俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●次元俳句057・高(空間)01・榎本冬一郎・2011-10-09

2011-10-09 00:11:02 | 次元俳句

●次元俳句057・高(空間)01・榎本冬一郎・2011-10-09


○「蟷螂の老いて太陽かな」(榎本冬一郎01)

季語(蟷螂・秋)

「蟷螂(とうろう)」とはカマキリのこと。老いた蟷螂は最後の力をふりしぼって鎌の前足を振り上げています。その上空の太陽はあくまでも高いところにあります。

 

榎本冬一郎(えのもとふゆいちろう)(1907~1982)

代表句「日向ぼこよりすっぽりと老婆が抜け」02

季語(日向ぼこ・冬)

和歌山県田辺市出身。1929年ころより句作をはじめ「倦鳥」「懸葵」等に投句する。1935年小山寒子らと「青潮」を創刊。それを機に「馬酔木」に加入。1938年警察官として奉職。「深青集」投句を機縁に→山口誓子に師事、「天狼」創刊とともに同人となる。その後警察署長の任にあった。高橋力らと俳句の庶民性、社会性を指向し、1950年「群蜂」を創刊主宰。

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