なところにダウンロード.
4.
jdk-6u7-windows-i586-p.exeを実行.
開発に関して必要なものをインストール(開発ツールのみの場合,300MB)
ここでは,インストール先を,C:¥Program Files¥Java¥jdk1.6.0_07とする.
(インストール先の変更も可能)
引き続いて,JREのインストールが行われる.
最低限はJava(TM) SE Runtime Environment(143MB)
5.
コマンドプロンプトからコンパイルを行う場合,パスを指定しておくと便利.
[スタート]メニュー → [マイコンピュータ]を右クリック → [プロパティ(R)]を選択する.あるいは,
コントロールパネルからシステムを選ぶ.
そうすると,"システムのプロパティ"というウィンドウが現れる.
→ 上の方に並んでいるタブの中から[詳細設定]のタブをクリックする.
画面の下の方(OKボタンの上あたり)の[環境変数(N)]をクリックする.
下側のシステム環境変数の変数名Pathを選択し,最後に,
;C:¥Program Files¥Java¥jdk1.6.0_07¥bin
を加える.
[Javaプログラミング] ブログ村キーワード
[Java] ブログ村キーワード
VisualBaseはJavaで作られています.このJava,結構バージョンアップの頻度が多く,さらにsdkなどダウンロードの方法が変更になることも多い.知的可視化の付録に書いた方法では環境が整えられなくなっています.
Java3Dも同様です.
現在のバージョンは,Java3D 1.5.1です.
インストールは以前のものよりも簡単になっています.
1.下記のサイトへ
http://java.sun.com/javase/technologies/desktop/java3d/
2.左のDownloadsの+Java3D 1.5.1へ
(Previous Releasesの一部はリンク切れ)
+からDownload Java 3D 1.5.1 Software へ
3.Platformを選び
I agree to the Software License Agreementをチェック
Continueをクリック
4.Windowsの場合,以下を保存後に実行してインストール
java3d-1_5_1-windows-i586.exe
"第21回計算力学講演会の講演申込期限を延長しました.
[NEW!]講演申込締切 2008年7月11日(金)"
との連絡がありました.よろしくお願いします.
日本機械学会第21回計算力学講演会で,
OS22 CGと計算力学/○鈴木克幸(東大),青木尊之(東工大),白山晋(東大)
を企画しました.可視化,情報系も歓迎します.どうぞよろしくお願いします.
開催日 2008年11月1日(土)~3日(月)
会場 琉球大学(沖縄県西原町)http://www.u-ryukyu.ac.jp/
講演申込締切 2008年6月27日(金)
講演会ホームページ http://www.jsme.or.jp/conference/cmdconf08/
補足です.情報系と書きましたが,可視化では,
http://www.cs.brown.edu/research/vis/docs/pdf/Chen-2007-HVP.pdf
(昨年のIEEE VisualizationのPanelです)にあるように,人間中心という考えや,認知に踏み込む研究が盛んになりつつあります.私自身は,
http://www.race.u-tokyo.ac.jp/~DVE1/documents/VSJ200707Shirayama.pdf
http://www.race.u-tokyo.ac.jp/~DVE1/documents/JAXAPlain200802Shirayama.pdf
といったことをやっています.この動機は,
http://www.race.u-tokyo.ac.jp/~DVE1/indexr2.html
にあります.データを媒質とする人間中心という考えです.
さて,上記の動向はCGの分野から生じているもので,そこに参入している研究者は日本では少ないのですが,そのうち盛んになるかもしれない...ということで,CGと計算力学のスコープに入れたいと思っているわけです.
"情報量は少なくても,見えないととても不便"ということを実感しました.
可視化講演会で新潟に行くことが決まり,試しに使ってみようと携帯に専用iアプリを仕込み,新幹線を予約.(予約は当日であれば楽で便利です.行く日を忘れていたりすると,入力時,あるいは入力後に不安になるかもしれません)
問題は,情報が携帯の中にあり,すぐには見えないということです.iアプリからの表示が必要で(画面メモができるような端末ならいいのですが),心理的に不安になります.
電子マネーでもそういう不安感はあるのですが,クリティカルな問題にはならないという漠然とした安心感がある,一方,上越新幹線のように本数が少なく,結構混んでいるものを利用した今回は何度か不安感を覚えました.
この手のシステムにはいつでもフォローできる仕組みが必要なようです.電子ペーパー付き携帯電話のようなもの,いずれ登場する,と予想だけしておきます.
セミナー講師を引き受けました.
残念ながら,時間の関係で可視化手法は詳しく説明できません.ただ,流れの数値計算手法との共通点は多いので,そのあたりを強調することで可視化についても理解してもらえるようにするつもりです.
日時:5月21日(水) 10:00~17:00
会場:産業科学システムズA会議室(東京・飯田橋)
http://www.ebrain-j.com/cgi-bin/seminar/date_results.cgi?date=200805
(リンク切れ:http://www.ebrain-j.com/cgi-bin/seminar/seminar_detail.cgi?id=20080521-0001&date=200805)
文化フォーラム新潟 "市民のための可視化講演会"の案内です.
