俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●色彩俳句0222・紅010・広渡敬雄01・2015-04-15(水)
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○「花冷や丸まりて紅鉋屑」(「俳句」201211)(広渡敬雄01)
〈べに・くれない 紅〉#d7003a
○季語(花冷・晩春) 「はなびへやまるまりてべにかんなくず」
【鑑賞】:職人の国です。木の国です。鉋屑はあくまでも薄く丸まります。削る材木の色である紅色に。師の→能村登四郎の句に「→削るほど紅さす板や十二月」があります。
○広渡敬雄(ひろわたりたかお)
○好きな一句「酒の息入れて風船子に渡す」(『遠賀川』1999)02
○季語(風船・三春) 「さけのいきいれてふうせんこにわたす」
【Profile】:1951年、福岡県遠賀群岡垣町出身。1990年、「沖」に入会。→能村登四郎に師事。2007年、「青垣」創刊参加。「沖」同人。「青垣」会員。『間取図』により第58回角川俳句賞受賞。
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広渡敬雄掲載句
03美濃和紙の裏の手触り今朝の秋(今朝の秋・初秋)〈特集447・旧国名俳句6〔美濃・岐阜県〕〉2019/9/6