ターシャ・テューダー最後のことば―ラスト・インタビュー「人生の冬が来たら」 (MOE BOOKS)ターシャ テューダー,セス テューダー,リチャード・W. ブラウン白泉社このアイテムの詳細を見る |
先週の土曜日、主人と一緒に
高崎市美術館で開催されている
「ターシャ テューダ展」へ行ってきた。
ゆっくり生きる、自分を生きる“手づくりのライフスタイル”
最近そんな生き方に、非常にあこがれている。
毎日毎日時間に追われ、
いつしか自分の考え方も貧困になってきている気がする。
そう思っていた私の心を、ターシャの生き方は
「そんなにあせらなくてもいいじゃない、
やれることをじっくり取り組めばいいんじゃない」
そう思わせてくれた。
この数ヶ月いやなことのオンパレードで、
人間不信にさえ陥りそうな毎日だったけど、
そんなつまらないことなんて、もう切り捨てようと思う。
自分にプラスにならないことなんて
なかったことにすればいい…
ただ凛としていればいい…
30万坪のお庭の手入れ
季節季節の準備に気持ちをこめる。
動物や自然に寄り添った生き方をし
でも貪欲に生きるために絵を描く。
アフタヌーンティーは欠かさない、
そのためのお菓子を焼く、
1830年代の生き方をこよなく愛し
家族を大切にする…
ターシャが使っていた銅鍋や
ティーセット、クッキー型やプリン型
りんごのジュース絞り機
彼女が好んで身に着けたお洋服、
どれも丁寧に使われ保存されていた。
主人に「定年後はこんな穏やかな生活したいね」と話した。
忙しくしている毎日だけど
たまにはどっぷりとゆっくり流れる時間の中に
身を沈めてみるのもいいものである。
これからは、自分の尊敬できる人たち
同じ思いを持ち、前を向いて進める人たちと
時には辛い思いをするかもしれないけど
楽しく明るく夢を持って前進できたら、幸せだと思う。