○色彩俳句602・闇色2・坂本和加子01・2023-01-08(日)
○「暁闇に声あらはれて初景色」(坂本和加子01)
○季語(初景色・新年)(「『俳句年鑑』2017年版(角川書店)」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:「闇色」はただ一色ではなく、その季節や時刻によって千差万別の色合いを呈するだろう。「暁闇(ぎょうあん)」とは「月の落ちたあと、日の出る前の、やみ。あかつきやみ。」のこと。真暗闇よりも僅かに茜がかった闇の色といえようか。誰かの声によって暗闇から初景色が始まる。
○坂本和加子(さかもとわかこ)
○好きな一句「白梅や雨滴にこもる波がしら」02
○季語(白梅・初春)(「『俳人年鑑』2004年版(北溟社)」より引用)
【Profile】:1941年埼玉県出身加須市在住。「浮野」(→落合水尾主宰)同人。
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