本当は楽しい英文法(オックスフォード1人暮らし日記)

中世の建物と若い学生の街-オックスフォードでクラッシックギターと向きあう第二の人生
今度は英文法をご一緒に!

本当は楽しい英文法 compliment と complement

2019-07-21 18:17:34 | Weblog

 

ようやく我が「著書」が7月17日に完成、見本が5冊送られてきました。 発売は今週木曜日、7月25日です。

思えば去年の1月に出版経験の豊富な先輩講師をレストランに招待して、原稿は完成しているのでなんとか出版社や編集者を紹介して欲しいとお願いしました。 「いいわよ。」という返事でしたが、いつまで待っても反応はありませんでした。 当然ですね。 自分で努力せず、 人をあてにしてうまくゆくはずはありません。 そこで、思いつく限りの出版社に「企画書」を送り、何通もの「お断り」の手紙、メールをいただきました。 くじけそうになった4月ごろ、ようやく二つの出版社から「お目にかかってお話を・・・」という連絡を受けました。 4月16日、ついに今回の出版社の編集者と会って話すことに。 私の長年の夢のタネから双葉の芽が出た瞬間でした。 あれから1年余、ついに出来上がりました。

アメリカからの一時帰国中に体験入学させてもらった日本の中学の英語の授業で:Is this an apple or an orange?  という日本の英語の教科書の文に触れて、「ママ、この人、目が見えないの?」と言って私の目からウロコを落としてくれた息子。 彼の日本での珍体験談が私の本を書くきっかけでした。 

目が見えるのに「これはリンゴですかみかんですか?」とは聞かないもんね!

ダメ押しは、同じく体験入学時の授業で、I am Taro.の疑問形は? の質問に What's your name? です、と答えて、あえなくアウトの判定を受けた時の彼の衝撃。 正解はAm I Taro?  だって???

まさか! 記憶喪失かい?? 

これらのエピソードは「著書」の「まえがき」と「あとがき」に書きました。 私の「英語教育」の原点です。

出版の難しさも良い勉強になりました。 タイトルや帯に書かれているキャッチフレーズは、私のような「新人著者」の場合は、「営業」が考えるものでした。 このブログからとった「本当は楽しい英文法」というタイトルはインパクトのなさでアウトでした。

良い「編集者」に恵まれることが何よりも大切であるというのもよくわかりました。 

多くの人々の協力でやっと本ができるのだということもわかりました。 だからこそ、多くの読者を得てお世話になった方々に報いたいものだと思います。 それが、私が本を書きたいと思った動機「私が教室で直接お目にかかれない人々にも英語の楽しさを伝えたい」でもあるからです。

さて、発売されると、私としてはお世話になった方々に「謹呈本」を送ることになります。 「サイン入りの本待ってますよ。」などと言われています。

こういう時は英語では: with the compliments (謹呈)という言葉を添えるのだと思います。

compliment は:動詞では、〜を褒める

       :名詞も同じスペルで、 賛辞/お世辞/祝辞と言った意味です。

       :形容詞は、complimentary  です。 complimentary ticket (無料招待券)


complimentary copy (謹呈本)に with the ompliments of ~ (〜より謹呈)の言葉を添えて贈ります。

綴りが似た言葉に、complement があります。 これは補足するものという意味です。 私たちに馴染みがある言葉としては文法の「補語」です。 主語+動詞+補語 (S+V+C) I am a teacher. のような文で主語=補語 I=a teacher と主語を補う言葉のことでしたね。 (忘れた方は私の本を参照して下さい。

 compliment と complement,  ややこしいですね.

ややこしい、厄介、複雑というのは:complication です。  やれやれ。

それでは本屋さんで、あるいは Amazonで、私の本に触れてみてくださいね!