私の「著書」は、ゲラ刷り→校正と進み、後は印刷を待つばかりになりました。 イラストのゆりちゃんが表紙になっています。どんな風に出来上がるのかドキドキです。
今月初めに恒例の田園調布雙葉学園のスピーチコンテストの審査員の仕事が終わったので、先月体調を崩してきちんとお片づけしないで帰ってきてしまった別荘に戻り、先生の診察も受け、ついでに八ッ場ダムのそばの川原湯温泉に1泊してきました。
以前はゆりちゃんを乗せて別荘に通った道も、もうすぐ八ッ場ダムの水底に沈むことになります。 川原湯温泉も元の街は湖底に。 15軒あった宿も山の方へ移転して営業を続けるのは5軒になったそうです。 美しい自然を壊し、多くの人々の生活を変えてしまったダムは何のお役に立ってゆくのでしょう?
さて、例のごとく高速のSAのトイレで!
「トイレットペーパーを床に捨てないでください。」の訳は:
Please refrain from throwing the paper on the floor. です。
(私も中国に行って初めて知ったのですが、 排水事情が良くないので、家庭ではトイレにぺーパーは流さず、カゴに捨てます。 でもつい癖で流してしまいましたが。 パリのルーブル美術館のトイレも中国からの観光客が増えてから大変なことになっていました。)
そういう事情はさておき、掃除の方にとって大量の使用済みのペーパーが床に捨て置かれるのは困ることでしょうから、 やんわりと「お断り」を伝えたいですね。 その「やんわり」がこの例文のrefrain from~です。 don't ~ と言わないで、やんわりと 「〜を慎んでください。」というときに使います。
英語には敬語や丁寧語はないといわれますが、実際には色々「気を使った」言葉はあります。もちろん!
ものを訊ねるときの「いま何時ですか?」も:
What time is it? → Please tell me the time. → Could you tell me the time, please?
とだんだん丁寧になります。 ていねいにいう言い方には色々ありますが:
1 過去形にする。 I wondered if you were free this evening.
(もしかして今夜おヒマでしょうか?)
2 進行形にする。 I am hoping you can lend me ¥1000.
(1000円 お借りできないかな? なんて)
3 助動詞の過去形で。 What would you like to drink?
(お飲み物は何になさいますか?)
4 仮定法でいう。 I wonder if you could lend me ¥1000?
(もしかして1000円かしてもらえません?)
などです。 日本人は日本語の敬語を使えるかどうかで教養を計ったりします。
英語で話すときも、やはり敬語的な使い方は意識したほうがいいのですね。