まずは,赤色レーザポインタを8本使った試作機で可視化できるかを確認しました.フォグマシンから供給したトレーサを用い,シート光で形成された面を観察すると,流動を視認できるのですが,光量不足は否めませんでした.そこで,レーザポインタを16本にしたものを製作(これも西日本工業大学の高藤先生に依頼).
写真中央下は,高藤研で製作した竹とんぼの発射台です(NHKの凄ワザに出たものの兄弟機).右上がシート光の生成装置.
竹とんぼを回転させて可視化.写真は手持ちのデジカメで撮ったもので見にくいのですが,肉眼ではきれいに翼端渦が観察できました.現在進行中の実験で,まとめたものは後日学会で発表します.
実環境下で従来法よりも安全なスリット光(シート光)の生成に目処が立ったので,流速計測へと進める予定です.トレーサをどうするかなどの課題は多いのですが,思い描いていたのものが一つ一つ具現化されていくというのはうれしいものです.