◯五感俳句065・温感01・茨木和生・2011-12-05
◯「患へる肝に温石あてにけり」(茨木和生01)
◯季語(温石・冬)
【鑑賞】:「温石(おんじゃく)」とは古くに、石を温めて真綿や布などでくるみ、胸や腹などを暖めるために用いた道具。肝臓を患っているのでしょうか。温石をあてがって暖めています。
◯茨木和生(いばらきかずお)
◯好きな一句「雪渓の汚れて堅き象皮なす」02
◯季語(雪渓・夏)
【Profile】:1939年奈良県大和郡山市生まれ。天狼青年俳句会で→山口誓子から直接指導を受ける。→右城暮石主宰の「運河」に入会、1991年に主宰を継承。「晨」「紫薇」同人。俳人協会会員、日本文芸家協会会員。第7句集『往馬(いこま)』により第41回俳人協会賞受賞。第11回俳人協会評論賞受賞。
↓
茨木和生掲載句
03常温の切れのよき酒青々忌(青々忌・晩冬)〈次元565・忌日(時間)17青々忌1〉2022/1/9
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます