アストロガンガー:第5話ガンガーの秘密を探れ
のっけから自前のスクーターで階段を登る練習をするカンタロー。
なんのためなのかよくわかりませんが、とりあえずヘルメットしてください・・・。
りえの「ウサギの赤ちゃんを見に行こう」という誘いも断って練習を続けます。
友達と草むらで花をつんでいるりえの前に現れるブラスターのロボット。
りえは懸命に逃げるが崖に落ちてしまう。
一方カンタローは通りかかった国際科学警察でりえがブラスターの襲撃に遭い、行方不明になっていることを知ります。
りえの母親が悲しむところを見て母親への思いを募らせるカンタローはブラスターを退け、りえを見つけ出すためガンガーを呼び出します。
戦闘中にブラスターの基地ではどんな電波も通さないバリアフィールドを発生させたり、”ブラスターX光線”を照射して内部を解析してガンガーの操縦方法を探ろうとします。
えぇまた”ブラスターX光線”?前回はあらゆる金属にダメージを与えるってことで出てきましたよね?
なんでもこの光線を使うんですね・・・。
しかし、外部からの操縦でもなく、内部に操縦席もありませんでした。
ガンガーの動きを封じることができずに逃走するブラスターロボット。
元々ガンガー偵察用のためのものだったのか、かなり弱いヤツでしたね・・・。
ガンガーは追いかけますが、その途中でりえを発見、ブラスターロボットを逃がしたものの、りえを救出するのでした。
りえが無事だったことを喜ぶりえの母の姿を見て、亡き母を思い出しながらカンタローは夜空に輝く星を見つめるのでした。
一方、ブラスターたちはガンガーの秘密を探るために躍起になっていました。
”生きている金属”はカンタロスにしか存在しないため、誰が地球に持ち込んだのか”記憶再生装置”で部下のブラスターたちの記憶を探ります。
”記憶再生装置”は記憶を映像として再現する装置ですごく便利ですね。
画面を見る限り、部下数人を一度に装置にかけて、あいまいなところを補完しあう機能がついてるんでしょうね。
説明はありませんが、なかなかやりますね(え、考えすぎだって?)。
そこで判明したのがカンタロスで金属の技師をしていてマヤの存在でした。
なるほど、それでガンガーの作製について詳しかったんですね。勉強になります。
ブラスター1は女性型ブラスター104にマヤ探しを命じます。
おぉ、ブラスターに女性型いたのか。ちょっと驚き!
その頃、星研究所ではブラスターの襲来を観測していました。
この時の珍妙な機械がでてきますが、何の説明もありません。
星博士とカンタローの会話から察するにたぶんレーダーか発見器みたいなものなのでしょう。
そして同じ頃、ブラスターロボットが一機の円盤を追いかけているとの報を受けた国際科学警察は戦闘機を出動させ、円盤救出に向かいますが、ブラスターロボットに手を焼く一方、円盤も国際科学警察の呼びかけにはこたえてくれません。
そんなところにガンガーも加勢、まずはブラスターロボットを対処するものの上空からの謎の光線を浴びて爆発!四散してしまうのでした。
不可解な出来事に首をかしげるカンタローたちだが、今度は円盤を救いに向かいます。
この展開には確かにあっけにとられます。って、ここまで来るのに無駄に長い!このまま「次回へ続く」って出ちゃうかと思ったよ!
逃げる円盤を地上に激突する寸前になんとか救うガンガー。そして操縦席にいた人物の姿をみて驚くガンガーとカンタロー。その人物はマヤそっくりだったのです。
制止するガンガーを振り払って母が生きていたと喜ぶカンタローはお母さんと語りかけるのでした。
実はその人物が”マヤの姉”と知ってカンタローは肩を落としますが、親しみを感じたカンタローはつい”ガンガーには自分が合体することで能力を発揮すること”を話してしまうのです。
そのことを聞いた”自称マヤの姉”は豹変し、カンタローを連れ去ろうとします。
彼女の正体は先のブラスター104だったのです。
ガンガーの秘密を本部に報告しようとするブラスター104でしたが、追いかけてきたガンガーにカンタローを奪還され、ついには円盤ごと撃墜されるのでした。
この時、ガンガーの胸からカンタローとの融合の際に出る誘導(吸引)ビームが発射されて円盤のキャノピーがあってもカンタローと融合が成功していたことには驚きましたね。
戦いを終え、いつもより疲れたからだを草むらに投げ出すカンタローは母親のことを思い出し涙します。
しかし、ガンガーから励まされ、元気を取り戻すのでした。
う~ん、ガンガーはイイヤツですな~、オッサンみたいな顔してるけど・・・。
ところでブラスター104よ。なぜカンタローを始末しないのさ?
それでカタがつくと思うのに・・・。
それにもうちょい内偵して、逃げるチャンスを伺えばよかったじゃん・・・。
焦りすぎですよ・・・。残念。
それになんで途中でブラスターロボットを爆破させちゃうかな~。
ガンガーが追いかけてきたらブラスターロボットで対処すればいいじゃん!
明らかに作戦ミスだよ、アンタたち!
ところで今回は母親を恋しがるカンタローにスポットをあてたエピソードでした。
円盤のマヤそっくりの人物に対して「マヤなはずがない」と敵のワナではないかと危惧するガンガーに対してもカンタローは「何言ってるんだ。お母さんはここにいるじゃないか!」と言ってしまうワケですが、ここに至るまでの過程がちゃんと描かれていました。
りえの母親を羨ましいと感じるところ始まり、母と数えた星の思い出を思い出し、徐々に母親への思いを強めていくワケです。
そしてそれが母の姿をしたものを無条件で受け入れてしまうという展開に結実しています。
この辺のカンタローの描き方はすごくよかったと思います。
そして地球防衛という思い使命を託された少年の母への思いこそ、ガンガーの最大の弱点なんでしょうね。
今後この要素が活かされるのでしょうか?
次回に期待しましょ!
DVD-BOXのくせに解説ブックレットなどが皆無・・・。
それを期待しているのに・・・・。
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