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門田屋敷の家 杭工事

2007年12月01日 12時12分48秒 | 門田屋敷の家
門田屋敷の家 杭工事しました。


杭は鋼管杭と柱状改良杭とありますが、今回は鋼管杭にしました。

状況によって使い分けるのですが、
今回鋼管杭にした理由として、

1、支持層が比較的浅かったので、柱状改良杭と金額的にあまり差はなかった。
支持層が深い場合、鋼管杭のほうが、柱状改良杭より高額になります。


2、昔からの、住宅地なので、周辺地盤が沈下する割合が少ない。
田んぼを造成して、すぐ建物を建てると、周辺だけ沈下して、建物はそのままになることがよくあります。結果、建物と地盤との間に段差ができてしまいます。
今回敷地は、十分閉め固められた敷地および周辺で、沈下もほとんど無いと判断しました。


3、隣地建物が、接近している。
今回、お隣と11cmしか離れていません。お隣は鉄骨造で、当然支持杭。
新築建物は木造ですが、支持杭(鋼管杭)にしておけば、沈下することもないので、お隣の建物に、影響を及ぼすこともありません。
柱状改良杭にして、少しでも沈下すると、隣地建物に寄りかかることも、あるかも知れません。

また、杭を打たないという選択もあったのですが、もし沈下した場合のことを考えると、保険と思って、鋼管杭をしました。