俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句029・嗅覚06・西島麦南
○「墓掘の膚土くさき二月かな」(西島麦南01)
季語(二月・冬)
墓を掘るひとの膚から土の香りがしています。まだまだ春遠い二月のことです。
○西島麦南(にしじまばくなん)(1895~1981)
代表句「襟巻や畜類に似て人の耳」02
季語(襟巻・冬)
熊本県植木町出身。岸田劉生に接近する一方、武者小路実篤らの「新しき村」に参加。のち岩波書店に勤務する。。俳句は「雲母」に拠り→飯田蛇笏に師事。みずから「生涯山廬(さんろ)(蛇笏)門弟子」と称した。第4回人間文化賞受賞。
西島麦南掲載句
2013/01/16 03足袋白く人の愁にまじりけり(足袋・冬)〈色彩・白〉