俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●特集俳句464・地理用語1-3(干潟)・武藤鉦二01・2020-02-07(金)
○「白魚啜る音して干潟のろうそく」(『羽後地韻抄』2003)(武藤鉦二01)
○季語(白魚・初春)【→特集俳句-索引1・索引2・検索3・検索4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:特集「地理用語」第3弾は「干潟」。「海程」の→金子兜太に師事した俳人の句であり、兜太の句「強し青年干潟に玉葱腐る日も」10を想起させる。「干潟」自体も晩春の季語のひとつ。
●武藤鉦二(むとうしょうじ)
○好きな一句「餓えは遠い記憶抱けば藁あたたか」(『羽後地韻抄』2003)02
○季語(無季)
【Profile】:1935年秋田県鳥海山麓生まれ。1946年田沢湖移住。1955年→西東三鬼に師事「断崖」入会。1957年「断崖」同人。1962年→金子兜太に師事「海程」入会。1964年「海程」同人。1967年角館・刈和野を経て、能代へ移住。「合歓」同人。「しらかみ」代表。『羽後地韻抄』で第29回秋田県芸術選奨受賞。