本当は楽しい英文法(オックスフォード1人暮らし日記)

中世の建物と若い学生の街-オックスフォードでクラッシックギターと向きあう第二の人生
今度は英文法をご一緒に!

本当は楽しい英文法  前置詞 その5 Phrasal Verb のいろいろ 

2017-03-22 12:52:17 | Weblog

毎朝サボテンの花を見るのが楽しみです。 夜閉じた花が朝また開いています。 萎むと次が開花し、これを数日繰り返し、今年の花は終了するはずですが、 まだ蕾が続いています。

昼の花。

夜の花。

同じサボテンについていても、 昼と夜の花の形は随分違って見えます。

(ちなみに、後ろに写っているマリア様は、昔、旧ユーゴスラビアのドブロブニクで買ったイコンです。 あの頃は平和で美しい街でした。 )


さて、同じ動詞でも、後につく前置詞によって意味が変わるのが Phrasal Verbです。

よく使われるものを挙げてみます。

HAND (hand in /hand out)

hand in  (レポートや宿題などを)提出する 

Please hand in your report by Friday. (レポートを金曜日までに提出して下さい。)

hand out  配布する

At the end of the class, the teacher handed out informastion sheets to the students.

(クラスの終わりに、 先生は生徒に資料を配布した。)

[hand-out =「お手もとにお配りした資料」というように名詞になることもあります。〕

DROP  (drop in/ drop out)

drop in  ちょっと立ち寄る

I dropoed in to see Kate on my way home. (帰り道にちょっとケイトに会いに立ち寄った。)

drop out  学校などを途中でやめる

I went to college but dropped out after a year. (大学に行ったけれど1年後にやめてしまった。)

PUT (put on/put off/put out)

put on  衣服などを身につける

Please put on your jacket. (ジャケットを着て下さい。)

put on 体重が増える

I've put on 2Kg in the last month.

(先月から2kg 体重が増えた。)

put off 延ばす

Never put off till tomorrow what you can do today.

(今日できることは明日に延ばすな。ーことわざ)

put out 消す

They took two days to put out the fire.

(火事を消すのに2日かかった。)


TRY (try on/try out)

try on  試着する

He tried on a jacket in the store, but it didn't fit him very well.

(お店で上着を試着したけれどあまり合わなかった。)

May I try this on?

(これ、試着してみて良いですか?)

try out   (機械などが)上手く行くかどうか試してみる

The compay is trying out a new system.

(会社は新しいシステムを試しているところです。)

考えてもわからないものもあるので、やはり覚えて使い慣れることが大切ですね。

では、今日はこの辺で

 


本当は楽しい英文法  前置詞 その4 Phrasal Verb (代名詞は真ん中に)

2017-03-13 12:02:18 | Weblog

春の生命力を毎日感じています。 若葉が随分伸びました。 

サボテンも毎年忘れず、この時期に花を咲かせます。

 


春といえば 新人研修です。 先週、若い人たちと一緒に楽しく英語を勉強してきました。 ですが、学卒者や大学院を出た優秀な若者たちが、易しい英語に苦しむのは、 やはり日本の学校の英語教育がどこか違っていたのでしょうか? 特に話したり聴いたりが難しそうでした。

簡単な会話の聞き取り問題で気がついたことがあります。  ただいまお勉強中のphrasal verb の知識がないと、簡単な会話が聞き取れないということでした。

動詞の意味は知っていても、それと前置詞が一緒になって別の意味になっていると、 今聴いている場面とうまく合わなくて、結果、「何を言っているのか判らない。」ということになりました。 クラス全員が聞き取れないというときには、これが多かったようです。

例えば、典型的な会話、ホテルのフロントでのやりとりで:

Could you fill out this registration card, please ?

(宿泊カードにご記入いただけますか?)

の fill out が判りません。 fill は「満たす」と習ったが、 fill out って? という感じでした。

さらに、難しいのは、 phrazal verb は ときには離れて、中に目的語が入って使われることもあるということです。

Could you fill this card out? のように。 

離しても、引っ付けてもOKですが、 this card を代名詞 it に置き換えるときは、必ず離して言います。

つまり、 Could you fill it out? と言います。

他の例です

He turned on the TV.  →  He turned it on.

(彼はテレビをつけた。 → 彼はそれをつけた。)

Please throw away this letter. → Please throw it away.

(この手紙を捨ててください。→ それを捨てて下さい。)

Please take off your shoes. →  Please take them off.

(靴を脱いで下さい。→ それを脱いで下さい。)

I called up Mr. Yamada.  →  I called him up.

(山田さんに電話をした。→ 彼に電話をした。)

おや、窓の外に目をやると、春を告げる鳥さんも庭の梅の木にやって来てますよ。

Don't fly away!  (飛んでいかないで!)


ではまた