●挿絵俳句378・まじまじと・透次392・2018-5-12(土)
○「まじまじと飯の粒見る五月かな」(→透次392)
○季語(五月・初夏)【→Haiku and Illustrationへ →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
It is May!
Looking rice grains
full in the face Touji
【作句メモ】:記録的な冷夏による1993(平成5)年米騒動のさなかに詠んだ句。1994/6/5付朝日俳壇の→金子兜太先生選に入りました。「米で大慌てした事実を思い出させながら、米を主食にしているわたしたちの、米への日常心情をありありと感じさせてくれる。」とのコメントまで頂きました。インディカ米が投棄されるなどの悲しい事件を経て94年半ば、ようやく事態が収束に向かった頃「まじまじと」米粒を見たのであります。
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