ヴァニラ・アイスはプラチナの夢をみるか?

サンプル数一人の話。日記、アニメの感想などを独りよがりに書いてます。

さよなら2016年

2016-12-31 23:12:52 | その他・日常・たわごと
あともう少しで2016年が終わってしまいますね。皆様、今年もお世話になりました。

今年は個人的には変化のない一年でしたが、ファジアーノが大躍進!、アニメ映画が大ヒット!とワタクシの趣味に関する事柄で印象的な出来事がいっぱいありましたね。

ファジアーノ、初のJ1昇格プレーオフ出場、そして惜しくもPO決勝で敗れた2016年は後世に語り継がれるシーズンになるでしょうね。シーズンも終了し、入団・退団に関する情報がいろいろ出てきてますね。寂しいニュースも嬉しいニュースもいろいろですが、

このブログでは移籍情報については一つ一つ取り上げるつもるはありません。ファジアーノの話題は新体制がはっきりしてからにしますので、今しばらくお待ちください。

2016年は『シン・ゴジラ』のヒットに続き、『君の名は。』の現在進行形の大ヒット、そして11月に上映後ジワジワと上映館数を増やし続けている『この世界の片隅に』と、アニメ関係者による映画およびアニメ映画が大ヒットしました。

ワタクシ、正直日本のアニメの将来を危惧していましたが、なんか新しい波というか時代がきそうな気がします。2016年はその転機となった年としてアニメ界とか映画界の歴史に残っていくのでしょうか?

来年2017年も注目のアニメ映画がいろいろとあるみたいですね。年明けすぐにでも一度、記事にしてみてもいいかもしれません。

2月にはスパロボもでますし、2017年も趣味的には楽しみがいっぱいです。

このブログについては来年も週一度の更新頻度で書いていきますので、2017年もどうぞよろしく。

それでは皆さん、よいお年を。

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年末年始に観てほしいアニメ映画10選 その2

2016-12-31 11:46:12 | アニメ・特撮系
年末年始に観てほしいアニメ映画10選その1に続きまして、その2開始です。

年末の時間も残り少なくなってまいりましたので、駆け足で行きましょう。
*あらすじは省略します。ウィキペディアなどでご確認ください。



『MEMORIES』

Memories DVD Trailer


大友克洋監修で森本晃司監督「彼女の想いで」、岡村天斎監督「最臭兵器」、大友克洋監督「大砲の街」の3話からなるオムニバス形式の作品です。1995年12月23日に公開されました。

1話目「彼女の想いで」がSF&ホラー、2話目「最臭兵器」がブラックユーモア、3話目「大砲の街」が風刺と、テーマも作風もバラバラで三者三様の魅力があります。

ワタクシ的にはどのエピソードも好きですが、年齢を重ねると3話目「大砲の街」が最も好きになりました。アニメ監督の大友克洋作品としてもこれが最もお気に入りです。

「誰と戦ってるの?」と問われる子供に「大人になればわかる」と答える父親のシーンは非常に印象的です。ま、ストーリーよりもアートアニメっぽい作画の方が見どころで大友克洋にはこういうアニメをもっと作ってほしいのですが・・・。

MEMORIES [Blu-ray]
磯部 勉,山寺宏一,堀 秀行,羽佐間道夫,林 勇
バンダイビジュアル


技術的にはどのエピソードも高水準ですし、シナリオや演出もすばらしい。2時間ずっと同じアニメを見ることに苦痛を感じるならこれがオススメです。

『カラフル』

Colorful Anime Trailer


森絵都の小説『カラフル』を原作とするサンライズ制作のアニメ映画で原恵一監督作品。2010年8月21日より全国東宝系で公開されました。

原監督は長年テレビの「クレヨンしんちゃん」の監督を務めていて、しんちゃんの映画作品もいくつも手掛けています。特に評価が高いのが『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』、実写映画にリメイクされた『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦』ですが、これらは連続アニメの劇場版ということで除外しました。この2作品は知名度も意外に高いしね。

ということでこの『カラフル』を紹介することにしました。

以前、このブログでも取り上げてえますので、よかったらそちらもどうぞ。

既存の声優を使わず、テレビ・映画で活躍する俳優・女優で出演陣を固め、キャラのデザイン・演技もリアルに作っています。実写まではいかないまでも実写映画に近いアニメとして萌えキャラ全開のアニメが苦手な人へもオススメです。

見どころは終盤の家族会議のシーン。ワタクシが劇場で泣いてしまいそうになったシーンです。

過去の記事にも書いてますが、”重いテーマを持ちながらも説教臭くならず、最後には爽やかであったかいものが心に残るストーリーこそがすごく魅力的”なので、人生に疲れた人の一助になるかも?

カラフル 【通常版】 [Blu-ray]
冨澤風斗,宮崎あおい
アニプレックス


いい作品なのに知名度がイマイチな本作。萌えキャラの出るアニメでないとアニメファンからは支持されないのか?



