●五感俳句0107・視覚06・伊東月草・2012-12-10
○「たれやらに似し雪だるま見て過ぎる」(伊東月草01)
季語(雪だるま・冬)
俳句はほとんどが「視覚」作用によって作られていますが、とくに「見る」などの言葉が入った句を視覚俳句に分類していきます。その雪だるま、立ち止まるところまではいかないまでも、目をくれながら過ぎました。
○伊東月草(いとうげっそう)(1898~1946)
代表句「山吹の咲き後れたる一枝濃し」02
季語(山吹・春)
長野県出身。俳諧を→吉田冬葉・→大須賀乙字に学ぶ。「俳画講座」「俳句講座」を刊行し、のち「草上」を創刊主宰する。古俳句研究に熱心で、作風は格調高く語彙も豊かである。
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