本当は楽しい英文法(オックスフォード1人暮らし日記)

中世の建物と若い学生の街-オックスフォードでクラッシックギターと向きあう第二の人生
今度は英文法をご一緒に!

本当は楽しい英文法 品詞

2016-04-01 20:40:32 | Weblog

「東風吹かば~」と言っているうちに、早や桜、「桜前線」も北上し東京の満開も今宵限りか? 最後に井の頭公園に連れてもらって名残の桜を楽しみました。(写真は遅ればせながらやっと始めたスマホで撮りました!)

さて、今まで,英語の動詞の時制を中心に、その使われ方や日本語との違い、 学校で習った受験文法と実際に使われている英語の文法との違いなどを述べてきましたが、 今度は品詞について考えて行きたいと思います。

品詞の中で大切なものには、名詞、動詞、形容詞、副詞があります。

言葉の判らない国に行き、まず覚えなくてはやって行けないのは、 名詞でしょう。 

ブラジルに行ったすぐの頃は手のひらに買い物する品物のブラジル語をカタカナで書いて行ったものです。 お肉なら「カルネ」リンゴなら「マッサン」。 お店で手の平のカンペを見ながら言って、 数は指でなんとか。 でも魚屋で、海老を3匹買おうと3本指を出したら、3Kg出てきました。 あわてて「ノー、ノー」と騒いでやっと3匹と伝えると、 魚屋のおじさん呆れ顔で、ただであげると身振りで言いました。ブラジルは大家族で3匹買う人などいなかったのです。

赤ちゃんが最初に話す言葉は「マンマ」か「ママ」か? 「食べるもの」か「お母さん」か・・・ものの名前すなわち名詞ですね。

名詞の次に必要なのは動詞です。 「欲しい」「下さい」など動作を表す言葉です。

インドネシアの首都ジャカルタでは、 主人が差し回してくれた車で買い物に行きましたが、 政情が不安定な頃で暴動に巻き込まれそうになりました。 運転手さんに「帰りたい」と言いたいのですが、 日本語も英語も通じません。 私が知っているインドネシア語は「サヤ=私」と「トレマカシ=ありがとう 」のみで・・・ 「帰る」「望む」 = 「帰りたい」 動詞です。 やはりこれも通じる為には必須です。 (ちなみに、インドネシア人の運転手さん、ちぇっ!と舌打ちしながらも、お店まで連れて行ってくれました。 お店の人は私が入ったとたん、ガシャンとドアを閉めて鍵をかけました! わぁ~わぁ~という暴動の騒ぎが聞こえていました。


赤ちゃんも3歳くらいになれば、 もう少し言葉が増えて、 「おいちい」まんまとか、まんま 「おいちい」とか、 名詞を説明します。 それが形容詞です。 名詞や動詞ほどではありませんが、やはり必要ですね。

最後が副詞でこれは、程度を表したりして「帰る」や「望む」などの主にを説明形容詞や他の副詞、文章全体を説明する時もあります)します。 「早く」下さい、とか「すぐ」帰りたいとか言いたい時に必要です。

そういえば、ドラマなどで死にそうな人が「み、水・・・」といいますね。 <名詞>のみ。

もう少し余裕があれば、「み、水・・・くれ・・・」と<名詞>と<動詞>。

もう少し余裕があれば、 「冷たい水を・・・くれ」 と<形容詞+名詞>と<動詞>です。

もう少し余裕があれば、 「冷たい水を早く・・・くれ」 となれば、<形容詞+名詞>と<動詞+副詞>

となりますね。

新しい国に行ったら、とりあえず物の名前をたくさん必死で覚え、 その次に動作を表す言葉を覚えます。 物の名を覚えるついでにその様子を表す形容詞を覚え、 動作と一緒にそれを説明する副詞を覚え、 そうやって言葉を覚えて行きました。

英語を学んでいる皆様も、まずは自分が使いそうな単語をたくさん覚えて下さい。

いつか,どこかで、それがあなたを救うかも知れませんよ!