本当は楽しい英文法(オックスフォード1人暮らし日記)

中世の建物と若い学生の街-オックスフォードでクラッシックギターと向きあう第二の人生
今度は英文法をご一緒に!

本当は楽しい英文法ー北欧旅行 7日目 コペンハーゲンー人魚姫

2018-09-14 10:10:52 | Weblog

コペンハーゲンの名所といえば「人魚姫の像」で、市内観光でも外せないようですが、ガイドさんが「世界3大がっかり名所の一つ」と前置きするほど、噂にたがわず小さな像で「これが?」という感じです。 パッと見た感じ脚も見えるし、「人魚なの?」とも。 ちなみに、「3大」とは:人魚姫像のほか、ベルギーの小便小僧とシンガポールのマーライオンだそうです。 これで私は「世界3大がっかり」を全部見たことになりました。

でも、もし誰も周りにいなくて、遠目にみたら、その寂しげな様子に心打たれるかも知れないと・・・わたしは、「3大」の中では一番人魚姫が好きになりました。

お次は、ローゼンボー宮殿宝物殿。 ヨーロッパの王室ってたくさん宝物をお持ちですね。

 

ポーランドに行ったときのワルシャワの宮殿を思い出しましました。 アマリエンボー宮殿(現在の王室の居城)の玉座。

 

出来れば劇場内部をみたかったオペラ座の外観。

デンマークといえば「ロイヤルコペンハーゲン」「デイニッシュパン」が有名ですが、今回のツアーには、その工場やお店の見学は含まれず残念でした。 

最後に自分用に買ったおみやげです。 人には買ってもなかなか自分のものには手が回らず、少しだけ。

ノルウェーのヘラジカと尻尾が素敵なフィンランドのムーミンのバッグ・チャーム。

 

 

必要に駆られてノルウェーの空港で買ったボールペン。

フィンランドの人気ブランド「マリメッコ」お高いですが、ここまで小さいものなら買えます。 小さなポーチ。

主人が欲しかった、フィンランドのイッタラのグラスは帰国してからアウトレットで買いました。

初めての海外ツアー旅行は無事終わりました。 「団体ツアー」とは、本で言えば「目次」のようなものなのですね。 パラパラと見て、 本当にじっくり見たいところは自分でもう一度行くということでしょうか?

もしまた行けたら、 ベルゲンのグリーク音楽ホールでコンサートを聴いて、キャビアの前菜が出る良いレストランで美味しい北欧料理が食べたい。 フィンランドではシベリウスが歩いた湖畔を散策し、ムーミンの村を訪ねたい。 また、マリメッコやイッタラに代表される北欧デザインのお店に行ってみたい。 ヘルシンキ中央駅から列車に乗って国境を越えて憧れのサンクトペテルブルグに行き、エルミタージュ宮殿を見てマリンスキー劇場でバレーが観れたら最高です。

長旅おつきあい頂きありがとうございました。

 


本当は楽しい英文法ー北欧旅行 7日目 コペンハーゲンーアンデルセン

2018-09-11 22:50:52 | Weblog

北欧の旅の最終章はアンデルセンの国デンマークのコペンハーゲンです。

街に入ってまず驚いたのが、 自転車の多さと自転車道の整備されていることでした。

きちんとヘルメットをかぶった多くの人々が自転車で行き交っています。 特に面白いと思ったのが、写真の乳母車のような自転車です。 子供が二人乗っているのもありました。 ママだけでなくパパが運転しているものも。 エコですね〜!

