●五体俳句0205・指010・保坂敏子01・2014-12-16(火)
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○「指切りし紙の白さや冬旱」(『芽山椒』1986)(保坂敏子01)
季語(冬旱) 「ゆびきりしかみのしろさやふゆひでり」
【鑑賞】:今日は「紙の記念日」。紙で指を切ってしまったことは誰しも一度や二度はあるでしょう。紙といえども油断はできません。「ふゆひでり」は太平洋側の言葉。日本海沿岸は雪にまみれた冬です。
○保坂敏子(ほさかとしこ)
●好きな一句「霜柱水の匂ひの未来都市」02
季語(霜柱・冬) 「しもばしらみずのにおひのみらいとし」
【Profile】:1948年、山梨県出身。→飯田龍太に師事し、1969年「雲母」入会。1989年「雲母」同人。「雲母」終刊後、「白露」創刊に同人参加。編集同人。
とても感銘を受けました。
どのようにしたらこのような、「水の匂ひ」や「未来都市」が引きだせるのでしょうか。
わが身の非才を感じます。