●方法俳句0299・比喩(直喩)=ごとく029・つじ加代子01・2016-10-06(木)
○「下り簗鋼のごとき水奔る」(つじ加代子01)
○季語(下り簗・秋) 「くだりやなはがねのごときみずはしる」(→「俳人協会・俳句文学館」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「下り簗」とは、落ち鮎を捕らえるのに設ける簗。対して「上り簗」は春、溯上してくる鮎などを捕えるために仕掛けた簗。下り簗にかかる鮎は見当たらず、水だけが鋼の堅さで簗に流れかかります。
●つじ加代子(つじかよこ)
○好きな一句「春寒の杣小屋にある火消し壺」02
○季語(春寒) 「しゅんかんのそまごやにあるひけしつぼ」(「俳句研究198706」より引用)
【Profile】:1929年、和歌山県和歌山市出身。「蘭」「河」「晨」同人。2005年度和歌山市文化功労賞受賞。
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