運河の向こうに見える建物の一つにアンデルセンが住んでいたそうです。

小学校3年生の頃に買ってもらった本。 世界名作童話全集です。 12冊あって、アンデルセンの童話やグリム童話などがあります。 私が子供のころは、テレビも今のようにいろいろ子供番組も無く、暗記するほど毎日読みました。 大人になって、海外にいる間は実家に預け、半世紀以上の間この12冊はボロボロになっても私のもとを離れませんでした。 

孫に読んであげたら、言葉使いが少し古めかしくてわかりづらいようでした。

 

挿絵も大好きでした。 海つばめパンを踏んだ娘)の挿絵

 

みにくいアヒルの子、白鳥の王子、雪の女王、マッチ売りの少女、人魚姫・・・アンデルセンの童話は子供のためのお話しですが、日本の昔話にくらべて、どこかきびしい、胸の底がチクリと痛むようなお話が多いように思います。 

個人の旅行なら、ふと立ち寄ったカフェで隣の席の人としゃべったり、お店の人といろいろお話も出来ますが、時間が限られたツアーでは直に町の人と触れ合う機会はほとんど無く、残念ながらデンマーク人の「心」に触れる機会はありませんでした。 厳しい冬がある北の国だから、ここの人の心にもある種の「厳しさ」があるのかもと思ったのですが。

次はガイドさんによると「世界3大がっかり」の一つ、人魚姫の像の見物へ向かうことに。


本当は楽しい英文法ー北欧旅行 ヘルシンキ 6日目 ヘルシンキ最終日

2018-09-07 12:47:36 | Weblog

ここで少し、言葉について触れておきたいと思います。

他の北欧の国々とフィンランドは言語が異なります。 街角の標識は、フィンランド語とスウェーデン語が併記されていますが、住民の9割はフィンランド語を使っているとガイドさんは言っていました。 

これはアイノラの館に書かれていた開館時期のお知らせですが、 フィンランド語が日本語に似て、母音が多く又単語が母音で終わることが多いことがわかります。 アイノラだって、英語を話す人々が不得手な母音の重なり[ア+イ]があります。 又、「ノ」「ラ」 も母音で終わります。

私は、今月から東京都のオリンピックボランティアのための英語/おもてなし講座を受け持つことになっています。 今回、旅行者として、北欧に行ってみて、英語の普及率の高さに驚きました。 ホテルのフロントはもとより、前述の鉄道の案内所においても、レストランのウェイター、パンを運んでくる女の子に至るまで英語は完璧でした。 スーパーのレジでも英語は普通に通じました。 日本があと2年でこの水準になれるのでしょうか? 

北欧の国々の言葉は、英語、ラテン語系の言葉がある程度わかる我々夫婦にも、さっぱり「とっかかり」の無い言語でした。 英語とは、かなり異なっている言語だと思いますが、彼らが話す英語は不自然さの無いきれいな英語でした。 どんな学習法が使われているのか知りたいものです。

観光に戻ります。 フィンランド観光の最後は、岩をくりぬいて造られたテンペラウキオ教会でした。 前日に観光が予定されていたのですが、結婚式が行われていて見学できなかったのです。 

フランスにいたとき、クリスマスにお客を案内してノートルダム寺院に行ったら、観光客がぞろぞろ歩いている横でクリスマスのミサが厳かに行われていて驚いたことがありました。 フィンランドでは宗教行事が行われているときは観光は出来ないというところが多かったようです。)

自然の岩肌そのままの美しさを生かした岩壁の前に置かれたパイプオルガン。 天井からは自然光が差し込んでいます。

 

祭壇背後の壁は、氷河時代の岩の割れ目が使われているそうです。 シンプルで美しい祭壇。


教会外観。音響効果にも優れているそうで、コンサートの貼り紙がありました。

次は旅の最後の国、デンマークです。


本当は楽しい英文法ー北欧旅行 ヘルシンキ 6日目 ヘルシンキ中央駅

2018-09-05 20:44:05 | Weblog

次の日は午前中が自由行動だったので、ホテルから歩いてすぐの、昨日アイノラからの列車が到着したヘルシンキ中央駅に行き「なぜ」そもそも「アイノラ駅」をフロントが知らなかったのはなぜ? 旅行情報誌にきちんと書いてなかったのはなぜ? ネット投稿者の中には、明らかに違った駅に降りて現地の人に尋ねながら、長距離を歩いて辿り着いたらしい人がいるのはなぜ? ちゃんとアイノラ駅はあるじゃない)の答えを探そうということになりました。

