ビスケットのあれこれ

ビジュアル言語ビスケット(Viscuit)に関するあれこれを書いてゆきます.

プログラミング言語を作るということ

2015-08-19 08:42:37 | 1
ビスケットが作られて12年になるわけですが,ビスケットを脅かすような面白い言語はなかなか登場しないなぁと,寂しい想いもあります.昔はいっぱい登場した気がするんですが.

昨日,研究者の人たちに僕のビジュアル言語の新作とか見せてたときに,どうやって作っているのかわからないと言われまして.彼はコンピュータの専門家ではないけれども,研究で普通にプログラムは書いているレベルですが.

考えてみると,プログラミング言語って作るのは結構むずかしいんですよね.普通のプログラムより1ランク上のむずかしさがあります.それでも文字の言語に関しては,作るためのツールもよい本も昔からあって,作り方は知りたい人が知れる状態にはなっていると思います.逆に文字の言語は歴史が古すぎて新しいものを思いつく方がむずかしい.

それに対して,ビジュアルプログラミング言語ってすごい可能性があるんですよね.文字の言語には到底出来ないようなことが,簡単にできてしまう.これからはビジュアルプログラミングの時代だと僕が思ったのは20年くらい前なんですが(笑).

一方で,ビジュアルプログラミング言語の作り方って全然情報がないですね.僕は誰かに教わったとかじゃなく,独自に作って来たのですが.そんなにむずかしくはないです.ゆっくりと世の中が進んでいた時代ではそういう勉強の仕方でもよかったのでしょうが.いま,情報に満ちあふれて,ちょっと検索すればいろんなノウハウが簡単に手に入る時代に,ビジュアルプログラミング言語を作る方法だけ独自であみ出せって言われても,それは無茶な話なのかもしれません.

というわけで,ビジュアルプログラミング言語の作り方というか,僕がもっているノウハウをこれからどんどん書いて行くことにしました.もちろんビスケットの中身の話もあるでしょうが,僕自身他にもいろんなビジュアルプログラミング言語を作っているので,もっと範囲は広くなります.

という,自分に対する決意表明でした.忙しいので,ゆっくりやります.

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