『東京ゴッドファーザーズ』


東京ゴットファーザーズ 予告編


2003年に公開の今敏監督作品。今監督作品で最もわかりやすく笑える作品です。1949年のアメリカ映画『三人の名付親』から着想を得ているため映画ファンだったらなお楽しめるのかもしれません。

この作品も以前にこのブログで記事を書いていますのでそちらもどうぞ。

自称元競輪選手のオッサン、元ドラァグクイーンのオネェ、家出少女のホームレス三人組の掛け合いが絶妙ですね。それからこの三人が拾った赤ん坊を通じて徐々に本物の家族のようになっていく様がとてもいいのです。

東京ゴッドファーザーズ [Blu-ray]
江守徹,梅垣義明,岡本綾
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


この映画も萌キャラ不在の作品のためかアニメファンからの知名度低いような・・・。

『千年女優』

千年女優 特報


2002年に公開された今敏監督作品です。またも今監督作品ですが、やっぱりこれは入れたかったのです。なぜならばワタクシ的に今敏作品のベストワンの作品だからです。

過去と現在、現実と映画の境界線を曖昧にした独特の映像と演出は観客のリテラシーの高さが求められる難解な作品なのですが、間違いなく名作です。

ワタクシも二十代で最初の視聴をしましたが、ちんぷんかんぷん。何がそんなにいいんだか?と首をかしげたものですが、三十代後半に差し掛かったころに再度視聴した時にはいろいろ理解できるようになり、この作品の魅力に気づきました。

見どころはラストのセリフ。世間的には賛否あるシーンのようですが、ワタクシとしては二十代に見た時と三十代後半に見た時の印象がまったく異なっていました。若いころに「なんじゃこれ?」と思った人ももう一度見てみると印象が変わるかも?

千年女優 [Blu-ray]
荘司美代子,小山茉美,折笠富美子
バンダイビジュアル


劇中には名作映画のオマージュも出てくるし、ジャンルを問わず映画好きの人には特におすすめな作品です。平沢進さん担当の音楽もすごく魅力的です。


『時をかける少女』

時をかける少女(劇場予告)


2006年7月15日に公開されたSFアニメ映画で筒井康隆の同名の小説が原作です。細田守監督作品です。

今ではメジャーになった細田守監督の名を上げることになった作品です。SFアニメですが、青春時代の爽やかな思い出、切ない思い出を思い出させてくれる作品ですよね。ワタクシ的に、いまのところ(2016年現在で)細田作品でベストワンです。

エンドロールで流れる奥華子さんの主題歌も素晴らしく。以前、金曜ロードショーでバッサリそれがカットされてて悲しかったですね。

この映画はエンドロールで映画の余韻に浸りながら”泣く”っていうのが正しい鑑賞のしかたのなので観るときはちゃんとエンドロールまで観てください。

時をかける少女 [Blu-ray]
仲里依紗,石田卓也,板倉光隆,原沙知絵,谷村美月
角川エンタテインメント


このパッケージのイラストすごく好きなんだよなぁ。

この作品を観て「いい若手がでてきたなぁ」と思っていたんですがね・・・。なんか細田さん伸び悩んでますよね。


『言の葉の庭』

『言の葉の庭』 予告篇 "The Garden of Words" Trailer


2013年公開の新海誠監督の第5作品目。

46分の短編作品ですが、美麗な映像と秀逸な演出は心をひきつけられます。『君の名は。』が大ヒット中の新海監督ですので、なにか取り上げようと思い選びました。

前作の『星を追う子ども』からいったい何があったのか?いきなり演出がうまくなって驚きました。

ストーリーはとりたてて大きな話(男女が入れ替わるとか隕石が降ってくるとか)ではないのですが、すごくいいのです。これはドラマの作り方がこれまでの作品に比べ格段に上手くなっているからでしょう。

以前はキャラクターのモノローグを多用し心理描写をしていた演出から、ちゃんとキャラクターに演技をつけて心理描写ができるようになっていると感じました。また盛り上がり所の演出も恥ずかしがらずできるようになっています。

劇場アニメーション 『言の葉の庭』 (サウンドトラックCD付) [Blu-ray]
入野自由,花澤香菜
東宝


正直、『君の名は。』以外で新海監督作品を観るなら今のところこれだけでいいです。


ということで以上6作品をご紹介しました。

あれも入ってない!!これも入ってないじゃん!!とお怒りもあるかと思いますが、あくまでワタクシの独断によるものなのでご了承ください。それにこんなにエラソーに記事書いててもすべてのアニメ映画を鑑賞しているワケではありませんからね。

それから「お前の得意なロボットアニメはどうした?」とツッコミを入れた方へ、実はその3を年明け一発目にご用意する予定であります。ではでは次回も乞うご期待。


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年末年始に観てほしいアニメ映画10選 その1

2016-12-30 23:55:56 | アニメ・特撮系
前回、予告した通り”年末年始に観てほしいアニメ映画10選”をお送りしたいと思います。10選というと記事が長くなりそうなので分割して記事を書くことにいたしました。

年末もかなり残り少ないので、とっとと本題にいきますが、その前に今回の選出の基準についてお断りをいくつか。

まず、ジブリ作品は避けてます。理由は他のアニメ作品に比べテレビ放映もされていますので知名度が高いためです。また『ルパン三世 カリオストロの城』などジブリ作品ではない宮崎駿、高畑勲作品も除外しています。

それからアニメ”映画”なので連続アニメは除外しています。連続アニメの劇場版も極力避けました。

それではいってみましょう!


