本当は楽しい英文法(オックスフォード1人暮らし日記)

中世の建物と若い学生の街-オックスフォードでクラッシックギターと向きあう第二の人生
今度は英文法をご一緒に!

本当は楽しい英文法 dress

2019-01-27 21:52:06 | Weblog

目の手術の後、初めて電車に乗ってのお出かけで主人と紀尾井ホールのコンサートに出かけました。

曲はバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ。 無伴奏ですから、ステージには演奏者がたった一人でスポットライトを浴びて立ちます。 一丁のヴァイオリンからいくつもの音の糸が重なって紡ぎ出され、絡まって空間を満たします。

若き演奏者、辻彩奈さんは黒一色のドレスでこの大曲に挑戦されました。 素晴らしかったです。

ドレスは英語ではdress,  冠詞をつけてa dress といえば、普通名詞の可算名詞で女性の服、肩から腰の下まであるものをいいます。 Tシャツなんかじゃなくて。

冠詞をつけないでdress と言う場合は不可算名詞で(a/an つけません)「衣装」と言う感じの意味になります。 

national dress (民族衣装) evening dress (夜会服)

She looks nice in ( an) evening dress. 

動詞としてのdressでは、自動詞 = 服を身につける/着る となり:

It takes me a long time to dress in the morning.

(私は、朝、服を着るのに長い時間がかかります。)

他動詞 = 服を着せる  では:

Would you please dress the children?(子供達に服を着せて下さいます?)

となり、undress はその反対で脱ぐ(脱がせる)になります。

もう少しくだけた言い方では、get dressed が多く使われます。

Get dressed at once!  (すぐに服を着なさい!)

後に続けて着るもの(衣服など)=目的語、を言う時には、put on (着る)take off (脱ぐ)を使います。

I usually put on a sweater when I go out, but it was so warm this morning that I took it off while I was walking.

(出かけるときはセーターを羽織るのですが、今朝はとても暖かかったので歩いているうちに脱いでしまいました。)

<彼女は黒いドレスを着ていました。>

と言う言い方にはいくつかあります。

She was dressed in a black evening dress.  

She was wearing a black evening dress. (主に英国)

She had on a black evening dress. (主に米国)

 

≪よく使われる熟語≫

well dressed  身なりのよい、りっぱな服を着た

dress code  服装規定 

そろそろ春の服を着ておしゃれしてお出かけしたいですね。 

 


本当は楽しい英文法 cataract

2019-01-18 23:14:46 | Weblog

12月のクラスのとき、テキストがかなり読みづらいことに気がつきました。 生徒さんの顔も霞んで見える。 眼科に行くと、白内障だと。 白内障って、年齢とともにゆっくり進むものと思っていましたが、急性もあるとのこと。 

白内障を辞書で調べると、英語では、cataract 。 「瀧」と同じ語源だそうです。 古代の人が、濁った水が目の中に頭から流れ込んだせいだと考えたからだそうです。 

そう言えば、昔行ったブラジル国境のイグアスの滝は現地の言葉では、Cataratas do Iguaçu と言いました。 ポルトガル語は英語の語源によくあるラテン語系です。 ものすごい水流の迫力と轟音に、思わず引き込まれそうになりました。

(古い写真をスマホに取り込むためにオモイドリというアプリを使いました。)

世界3大滝のもう一つ、ナイアガラの滝はカナダと米国の国境にあり、イグアスと違ってすぐそばまで車で行けるし、夜はライトアップされたりで、かなり俗化している感じでした。 

 (カナダ側)

(米国側)

 

 
(滝つぼ近くまで遊覧船で行けます。)

こちらはそのまま、英語で、Niagara Falls です。 
この水煙の感じが語源かと思いました・・・。 手術前は、まさにこんな感じで、世界が霞んで見えました。 手術を受けたら、すっかり視力が回復し、ブラウン管テレビが8Kテレビになった感じです。 

目も回復しましたので、今年もご一緒に英語の面白さを探してゆきたいと思います!
 
 

本当は楽しい英文法 holiday と holidays

2019-01-06 15:10:10 | Weblog

 

平成最後の年末、第九は豪華にもサントリーホールにて。

やはりプロの合唱は感動します。 耳が聴こえなくなっても作曲を続けたベートーベンは偉大です。 けれど、彼は数百年も後に、遠く離れたアジアの国の人々までが自分の作った曲を聴き、感動するなんてことを想像したでしょうか? 

 

そして、めでたく歳は明けて2019年の夜明けです。 今年は無理な夜なべはせず早起きしておせちを仕上げる手はずにしたので、テレビで富士山の初日の出を見ながらおせちのテーブルを飾りました。

ドアの飾りは七福神。

今年は私の英文法の本が出版の運びとなりました。 このブログの題名の「本当は楽しい英文法」にしたいと思っています。 ベートベンとは比ぶべくもありませんが、出会ったこともない人々に自分の考えを伝えることができるというのは、何と言っても嬉しいことです。

さて、クリスマスやお正月の休日は英語では、holiday です。 欧米ではお正月は日本のようには祝いませんので、年末から新年にかけての休暇は Christmas holiday と言います。

We get ten days’ Christmas holiday this year. (今年は10日間のクリスマス休暇だ。)

ただし、 アメリカでは vacation の方が休暇という時には使われます。 この語は、もともとは、イギリスで「大学の休暇」という意味で使われていたそうです。

また、長い休暇になると、 holidays と複数になるようです。

summer holidays のように。

新天皇の御即位で5月は「大」連休になるそうですが、1ヶ月以上たっぷり夏休暇を取るのが当たり前の欧米から見れば、10日ばかりの連休はどうってことないのでしょうね。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。