俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○次元俳句0224・影(空間)07・山口草堂01・2015-04-26(日)
○「汐干潟誰もひとりの影を掘る」(山口草堂01)
○季語(汐干狩・晩春) 「しおひがただれもひとりのかげをほる」
【鑑賞】:潮干狩りの風景です。誰もが無心になって波打ち際の砂を掘っています。それは誰もが自らの影を掘っているかのようです。
○山口草堂(やまぐちそうどう)(1898~1985)
○好きな一句「砂丘の蝶一基の墓にたどりつく」02
○季語(蝶・三春) 「さきゅうのちょういっきのはかにたどりつく」
【Profile】:大阪市堂島出身。詩や小説を執筆し「新進詩人」「新早稲田文学」に同人として参加。1932年より「馬酔木」に投句、→水原秋櫻子に師事。1935年「馬酔木」賞受賞、同人。1932年創刊の「南風」主宰。『四季蕭嘯』で第11回→蛇笏賞受賞。
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山口草堂掲載句
03昼蚊遣簷ふかければくぐもりぬ(蚊遣・三夏)〈方法620・起因発見1〉2023/5/18