『茄子 アンダルシアの夏』


映画「茄子 アンダルシアの夏」予告


あれ?いきなり選出基準破ってないか?とお怒りの方もいらっしゃると思いますが、これはジブリ作品ではありません。絵柄だけならジブリ作品に間違われる率100%の作品ですが、制作はマッドハウスです。まぁ監督の高坂希太郎さんは宮崎駿作品で作画監督してるので絵柄がジブリっぽいだけなんです。

黒田硫黄の短編漫画集『茄子』に収録された『アンダルシアの夏』を原作とした日本のアニメーション映画で2003年に劇場公開された作品ですが、劇場映画としては47分と短く、時間がない人でも見やすい作品です。

故郷のスペイン、アンダルシア地方を舞台に繰り広げられる自転車レースの中盤から終盤にかけてを主人公のペペの目線で描きつつ、レースを通して故郷や家族へのわだかまりを解消する話になっています。

基本的にずっと一つの自転車レースで構成されています。その土台の上に回想、もしくはレースと同時刻で行われるペペの兄の結婚式のシーンなどが入っています。

ワタクシ、自転車レースについてなんの知識もありませんが、レースでの駆け引きなんかの知識のない人でも鑑賞できるように作ってくれててよかったです。

そしてなによりレースの緊張感が徐々に高まってのゴールシーンは圧巻でした。結末はご自分で確かめてください。

続編に『茄子 スーツケースの渡り鳥』がありますが、こちらは別に観なくてもいいです。

ちなみに主人公ぺぺは大泉洋さんが担当していますが、ハマリ役でした。エンディングの『自転車ショー歌』(『自動車ショー歌』の替え歌)も面白くて、短いですが最後の最後まで楽しませてくれます。

茄子 アンダルシアの夏 [Blu-ray]
大泉洋,小池栄子,筧利夫,平野稔,緒方愛香
VAP,INC(VAP)(D)



『ファンタスティック・プラネット』


Blu-ray『ファンタスティック・プラネット』1分CM


いきなりすごいマニアックな作品を出してきてしまいましたが、アートっぽい映画や映像作品が好きな人にはオススメの作品なのであえて選びました。

フランス人アニメ監督ルネ・ラルーによる1973年制作の作品(フランス・チェコスロヴァキア合作)です。

物語の舞台は巨大なドラーグ族が小さなオム族を虫ケラのように扱う、とある惑星。母親をドラーグ族の子どもに遊び半分に殺されたオム族のテールが主人公。テールはドラーグ族の少女ティバによって拾われペットとして飼われることになるのですが、ティバの学習用ヘッドセットで知識を手に入れたテールは自分たちオム族の立場に疑問を抱きティバのもとを去るのです。そんな折りある事件が起こり、ついに二つの種族の全面対決が始まることになるのです。さぁテールの運命やいかに!?

ジャンルはSFですが、ドラーグ族が支配する惑星ということでコテコテのSFではないし、地球とは違う自然、生物なども描かれます。それがすごく気持ち悪い。でもすごくクセになる。まるで臭いけどおいしい食べ物を食べてるような感覚と同じなのです。

一説によれば宮崎駿にも影響を与えたという作品でもあるようですね。

ちなみに萌えキャラ一切登場しません。


ファンタスティック・プラネット [Blu-ray]
角川書店
角川書店


レンタル店にはおいてないかも?観るためにはソフトを購入しないとダメかも?


『王立宇宙軍 オネアミスの翼』

【CM】映画「オネアミスの翼 王立宇宙軍」TVCM(1987年)


youtubeにまともな予告動画がなくて雰囲気が伝わらない!!!

さて、この作品はガイナックス制作のSFアニメ映画で1987年(昭和62年)劇場公開されました。エヴァ・ナウシカ以外で庵野秀明が関わったアニメ映画を挙げるとすればコレになりますね。

地球とは違う惑星のオネアミス王国には”宇宙に行くことを目的とする”宇宙軍があった。宇宙開発を進める宇宙軍は失敗ばかりで何もしない軍隊として世間から白い目で見られていた。そんな軍隊に仕方なく身を置く主人公シロツグも身の入らない日々を過ごしていたが、ある日出会った少女リイクニから”戦争をしない軍隊”である宇宙軍をほめられて思わず発奮し、人類初の有人人工衛星打ち上げ計画に志願、宇宙を目指すことになるが・・・。

宇宙軍とはいうものの実は宇宙開発がテーマのアニメで、さながらアニメ版プロジェクトXといった作品です。話も面白いのですが、特筆すべきは作画。特に庵野秀明作画担当のロケット打ち上げシーンは圧巻!手書きアニメでどうやったのか?もはやアニメ界のオーパーツのようなシーンです。ぜひその目でお確かめください。

王立宇宙軍 オネアミスの翼 [Royal Space Force-The Wings of Honneamise] [Blu-ray]
貞本義行,山賀博之
バンダイビジュアル


総製作費は約8億円に対し配給収入は3億4700万円という大赤字を出した作品としても一部では有名な作品ですね。ただ大手の制作会社以外での作品でありながら今も活躍するクリエーター達が集結し、若さと魂が籠ったこの作品は並みの作品ではありません。

『カウボーイビバップ 天国の扉』

カウボーイビバップ 天国の扉 予告


すみません。思いっきり連続アニメの劇場版作品です・・・。まぁTV版観てなくてもこれ単体で観ても全然大丈夫なので選びました。

今回は火星を舞台に3億ウーロンの賞金首を追うことになった主人公スパイクと仲間たち。追う賞金首は高速道路でタンクローリーを爆発させ正体不明の生物兵器を使用したテロを起こし、さらに恐ろしい無差別テロを企てるが・・・。スパイクたちはそれを阻止できるのか?

