●五感俳句0227・聴覚058・橘田春湖01・2015-05-18(月)
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○「ぬけ落つる瓦のおとや五月雨」(『春湖発句集』)(橘田春湖01)
季語(五月雨・夏) 「ぬけおつるかわらのおとやさつきあめ」(「日本名句集成(學燈社1991)」より引用)
【鑑賞】:屋根の瓦が一枚抜けて落下しました。あまりに強く降る五月雨の雨足の重みで、弛んで落ちたのでしょう。
○橘田春湖(きつだしゅんこ)(1815~1886)
○好きな一句「菜の花に入らんとするや走り波」(『同上』)02
季語(菜の花・春) 「なのはなにいらんとするやはしりなみ」(引用同上)
【Profile】:辻嵐外、巨谷禾木(こたにかぼく)にまなぶ。関為山、鳥越等栽とともに幕末の江戸三大家と称され、明治政府の俳諧教導職についた。甲斐出身。名は茂実。通称は幸蔵。別号に一笑、小築庵など。
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