●五感俳句352・嗅覚72・森野稔1・2017-10-9(月)
○「宿外れの微かな魚臭常山木の実」(森野稔1)
○季語(常山木の実・晩秋)(ヤドハズレノカスカナギョシュウクサギノミ)(「俳句界201611」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「常山木の実」:クマツヅラ科クサギ属の落葉小高木。日本各地の山野に自生する。八月から九月にかけて白い花をつけ。晩秋に光沢のある実が青紫色に熟す。実は、六から七ミリくらいの球形(「きごさい歳時記」より)。視界の隅の青紫の実とかすかな魚の匂い。晩秋の旅情を感じます。
●森野稔(もりのみのる)
○好きな一句「編笠の中はくらやみ風の盆」2
○季語(風の盆・初秋)(「俳句界201303別冊「平成名句大鑑」」より引用)
【Profile】:1943年富山県出身、朝日町在住。1982年「麓」(→齊藤美規主宰)創刊とともに入会。1994年編集に参加、「麓」同人。2010年「麓」終刊まで編集長。2010年「森」創刊主宰。現代俳句協会会員。富山県現代俳句協会事務局長。
おはようございます。
「編笠の句いいですね。」
風情がありますね。
踊る姿も浮かびます。
良い句のご紹介有難うございました。
良い一日を。