モスクワ/サンクトペテルブルグとヘルシンキを結ぶ国際列車も一日数本が発着するという中央駅。 昔から行ってみたいと憧れているサンクトペテルブルグにヘルシンキからの鉄道のルートがあると初めて知りました。


自動券売機もありましたが・・・貼り紙が。 故障中? 天使2号がおっしゃってましたね。


駅には大きなインフォメーション・センターがあり、まずは日本人のいるカウンターがあったので日本語で「なぜ」について尋ねてみました。 観光案内以外のことは鉄道案内の方へ行ってくれと言われ(ごもっとも)鉄道のカウンターへ。 そこは主に切符のキャンセルや買い換えの相談、行先変更の相談などをするところらしいので、我々のような疑問はまず無いのでしょう。 相手をしてくれた駅の係はとても親切で、「乗り気」です。 「詳しい人に訊いてくる。」と何処かへ? しばらくするとメモをもって戻ってきました。 彼によると、「Ainola 駅は、駅そのものは昔からあったが、駅名が数年前に変更になった。」とのことで、古い駅名を書いたメモをくれました。

(2015年 7月1日 Kyrölä  から Ainola に駅名を変更 というメモ書き

日本の様に鉄道が多くの人の日常の足ではないのかも知れません。 そのため、駅名の変更など現地の人々に知られていなかったのでしょうか? 

一応は納得してホテルに戻り午後からの観光、岩山をくり抜いて出来た「テンペリアウキオ教会」に向かいました。

 


本当は楽しい英文法ー北欧旅行 ヘルシンキ 5日目夜 シベリウス も通ったレストラン

2018-09-03 16:42:54 | Weblog

出発前にわざわざ日本から電話して現地で泊まるホテルのフロントに尋ねても、そもそも「アイノラ駅」をフロントが知らなかったのはなぜ? 旅行情報誌にきちんと書いてなかったのはなぜ? ネット投稿者の中には、明らかに違った駅に降りて現地の人に尋ねながら、長距離を歩いて辿り着いたらしい人がいるのはなぜ? ちゃんとアイノラ駅はあるじゃない!

私たちがアイノラの館の女性(=天使2号)から得た情報は正しく、Ainola と駅名が書かれたホームに列車はほぼ時間通りに入ってきました。 無事乗りこみ、まわってきた鉄道員らしき人に切符を求めると、自分達はセキュリティーの者で、切符は売らないという。 30分はすぐに経ち、切符を買うすべもないままヘルシンキに到着。 駅には改札口はなし。 結果的にタダ乗りに・・・。


「なぜ?」は解決しないまま、夕方の自由時間はシベリウスがよく行ったというレストラン、「カッペリ」(Kappeli) で食べる事にして予約してもらいます。 タクシーはだいたい安全とのことで、ホテル前で運転手と交渉していると、通り掛かりの(たぶん駐在員?)の日本人紳士が「お話ししましょうか?」と代わって話して下さいました。 ご親切さま。

正直なところ、ツアー旅行では現地の一流どころの料理にありつくことは難しいようです。 団体は受け付けないことが多いからです。 

到着したレストラン・カッペリは、旅行誌には「多くの文化人にも愛された」とあり、シベリウスもそのバーによく通ったとか。 素敵な構えです。 夏の短い北欧らしく、屋外のテラス席も満席です。

当日の電話でよく取れたな〜!と思えるほどの盛況です。 

さすが、お味もサービスも一流です! 

メインはもちろんサーモンです!

