俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●色彩俳句056・茄子紺01・皆川盤水・2011-10-05
○「茄子の紺夕べ放ちし犬帰る」(皆川盤水01)
○季語(茄子・晩夏)
【鑑賞】:昨夕に野に放った犬が今朝には帰ってきました。捨てようとしたのでしょうか。それとも犬の力を試したのでしょうか。茄子の紺色が畑に輝いています。
○皆川盤水(みながわばんすい)(1918~2010)
○好きな一句:「氷水いたこの席にとどきけり」02
○季語(氷水・三夏)
【Profile】:福島県いわき市生まれ。少年時代は兄、皆川二楼の「鹿笛」に所属し学ぶ。大連在住のころは金子麒麟草らの指導を受ける。戦後は「かびれ」「雲母」に投句。戦後「風」に同人参加し、1966年主宰誌「春耕」創刊。1994年、76歳のとき第6句集『寒靄』にて第33回俳人協会賞受賞。
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皆川盤水掲載句
03電柱に搦みて伊賀の葛の花(葛の花・仲秋)〈特集俳句450・旧国名俳句9〈伊賀(三重県)〉2019/9/27
04枯木山朝は密なる鳥の声(枯木山・三冬)〈特集俳句561・今年の漢字10(2020)「密」〉2021/12/17