もうとにかくスタイリッシュでカッコイイ!冒頭のコンビニ強盗をやっつけるシーンからメチャクチャにカッコイイのです。そして全編セリフ、アクションシーンに至るまでカッコイイが散りばめられています。

そのカッコいいを裏付けているのが高い質の作画です。人間のアクションシーンのみならず、ドッグファイトのシーンなどもすごくて見どころいっぱいです。

いろいろカッコいいシーンがあるなかでワタクシ一押しのシーンが”スパイクがタクシーを拾うシーン”です。まぁカッコいいし、笑えるしというシーンではありますが、ぜひその目でお確かめください。

COWBOY BEBOP 天国の扉 [Blu-ray]
山寺宏一,石塚運昇,林原めぐみ,多田葵,屋良有作
バンダイビジュアル


ということで”その1”は以上です。”その2”に続きます。


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”大人の鑑賞に堪えるアニメ”って結局、どういうことだってばよ?

2016-12-25 23:52:17 | アニメ・特撮系
前回の記事で、”大人の鑑賞に堪えるアニメをご紹介します。”なんて書きましたが、そもそも”大人の鑑賞に堪えるアニメ”ってどういうことなんでしょう?

記事を書こうと作品をピックアップし始めてそこに気づきました。

というのもワタクシがピックアップした作品をみてみると”大人向け”作品(宮崎駿作品で例えると『風立ちぬ』)だけでなく、”子供向けだが大人にも観てほしい”または”子ども向けだが大人が観ても楽しめる”(『となりのトトロ』『魔女の宅急便』など)作品も一緒にピックアップしてしまうのです。

ワタクシは幼少期からアニメに親しみ、大人になって年甲斐もなくアニメを観ているので”良いアニメ”は子供向け、大人向け関係なく評価してしまう”クセ”が身についているようです・・・。ワタクシにとって”大人の鑑賞に堪えるアニメ”をピックアップするってかなりハードルの高い行為だったようです。

じゃあ”大人の鑑賞に堪えるアニメ”の定義ってどういうことなのか?

あくまで個人的、独断的、暫定的に考えたのですが、”緻密でリアルな設定、重厚なストーリー、または子ども向けでないテーマを持つ作品”という漠然とした定義になりました。

具体的に作品をピックアップすると今敏監督作品や押井守監督の攻殻機動隊シリーズなどにあたるように思います。

やっぱりツッコミ所が多い作品は”大人の鑑賞に堪えるアニメ”にはなりにくく、例えば同じ料理バトルを扱ったアニメでも非現実的なリアクションの多い『ミスター味っ子』は大人の鑑賞には向かずで、現実の社会問題などストーリーに反映した『美味しんぼ』は大人の鑑賞向けってことになると思います。

でも、なんか自分の定義に自信が持てないというか、釈然としないというか・・・。”大人の鑑賞に堪える”っていうには狭いと思うんですよね。

正直、この記事書きながらどんどん訳が分からなくなってきました。

なんか、そこにとらわれず単純にオススメアニメを紹介する方がワタクシのブログらしくて良い気がします。そこで次回は”年末年始に観てほしいアニメ映画10選”を書いていこうと思います。

一応、メジャーすぎるジブリ作品(カリ城含む)以外、年末年始での視聴を考えて連続アニメ以外の作品という縛りは設けておきます。

期待せずにお待ちください。でもマイナーすぎる作品もダメかなぁ・・・?

と、ここで記事が終わってしまうのも、今回期待してくださった読者の方々には悪いので番外編として連続アニメ作品から”年末年始じゃなくても観てほしいアニメ”をいくつか紹介しておきます。

『カウボーイビバップ』
全26話と一本の劇場版からなる作品です。このアニメのOPテーマは他のテレビ番組でよく使われるので今やアニメ本編よりOPテーマの方が知名度が高い作品ではないでしょうか?

カウボーイビバップ OP 【HD/1280*720】


ね、聞いたことあるでしょ?最近カナダの男子フィギュアスケートの選手がこれで演技したらしいです。

2071年、宇宙を股にかけて活躍する4人と一匹の賞金稼ぎの活躍を描くSFアニメ。ハイクオリティな作画と音楽、時にはバカバカしく、時にはシリアスなストーリー、そして何より粋なセリフを吐くキャラクターたち。魅力を上げたらキリがないです。

1998年製のアニメですが、今観ても全然古さがない作品ですね。まぁ結末については賛否ある作品ですが、基本的には1話完結型なので鑑賞しやすいアニメでもあります。

レンタル店でもほぼ間違いなくDVDが置いてある作品ですよ。

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山寺宏一,石塚運昇,林原めぐみ
バンダイビジュアル



『MASTERキートン』
これも1998年製のアニメ。全39話(テレビでの放映は24話まで)で同名の漫画を原作とした作品です。

MASTERキートン op


オックスフォード大卒業の考古学者で元SASの教官という過去をもつ保険のオプ(保険調査員つまり探偵)平賀=キートン・太一を主人公に、冷戦終結前後の社会情勢の中で繰り広げられるミステリーあり、アクションあり、学術的薀蓄あり、人情話ありの様々なドラマを描いた作品なのです。

1話完結型のアニメなのですごく鑑賞しやすい。ドラマも上記のように様々ドラマが織りなされ、薀蓄もタップリ。鑑賞後に頭がよくなった気になること請け合いです。

ちなみにアニメ化は原作に忠実に行われています。ワタクシはそれをとても好意的にとらえてますが、原作全部をアニメ化していないので満足できないと思う人もいるかも?

