●次元俳句0227・痕跡(空間)02・花の本聴秋01・2015-05-17(日)
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○「夏草や砲車の跡の縦横に」(花の本聴秋01)
季語(夏草) 「なつくさやほうしゃのあとのじゅうおうに」
【鑑賞】:「砲車」とは大砲に車輪をつけたもの。夏草の上を砲車の車輪の跡が縦や横に伸びています。まさに日本は戦争の時代の只中です。
○花の本聴秋(はなのもとちょうしゅう)(1852~1932)
○好きな一句「虹吐いて夏よせつけぬ瀑布かな」02
季語(瀑布・夏) 「にじはいてなつよせつけぬばくふかな」(「松本市浅間温泉不動の滝」に句碑)
【Profile】:美濃国に大垣藩士として生まれる。上田聴秋。明治期の俳人。俳号は不識庵。花本流派の11世宗匠で明治から大正期に京都の俳壇で重きをなした。書家としても優れた作品を残している。慶應義塾卒。 (「ウィキペディア」より抜粋引用http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E7%94%B0%E8%81%B4%E7%A7%8B)
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