日時:平成20年3月28日(金)17時00分~19時30分
場所:新潟市民プラザ (NEXT21ビルの6階)
プログラム,問い合わせ先は
http://www.ccr.niigata-u.ac.jp/event/2007/kashikakouen_080328.html
です.
日本機械学会年次大会(8月3日(日)~7日(木),横浜国立大学):
http://www.jsme.or.jp/2008am/
にて,下記のオーガナイズドセッションを企画しました.
J01 流体情報学と協調的可視化 (Fluid Informatics and Collaborative Visualization)
藤代 一成 (東北大),渡辺 崇 (名大) , 白山 晋 (東大) ,大林 茂 (東北大)
流体工学は長い歴史をもつ分野です.理論と実験(観測)が主流であったところに,コンピュータシミュレーションが持ち込まれたのが約50年前.10年くらい前からデータ同化を軸に実験と計算の融合が模索される中でHPC以外の情報技術の重要性が認識されるようになっています.その経緯は,「特集・流体情報と融合研究,日本機械学会流体工学部門ニューズレター2004年8月号」にあります.
http://www.jsme-fed.org/newsletters/2004_8/no5.html
そして,最近,ノウハウの蓄積・利用,機械処理援用など技術伝承や作業の効率化を主題とする研究が広まりつつあります.しかし,まだまだ研究者が少ないのが現状で,今後の展開が期待されるところです.
昨年に引き続き,
可視化情報シンポジウム(7/22(火)~23(水),工学院大学新宿校舎)
http://www.visualization.jp/event/detail/2008.html
のOS2 「サイエンティフィックアート」
藤沢延行(新潟大),白山晋(東大),井波真弓(白百合女子大)
にて講演を募集しています.
なお,可視化情報学会でのサイエンティフィックアートは,
http://www.vsj.or.jp/scivis/
を規範とするものですが,こればかりにとらわれることなく,工学と芸術の狭間のようなところに光を当て領域を拡大していくことも考えています.
コンピュータグラフィックスによる写実的表現もその一つでしょう.可視化した結果を美しいと感じれば芸術性が含まれることもあると思います.客観性が重視される結果の中に作り手の感性のようなものが含まれるということです.
また,技術計算の結果のデジタルコンテンツ化という観点も考えられます.
<参考資料として>
http://www.race.u-tokyo.ac.jp/~DVE1/temporary/temp2007external/tentative/DigitalContentSymposium2005sirayama.pdf
http://www.race.u-tokyo.ac.jp/~DVE1/temporary/temp2007external/tentative/Visualization200707EgawaShirayama.pdf
やはり,主観の存在と,相互作用が鍵になることは昨年来から明らかになってきたことです.がしかし,実際のところは,ボトムアップ的にサイエンティフィックアートという領域が形成されていくというところは変わっていないと思います.
是非,加担してください.
近未来の家電 ボタン、配線が消える!? タッチパネル、無線転送主流に(産経新聞) - goo ニュース
(↑リンク切れです.)
2008年1月の「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー」(CES)の報告記事でした.
インテルのモバイル端末,東芝の小型パソコン,サムソンのテレビの新しい入力デバイス(人の動きからの画像処理による入力),ソニーの無線転送付きビデオカメラなど.(2/22追記)
センサー技術の発展と普及,デバイスの低価格化がなせるものですが,まだインタフェースの面白さだけが注目されているように思えます.
生活の中に入ってくることを考えると,標準化を,ユーザーにまで拡げて,議論すべきだと思います.
見えるようにすること(そのときの,あるいは過去の状況・状態を視覚情報として記録するという意味で使われているようです)で情報量は確実に増えます.その点では可視化の特性が活かされるといえます.
一方,見えてしまうことで失われるものがある,という点には留意すべきでしょう.例えば,クロースアップ・マジックというものを考えてみるとよいでしょう.真ん中に入れたトランプの札が上に持ち上がることは物理的には有り得ないわけで,もし見えていなければ物理の原理が優先され,正しく判断できると思います(タネがわからなくても).
"見ているもの以外の情報にも注意を払うこと",これは自然現象や技術計算の可視化結果においても同様で,見ているもの以外の情報を取得するための工夫がなされています.ただ,完全とはいえないので,"見ているもの以外の情報にも注意を払うこと"は,可視化結果を解釈する上で常に意識する必要があります.

以前,ネットワークの可視化を集めたサイト:
http://vw.indiana.edu/07netsci/entries/
を紹介しました.我々のグループのもの:(9)と(10)の,(10)に関する論文が出ました.
M. Uchida, S. Shirayama: Formation of Patterns from Complex Networks, Journal of Visualization, 10.3, pp.253-255, 2007.
です.有り難いことに,(9)に関する問い合わせも多いのですが,現在原稿がほぼ完成,投稿の最終段階にあります.今しばらくお待ちください.