MASTERキートン BD-BOX [Blu-ray]
高坂希太郎,浦沢直樹,勝鹿北星,長崎尚志,浦畑達彦,ハイ島邦明
バップ


『アルジェントソーマ』
2000年放映で全26話。『カウボーイビバップ』と同じサンライズ製のロボットアニメです。

アルジェントソーマ OP


2059年、地球を巨大なエイリアンたちが襲った。エイリアンたちはなぜかある一点、通称”巡礼ポイント”を目指し行く手を阻むものを容赦なく排除してゆく。人類は軍隊を再編し、対エイリアン特殊部隊「フューネラル」を組織、断続的に地球を襲うエイリアンたちに抵抗を開始した。フューネラルに配属された謎の主人公リウ・ソーマ、複数のエイリアンの死体をつぎはぎにして復元された謎の実験複合体”フランク”、最新鋭の対エイリアン用可変機動兵器”ザルク”の秘密など。様々な謎が絡み合って向かう結末とは?

敵エイリアンが正体不明な生物である一点に向かう特性をもつ。ロボットのデザインが生物的。肝心のストーリーがウルトラマンのオマージュと設定がことごとく、あのエヴァンゲリオンにそっくりなので「な~んだパクリか」と思われているフシのある今作ですが、ただのパクリというよりすっきり完結しないエヴァンゲリオンに対するカウンター、すなわち答えのような作品なんです。

ラストは本当に大団円と呼ぶにふさわしいのですが。まぁネタバレになるから詳しくは書けません・・・・。

ちなみにストーリーはすごく良い!しかし主人公に一切感情移入できない(理由は詳しく書きませんが・・・)。これが今作のダメなところではあります。

アルジェントソーマ Vol.1 [DVD]
保志総一朗,桑島法子,子安武人,井上喜久子
ビクターエンタテインメント



『装甲騎兵ボトムズ』(TVシリーズ)
1983年のロボットアニメで全52話、サンライズ製。ガンダムが作り出した”リアルロボット路線”を究めた作品です。

装甲騎兵ボトムズ OP


アストラギウス銀河を舞台に軍の機密”素体”を目にしたことで軍から追われることに主人公キリコ・キュービィーは町から町へ、星から星へと逃亡の旅を続けることに。その逃亡と戦いの中で、やがて陰謀の闇を突きとめ、自分の出生に関わるさらなる謎の核心へとせまっていく。

とにかく男臭い。だって名前のある女性キャラが4人しかいなんだもん。戦闘シーンも実弾による描写でとても硬派。等身の低い無骨なデザインのロボットが劇中の戦争にリアリティを与え、ロボットが戦場にいても違和感を与えません。

それにいわゆる主役機と呼ばれるロボットが登場せず、キリコが乗機を次々に乗り換えていくのです。ある種、究極のロボットアニメと言って過言ではないでしょう。

ゆえにミリタリーファンからの指示もあり、年月を経ても根強い人気があるのです。

ただ、ワタクシはこの作品を主人公キリコとヒロイン・フィアナとの”純愛物語”ととらえています。男臭いハズなのに、なぜ?と気になる方はぜひ作品を鑑賞してください。

ちなみに次回予告がやたらカッコイイので、それも見どころです。

装甲騎兵ボトムズ DVD-BOXI
郷田ほづみ,富田耕生,千葉 繁,川浪葉子,屋良有作
バンダイビジュアル


以上4作品でした。

ワタクシはネタバレしたくないので一つの記事で一つの作品をとりあげようとすると尺があまってしまうんですが、こういう書き方なら上手くネタバレ、尺を気にせず書いていけそうです。

すごく薄い話題を複数重ねて誤魔化すという方法ではありますが、今後も続けていきたいと思います。ま、ネタバレは他のサイトがいくらでもやっとるので別にここでしなくて良いのです。

ということで、また次回。


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ちょいとアニメの話

2016-12-19 00:42:01 | アニメ・特撮系
今回は特に大きなネタもないので、ちょこちょこっとしたアニメの話を書いていこうと思います。


・やっと『あの花』を観た


アニマックスで再放送していたので『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』をようやく観てみました。

テレビシリーズ全11話ですので、毎日一話ずつ観ても結構あっという間に観終りました。

方々で評判が高かった作品ですから、結構、ワタクシ期待して観たんですがね。評価としては普通な作品でした。というか全体的な話の流れはいいと思いますが、11話でも長いと感じました。それから泣かせようという演出が鼻につき逆に泣けませんでした。

ネタバレになるから書きませんが、一話目からずっとつっこみたいことがあって・・・・。それが気になって気になって・・・。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない PV


高校受験に失敗し、ひきもり生活をしている主人公・仁太の前に突然現れるかつての”あの日”に死んだはずの芽衣子”めんま”が成長した姿で現れる。しかし、めんまは仁太にしか見えない。仁太自身も幻覚と思っていたが、めんまから頼まれた「お願いを叶えて欲しい」という言葉を無視できずかつての仲間を巻き込み、友情を取り戻しながら”お願い”をかなえるべく奔走することになる。

というあらすじです。めんまが天使すぎるんだよなぁ~。これは強いて言えば悪い意味です。

まぁ興味があれば観てみてください。期待値が高いと面白く感じない場合もあるという好例のようなアニメでしたが・・・・。

・方言アニメが最新トレンドなのか?


前回の記事で『この世界の片隅に』を紹介しましたが、この作品は広島弁で演じられる作品です。

で、来年の3月に公開されるアニメ映画『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』は岡山県の倉敷が舞台ということで岡山弁で演じられるようです。

映画『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』予告編


瀬戸大橋のたもとの町が出てきてますが、よく取材してますね。ワタクシもよく学生時代に釣りにきてましたよ。懐かしい。

主演は高畑充希さん、監督は神山健治監督。おぉ神山監督作品なんだ。キャラクターデザインが微妙にカワイクないと思ったのは、神山作品だからでしょう。

さて、予告編で出てくる岡山弁ですが、まぁ及第点でしょう。悪くないですよ。というか『この世界の片隅に』の広島弁がすごすぎたんでしょう。普通はこんなもんでしょう。

う~ん、肝心の中身の方ですが、予告を見た限りでは面白そうな印象はないなぁ~。まぁでも岡山が舞台ということで岡山でも上映はするでしょうから一応観に行ってみます。

ちなみにもうすぐ公開のアニメ映画『ポッピンQ』では主人公の女の子が土佐弁を話すみたいですね。

ポッピンQ 予告


主人公以外は標準語のようですね。へぇ東映作品なんですね。意外に老舗が作ってるんですね。ここで取り上げといてなんですが、まぁ観に行く気はないんですケドね。

なんだか最近、アニメ界は方言ブームなんですかね?テレビだと方言指導とかあってコストも時間もかかりそうですが、映画ならそのへんをクリアできるのはわかりますが、何か方言の中に”萌”の要素を見出したんでしょうかね?どの作品も女の子が主人公ですしね。

方言女子ならDVDが売れるとか法則でもあるんでしょうか?もしかしたら方言アニメって一代ジャンルになるかも?要注目ですね。

・最近、放送中のアニメ

ここ最近、放送中でしっかり観てるアニメは『舟を編む』『3月のライオン』しかないです。どっちもメガネ男子が主人公のアニメですね。

それはさておき、なんでこの2作品なのか?っていうと特別な理由はなくワタクシは最近アニメ離れが激しくなってるってことなんです。録画はしているんですが、全然観ようとしてないですね(そのクセ『あの花』は観てました。だって評判がいいんですもの)。

まぁ仕事がバタバタしてるし、サッカー観戦もしてましたから体力的なものが大きかったように思います。それにエアロバイクの時(居間に置いてるから)は家族の目があるので自分の部屋でないとアニメ観ずらいんですよね・・・。

冬の間はアニメも観ていけるかな?と思います。

さて、観てる2作品ですが、なかなかいいですよ。どちらも女性が原作者ですが、男の自分が観ても全然大丈夫ですし、恋愛に偏った内容でもないし、アニメの質も高いのです。

「舟を編む」 第3弾PV


今のところ原作小説を超えたとは思わないんですが、ワンクールでよく作ってると思います。映画よりは面白いです。

それにワタクシのお気に入りの西岡くんの登場シーンが原作より増えているのは評価したいです。

舟を編む (光文社文庫)
三浦 しをん
光文社


お話は辞書作りを丁寧に描いた作品で、超遅読のワタクシが一日読み終えた名作小説です。アニメ、映画よりも人物が深く描かれていると思うのでアニメや映画よりもオススメです。

アニメ「3月のライオン」2分でみどころ紹介


将棋の深いところがわからなくても、本筋は少年棋士の孤独と彼と関わる人たちの話ですから誰でも鑑賞できます。

2クールなので、そろそろアニメも折り返しですが、ストーリーはすごくゆっくりじっくりと進展しているようです。NHKですからそりゃ作画レベルも高く質の高いアニメですね。

「BUMP OF CHICKEN」のOP&EDもすごくよくてまたハマりそうです。

ということで以上アニメの話でした。次回は大人の鑑賞に堪えるアニメをいくつか紹介する記事を書いてみようかな?と思っています。

一覧表みたいな構成になると思うので期待はせずにお待ちください。


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12月です。寒いです。近況報告です。

2016-12-12 00:44:37 | その他・日常・たわごと
12月に入り10日が過ぎました。2016年もあと少し。11月までの暖かさがどこかに行ってしまい本格的に寒くなってきましたね~。

さてさて、ここ最近はサッカーの話題ばかりでしたので、別の話題をと思い、近況報告などいろいろやっちゃいます。

話題その1:2016年ファジアーノ岡山ファン感謝デーに行ってくる

昨日の12/10土曜日に催された2016年ファジアーノ岡山ファン感謝デーに行ってきました。正直、こんなにふざけている(いい意味で)とは思わず、大爆笑の連続でした。

トークショーパート1では矢島選手が他の選手の裏話を嬉々として暴露しまくる場面があり、意外にドSな一面が覗けて面白ったです。

特に岩政選手と篠原選手がハーフタイムのロッカーでケンカしてる話がすごく興味深かったですね。はむかえそうにない岩政選手に「お前なんやねん」とインネンをつける篠原選手って意外な一面ですよね。しかも矢島選手は「いいぞ、もっとやれ!」って思ってたらしいからヒドい人だなぁとワタクシ思いました。

ケンカの方は赤嶺選手がなだめて事なきを得たということですが、こんなこともあるんですね。

ちなみにトークショーパート2では岩政選手がそれについて補足してて、試合中にお互い熱くなった二人ではあったものの、ロッカーに引き下がった段階では落ち着いていたそうなんですが、インナーを脱ぐ時にロッカーに手があたってしまい、ドン!と音が出た。ロッカーが隣の篠原選手は岩政選手がキレてやったと勘違いしてケンカに発展したそうです。

試合だけ観ていてもわからない意外な一面とかエピソードを聞けてよかったですね。それに矢島選手はトークも上手くてビックリ。サッカー選手やめてもタレントとかできそうですね。

そして、選手の出し物のコーナーなんですが・・・・・加地選手がハッチャケ過ぎでした。あの人は本当にサッカー選手なんでしょうか?

自ら女装し、司会者に扮してトーク番組っぽいコント?をした時のしきりがハマってました。めちゃくちゃ笑いました。でもちょっと長かったですケド。

そんなこんな2時間半くらいが、あっという間に過ぎてしまいました。そして最後に岩政選手からの挨拶。

鬼の目にも涙。あの岩政選手が涙ながらに語っている姿に思わずもらい泣きしそうになりました。彼はすでにファジアーノを退団することが発表されていましたので彼自身の別れの挨拶もあったのですが、しきりに申し訳ないと言っていたのが印象的でした。

でもね、そんなことないですよ。岩政選手がいなかったらファジアーノがここまでくることはできなった。サポーターの一人としては感謝しかありません。本当にありがとうございました。来年、たとえ敵になってもあなたのことをワタクシは応援しますよ。頑張ってください。

このファン感謝デーをもって2016年シーズンのすべての予定が終了したワケですが、いつまでも続いて欲しかった2016年でした。だからすごくさびしいですね・・・。チームの皆さん、本当にお疲れ様でした。まだ選手たちの去就もすべて定まっていませんが、2017年を戦う選手たちにはますます頑張ってもらって2016年を超えるようにしてほしいものです。

あ、そういえば加地選手がしきりに「来年の出し物も頑張ります」って言っていたんですが、来年も期待していいってことなんですかね?

もちろん、岡山でプレーすることの方ですケドね。

話題その2:ゲームをいろいろ買う

12月に入って一気に2のゲームと1つのハードを買いました。

ゲームは『スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DS』、『オール仮面ライダー ライダーレボリューション』。ハードは『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』です。ハードといっても本体に30本のソフトが内蔵されて、拡張機能は一切ナシというものですが・・・・。

とりあえず、全部はできないので『オール仮面ライダー ライダーレボリューション』から手を付けていますが、まぁ普通の面白さのゲームですね。

探索型RPGにベルトスクロールアクションの要素を盛り込んだようなゲームですが、低年齢むけすぎて謎解き要素が薄いかな?と。

それから微妙に敵が強く設定されていてライダーたちのレベルを挙げても序盤の雑魚でさえ一撃で倒せず、爽快感がない。敵が強く設定されているためか、本編の探索をする前からレベル上げの作業ができる仕様になっていて、低年齢むけなのに作業ゲームっぽくなっているのはいかがなものかと・・・。

前作、前々作は単純なベルトスクロールアクションで難易度やさしいとかにするとボタン連打で進めめることができたので、それと同じように考えていては面食らってしまいますね。

さて、残る2つですがライダークリアしてからにするつもりですが、『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』には普段全然ゲームをしない姉がハマってしまいました。

懐かしいファミコンの外観で目を引いたらしく、昔のゲームをあれこれと楽しんでいるようです。

確かに昔にゲームって単純ゆえの中毒性ってありましたからね。ワタクシほぼ触ってないんですが、これはこれでよかったですね。

ニンテンドー3DS専用ソフト「オール仮面ライダー ライダーレボリューション」本告知PV


オール仮面ライダー ライダーレボリューション - 3DS
バンダイナムコエンターテインメント
バンダイナムコエンターテインメント


プレイアブルのライダーが70人以上って多すぎなんですが、意外に各ライダーの個性がちゃんと表現できているとは思うのですが、肝心のゲーム性が・・・・。まぁとりあえずエンディングまでは見るつもりです。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ TVCM


このCMはヒキョーやわ~。こんなん見たら絶対欲しくなるよな~。次に比較用に本家のCMを貼っておきますね。

ファミリーコンピュータCM 1983年


再現度高すぎですよ。ナレーションってちがう人なんですが、すごく似せてますね。



問題のコントローラーですが、遊べないことはないので安心しました。それから品薄らしく転売が横行しているようです。ご注意ください。ネットよりもお店で予約した方が定価で買えそうですよ。

話題その3:おすすめしたいアニメ映画


ワタクシが一年くらい前からずっと心まちにしていたアニメ映画が11月12日に公開開始になりました。

それは『この世界の片隅に』という作品です。

すでに公開から一カ月経とうとしていますが、公開開始から時間が経つほど上映館数を伸ばし世間でも評判になっていますから、ご存じの方もいらっしゃるでしょうね。

ワタクシも実はすでに2回鑑賞し、3回目の機会を虎視眈々とうかがっているところなんです。

本当はすぐにでもブログに感想など書きたかったのですが、この作品に限ってはヘンな先入観などない状態で鑑賞してほしいため、どう扱うのか困っているうちに時間が流れてしまいました。

ワタクシがまごまごしているうちに世間では話題になり始め、感想書くのはソフト化された後でもいいかな?と思うようなりました。

ネタバレはしたくないので簡単に作品紹介しますと、こうの史代さん原作の同名漫画のアニメ化で、70数年前の大戦時、広島県呉市に嫁いだ女性を主人公した作品です。大戦中の物語なので「あぁ戦争ものか、しんどそうな作品だな」と思ってしまうかもしれませんが、ワタクシはそんなことは全く感じない作品でした。

とにかく劇場で観てほしい作品です。あくまでワタクシの鑑賞ポイント(の一つ)ですが、”音”に着目してほしいのです。この作品は作画も評価が高いようですが、”音”にもこだわっているように思います。ちなみに音とはBGMだけのことではありませんよ。

これからソフト化されれば家庭でも鑑賞できますが、”音”だけでは劇場でないと味わえないものがあると思うのです。ですから、ぜひ劇場に!!

映画「この世界の片隅に」特報1


映画『この世界の片隅に』予告編


コトリンゴさんのテーマ曲がすごくいい。ザ・フォーク・クルセダーズの曲がこんな風に生まれ変わるとは。劇中の音楽もコトリンゴさんが担当しています。必聴です。

実は予告の映像には騙されました。のんさんの演技ひどいな~と思っていたのですが、本編を見るとのんさんでしかありえなったキャスティングでした。

本編中はリアルな広島弁が再現されてて、方言が近い岡山県人としては、登場人物たちが実在するかのような感覚を覚えました。

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)
こうの 史代
双葉社


この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)
こうの 史代
双葉社


この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)
こうの 史代
双葉社


原作漫画上・中・下の3巻あります。ワタクシは映画を観る前に原作を読みましたが、映画鑑賞にさほど影響はなかったのですが、ストーリーのネタバレを気にするのなら読まない方がいいと思います。

「この世界の片隅に」公式アートブック
『このマンガがすごい!』編集部,呉市立美術館
宝島社


ワタクシ、普段こういうの買わないんですが、この作品を観た後、妙に後にひく感覚があって思わず書店で買ってしまいました。

ワタクシと同じような感覚を観た人は抱くようで、映画を何度も観に行っている人もいるようです、。ああ!ワタクシも3回目いつ行こうかな?記事書いてると激しく観たくなってきた!!

ということで以上、3つの話題でした。と思ったけど最後に『この世界の片隅に』についての分析を一つ。この作品のヒットのカゲに実は『君の名は。』のヒットがあるような気がします。

今まで劇場で見るアニメなんてジブリかディズニーだったって人も『君の名は。』を鑑賞して「アニメって面白いじゃん」って思った人が多くいて、いい作品ならアニメでも見に行くっていういい風潮が出来上がったこともアニメ映画である『この世界の片隅に』が評価される下地になったと思うのです。

その『君の名は。』もまだまだ大ヒット中。2016年はアニメにとって、とてもよい一年になりましたね。来年も期待したいですね。

それにしても久しぶりに長い記事を書いてしまった・・・。来週分のネタはすでにありません。さぁどうなるでしょう?乞うご期待!!

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悔しい結果になりましたが、感謝しかありません。

2016-12-04 22:03:24 | サッカー観戦系
セレッソ強し!でしたね。プレーオフ決勝の結果は0-1でファジアーノの負けとなりました。

前半を0-0で折り返したまでは完璧でしたが、後半、コーナーキックからの失点。それでも崩れずに攻め続ける姿には心打たれました。

しかし力及ばずの敗戦でした。内容的にはもうあと一歩、いや半歩だったでしょう。

悔しいですね。まぁでも今年の成績はチーム史上最高の6位。来季につながるシーズンであったことは間違いありません。きっとこの悔しさはJ1昇格への試練であり、通過点なのです。今年の躍進をみていると意外に近い将来に”J1チームになったファジアーノ岡山”が実現しそうですね。

試合後に去就について臭わせるコメントをしている選手もいるようですが、今年得た経験は残った選手に引き継がれ、新しく加入する選手にも影響を与えることと思います。

これから寂しいニュースも数多く聞くことになるでしょうが、サポーターとしては笑って見送ってあげたいですね。

いろいろこのブログでも好き勝手に批判してきましたが、今年いい夢を見せてくれたファジアーノには感謝しかないです。

ちなみにワタクシ、シティライトスタジアムのパブリックビューイングで観戦していましたが、2800人くらいの観客が詰めかけて大型モニターの前で固唾をのんで試合を見守っていました。

数年前のファジアーノなら考えられない盛り上がりですよ。2010年から本格的にサポーターを始めて今年がもっとも楽しい年になりました。

試合後、スタッフの方が挨拶中に涙で言葉詰まってしまう場面を見て、ワタクシももらい泣きしそうでした。

こんな悔しい気持ち、こんな感動を感じることができたのは、やっぱり岡山に”ファジアーノ岡山”というサッカーチームがあるからこそなんでしょうね。

チームのない地域の方々には絶対に感じることのできない感情を抱くことができて幸せです。今日はそんな一日になりました。今年一年本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。


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