○色彩俳句530・緑4・石田波郷10・2021-05-12(水)
○「緑蔭を看護婦がゆき死神がゆく」(→石田波郷10)
○季語(緑蔭・三夏)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】
【鑑賞】:今日は「国際看護師の日」。コロナ渦の看護師不足の中、離職中の潜在看護師の研修が話題となっている。かつて不治の病のひとつであった結核。常に死の影がつきまとう。石田波郷の一連の「結核病床俳句」の一句。当ブログの掲載の同様な句としては「→秋の夜オリオン低し胸の上」「→雑炊や頬かがやきて病家族」「→雪はしづかにゆたかにはやし屍室」がある。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます