●五感俳句0174・味覚014・相島虚吼01・2014-05-12(月)
○「桑の実や淡く冷たき雨の味」『虚吼句集』(1932)(相島虚吼01)
季語(桑の実・夏)
「桑の実」は食べたことがありませんが、外見はミニチュアの葡萄のよう。味はブルーベリーっぽいということですが。「雨の味」とは雨の恵みに打たれて育った味、ということでしょうか。
○相島虚吼(あいじまきょこう)(1867~1935)
代表句「朔日の花売来るや初夏の雨」『同上』02
季語(初夏)
茨城県生まれ。昭和日日新聞を創刊、主宰。茨城県より衆議院議員に当選。俳句は日清戦争のとき記者として従軍し帰国途中、船中で→正岡子規を知り、始める。→中川四明、寒川鼠骨らの満月会に入り「日本」に投句。子規没後は→高浜虚子に師事。大正13年「ホトトギス」同人。→俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)
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桑の実は我が家にあります。
黒く熟すまで待って食べるととてもおいしいです。口のまわりが真っ黒になります。あの順に開きましたら桑の実がありましたのでついコメントいたしました。ではまた。