美味しかったです。❤️

主人はどうしてもアイノラ駅のなぜ?を解決したい様子です。 それは翌日にまわして、今宵は美味しい北欧サーモンとワインで


本当は楽しい英文法ー北欧旅行 ヘルシンキ 5日目午後 アイノラ駅

2018-09-02 11:45:49 | Weblog

カフェは閉まっていて・・・トイレは・・・? などとウロウロしている時に声をかけてくださった方がいました。 上品な女性で、きれいな英語です。 胸のバッジから案内の方だと判ります。 「ヘルシンキに戻る為のバスの停留所はどこでしょうか?」と尋ねました。 「バスより列車のほうが早いですよ。」と言われるので、「でも、ここから鉄道の駅まで歩いて30分はかかるのでしょう?」と言うと、「歩いて10分ですよ。 わたしが毎日通っているのだから間違いありませんよ。」 「駅に券売機がありますが、もしこわれていたらヘルシンキまでfree (ただ)ですよ。」などと笑ってアドバイスをくれました。

旅行前に調べた体験記にも、旅行案内書にも、鉄道の駅とアイノラの家とは歩いて1時間以上とか、30分とか書いてあったのでバスに決めたのでした。 「駅まで10分って?」でも、その女性がいい加減なことを言っているとは思えません。 バス停も分からないし、帰りは鉄道にしようと決めて歩くことに!

言われた道を歩いていくと、向こうに列車が走っているのが見えました。 確かにそこまでなら歩いて10分足らずです。 駅舎らしいものは見えませんが、階段があるので登って行くと、長〜いプラットホームのようなのがあって、 その上をスケートボードで遊ぶ青年や、小さな子どもを遊ばせているお母さんがいました。 改札口は無く、駅員さんらしい人はいません。 ここは駅? ヘルシンキはどっちだ?


プラットホームは新幹線が停まれるくらい長〜くて、先程見えた短い3両編成くらいの列車がどのあたりに停止するのか? とりあえず真ん中あたりで待つ事に。 

電光掲示板はあって、「ヘルシンキ」の文字と時刻が出ています。 こちら側でよさそうです。 見つけた券売機は壊れているのかいないのか、勿論買い方も判りません。 列車内で買うことにしました。 先ほどの女性のアドバイスのお陰で心配せずに済みました。 

さて、列車は来たのでしょうか? 先ほどの女性は天使2号だったのでしょうか?


本当は楽しい英文法ー北欧旅行 ヘルシンキ 5日目午後 シベリウスの家

2018-09-01 10:59:47 | Weblog

は〜るばる来たぜアイノラへ〜🎵 

ジャン・シベリウス (1865〜1957)はフィンランド を代表する作曲家です。

もっと古い時代の人かと思っていたら、わたしの祖父とほぼ同じ年代です。 そして1957年(昭和32年)没と言う事は、私もしばらくは彼と同じ空気を吸っていたと言う事になります。 5歳年下の奥様アイノさんとの間にお嬢様達がおられたので、お孫さん達は私の年代と言うことになります。 この日はちょうどシベリウス ファミリーの パーティがお庭で開かれていました。 その為カフェはお休みでした。 少し残念。

検索した情報の中には室内撮影不可と言うのがありましたが、OKでした。 

シベリウス が弾いていたピアノが置かれた部屋がまずは最初です。

ガイドはありませんが、 入口で各国語で詳しく書かれた案内書を渡してくれます。

日本語版をお借りして読みながら各部屋を見学。

寝室の壁際には帽子とステッキが置かれていて、いまにも「散歩にでかけるよ。」と言った風情です。  まだ、住人の息遣いが残っているようです。 

蔵書が書棚にならぶ書斎やお客のざわめきが聞こえてきそうな椅子やテーブル。

たっぷりと室内を見てまわり、お庭に出て、多分アイノさんが植えられたものもあるのだろうと思いながら、花々の咲く小道を抜けてシベリウスが眠るお墓に行きました。

最後にアマオケのメンバーへのお土産の綺麗なしおりを購入。 「30枚ください。」というとすこし驚かれましたが・・・。

旅の目的を果たし、シベリウス の息吹きに触れ、満足。 

さて、帰路は? ここで空からの天使第2号の登場でした。