●特集俳句400・2-9軒・小林逸翁1・2018-10-12(金)
○「牛小屋の軒の枝垂に柿のこる」(小林逸翁1)
○季語(柿・晩秋)(「俳句201406」より引用)【→特集俳句-索引1・索引2・検索3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:作者は牛小屋の中から窓の外を見ています。軒下に垂れている枝垂柿の枝に一個の柿が残っています。「木守柿」といえば冬の季語になってしまいますが。
●小林逸翁(コバヤシイツオウ)(1873~1957)
○好きな一句「九十九折のぼる山路の野菊哉」2
○季語(野菊・三秋)(引用同上)
【Profile】:山梨県出身。小林 一三(こばやしいちぞう)の俳号。実業家、政治家。阪急電鉄や宝塚歌劇団をはじめとする阪急東宝グループ(現・阪急阪神東宝グループ)の創業者。(「ウィキペディアより抜粋引用」)
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■「野菊(三秋)」の俳句10句
01「野菊道数個の我の別れ行く」(永田耕衣)『闌位(1970)』〈方法俳句13幽体離脱2〉
02「野菊にも雨ふりがちの但馬住」(京極杞陽)『但馬住(1961)』〈特集俳句142気象・雨〉
03「一目見て野菊の君と決めている」(佐藤風人)〈五感俳句198視覚12〉
04「野菊うつくしくドラム罐ころがして運ぼう」(野村満花城)〈好きな一句〉
05「野菊まで行くに四五人斃れけり」(河原枇杷男)『烏宙論(1968)』〈好きな一句〉
06「野菊晴とは美しき国の空」(水見壽男)『嬉戯(2012)』〈特集俳句298美し俳句〉
07「野菊晴鼻の欠けたる石仏」(矢島康吉)〈五体俳句349鼻3〉
08「野菊さくはうを西方浄土とす」(村越敦)〈好きな一句〉
09「野菊むら東尋坊に咲きみだれ」(高浜虚子)〈例句〉
10「九十九折のぼる山路の野菊哉」(小林逸翁)↑
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