俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句0290・晩年(時間)01・菊地一雄01・2016-07-31(日)
○「晩年を少年とゐる夏の山」(菊地一雄01)
○季語(夏の山) 「ばんねんをしょうねんとゐるなつのやま」【→次元俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:晩年を迎えて一人の少年と夏の山に居合わせた場面。実はこの少年はかつて少年だった自分なのです。無垢の自分を愛しい眼差しで見つめる晩年の自分。
●菊地一雄(きくちかずお)
○好きな一句「明け暮れを山見てすごす白絣」02
○季語(白絣・夏) 「あけくれをやまみてすごすしろがすり」(→「俳句例句データベース」より引用)
【Profile】:1930年、東京都出身。十代の後半、肺結核を患う。→石田波郷の「借命」時代の俳句に出会い1950年「→鶴」入門。第1回「鶴」風切賞努力賞。1973年→森澄雄に師事。第7回「→杉」賞受賞。「杉」同人。1984年に「往還」創刊主宰。