俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

■色彩俳句530「緑蔭を看護婦がゆき死神がゆく」(石田波郷)

2021-05-12 04:56:00 | 色彩俳句

○色彩俳句530・緑4・石田波郷10・2021-05-12(水)
○「緑蔭を看護婦がゆき死神がゆく」(→石田波郷10)
○季語(緑蔭・三夏)【→色彩俳句-索引1索引2索引3索引4索引5 →俳人一覧(うえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】

【鑑賞】:今日は「国際看護師の日」。コロナ渦の看護師不足の中、離職中の潜在看護師の研修が話題となっている。かつて不治の病のひとつであった結核。常に死の影がつきまとう。石田波郷の一連の「結核病床俳句」の一句。当ブログの掲載の同様な句としては「→秋の夜オリオン低し胸の上」「→雑炊や頬かがやきて病家族」「→雪はしづかにゆたかにはやし屍室」がある。


コメント    この記事についてブログを書く
« ■五体俳句530「背泳ぎで友み... | トップ | ■方法俳句530「火の島へ礫と... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

色彩俳句」カテゴリの最新記事