○五感俳句483・振動覚2・与謝蕪村08・2020-06-15(月)
○「おろし置笈に地震なつ野哉」(『蕪村句集』1784)(→与謝蕪村08)
○季語(なつ野・三夏)※「地震ナヘフル」のルビ有。【→五感俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「笈おい」とは修験僧などが仏具・衣類・食器などを入れて背負う、足つきの箱。「すわ、地震だ」と足を止めて夏野におろした笈が揺れる。今日は「明治三陸地震(1896)」の日。「此処より下に家を建てるな」の石碑が建つ。日本の歴史は地震の歴史である。
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