●色彩俳句454・あを5・酒井和子01・2019-10-30(水)
○「無患子や身にたくはへむ空のあを」(『海燕』2002)(酒井和子01)
○季語(無患子・晩秋)(→「フランス堂」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「無患子むくろじ」は秋に茶色に実が熟れる木。実の中の黒い種は、羽根突きの玉に使われるという。むくろじの「実」にも、作者の「身」にも、たっぷりと秋の空の「あをいろ」をたくわえておきたい。
●酒井和子(さかいかずこ)
○好きな一句「父は背広で来るだらう瓜の馬」(「枻」201311)02
○季語(瓜の馬・初秋)(「俳句201401」より引用)
【Profile】:1935年神奈川県出身。1980年、「杉」入会。→森澄雄に師事。俳句をはじめる。1983年、「杉」賞受賞。「杉」同人。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます