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ヴァニラ・アイスはプラチナの夢をみるか?

サンプル数一人の話。日記、アニメの感想などを独りよがりに書いてます。

『キングコング対ゴジラ(1962)』怪獣対決路線を決定づけた名作

2019-01-29 20:27:50 | 映画系
『キングコング対ゴジラ(1962)』

1962年8月11日に公開された日本映画でゴジラシリーズの第3作。アメリカRKO社とのライセンス提携作品で製作、配給は東宝。監督の本多猪四郎、特技監督の円谷英二という名コンビによる東宝創立30周年記念作品でゴジラシリーズ初のカラー作品。アメリカの巨大怪獣「キングコング」をゲストに”怪獣同士の対決”という日本の怪獣映画の流れを決定付けた作品であり、封切興行時の観客動員数は1120万人を記録、ゴジラシリーズ中では歴代最高の記録とのことです。上映時間は97分。登場怪獣はキングコング、ゴジラ、大ダコ。


あらすじ

日本のテレビ局が高視聴率獲得のため南海の孤島ファロから連れてきたキングコング。そして、北極の氷が解けて蘇ったゴジラ。やがて両者は日本で衝突し激しい闘いがくり広げられる。果たして勝つのはキングコングか?ゴジラか?


感想

日米の人気怪獣の対決ものという”お祭り感”満載の楽しい映画でした。

高島、藤木、有島のトリオのコントのようなやりとりで笑わせてくれ、キングコングの可愛らしさに萌えて、凶暴なゴジラに震撼しつつ、怪獣対決では手に汗握るという全然退屈させてくれなかったです。

本作はコメディ要素が強く、鑑賞中に少し戸惑ったんですが、映画が終わる頃には気にならなくなりました。

そうそう特に笑ったのが「起爆装置」のシーンですね。

船で日本にキングコングを輸送する洋上でキングコングが暴れだしたため、爆殺用の火薬を起爆させようとする主人公の高島さんとそれを止めに入る宣伝部長の有島さんが揉みあいになり、誤って有島さんが起爆装置を押しちゃって・・・・というシーンなんです。

古典的なコントですが、意外にツボにはまりました。案外、こういう笑いって普遍的なのかも?

コメディ要素が強い理由としてはせっかくの日米怪獣対決の”お祭り感”が損なわれないようにしたかったんだと思います。

現実でも高視聴率獲得のため手段を選ばない行動をしてトラブルになりますよね。あまりに真正面にこのことを描いてしまうと物語があまりに生臭くなってしまいますからね。

おかげで本作は”お祭り感”を失うことなく幕を閉じます。真剣に考えるとモヤモヤするラストも”お祭り感”の余韻でほとんど感じることはありませんでした。

まぁそれでも人間の欲深さとかテレビの視聴率至上主義への辛辣な皮肉も含んでいて、意外に深い作品でもあると思います。でもそんなこと考えなくても老若男女だれでも楽しめるのが本作の優秀さを示していると思います。さすがゴジラシリーズ歴代最高の観客動員数を誇る作品ですね。

それからギャグシーンばかりではなく、真面目なシーンもちゃんとあります。特にゴジラに関わるシーンはシリアスで緊迫感の伴うものが多かったですね。

ゴジラから避難するシーン、ゴジラが列車を襲うシーン、防衛隊による攻撃のシーン等々はなかなか緊迫感がありました。田崎潤さん演じる防衛隊の司令官も渋いんですよ~。

【公式】「キングコング対ゴジラ」予告 アメリカの人気怪獣キングコングを相手に迎えたゴジラシリーズの第3作目。


円谷英二さんが特技監督だけあって特撮部分にも見どころ満載。ラストバトルで壊される熱海城の精密なミニチュアや実物のタコを使ったファロ島の大ダコのシーンなどなど枚挙にいとまがありません。

それから最大の見どころはもちろんキングコングとゴジラとのバトル。非常にダイナミックな格闘シーンが多くて楽しい。

特にワタクシは富士山での戦いがお気に入りです。

富士山を登るゴジラにヘリで運ばれてきたキングコングが山の斜面を滑り台のように滑ってゴジラに激突!というシーンは激しいんですが、なんだかコミカルで笑ってしまいました。こんなカンジで対決シーンは終始、緊張感とコミカルさが同居した独特の対決に仕上がっています。

キングコング対ゴジラ 東宝DVD名作セレクション
関沢新一
東宝


キャストでは特に高島忠夫さん、藤木悠さん、有島一郎さんの演技が素晴らしい。正直、怪獣いなくてもこの3人だけで1本映画ができそうなんだよなぁ~。

それはさておき、この映画って鑑賞するまでは全然期待してなかったんですが、予想外に面白かったですね。本作の成功で日本の怪獣映画が”怪獣同士の対決”路線に走った理由がわかりました。一度は観てほしい怪獣映画ですね。

バンダイ 東宝怪獣 キングコング 硬質ソフビ
バンダイ
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愛嬌あるたたずまいのキングコング。動くともっと愛嬌があってかわいいヤツなんですよ。だから劇中ではついついキングコングの方を応援しちゃうんだよなぁ~。

ちなみに本作ではヒロイン(後年ボンドガールを務めた浜美枝さん!)をつかんで国会議事堂に登るというシーンがありますが、これはもちろん、あの有名なエンパイア・ステート・ビルによじ登ったシーンのオマージュです。

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今回もさすがの怪獣王、貫録が十分なんですが、コミカルなキングコングに引きずられ、本作のバトル中はゴジラもコミカルでした。だが、それがいい。


ということで今回はここまで。次回乞うご期待!

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『大怪獣バラン (1958)』宝の持ち腐れ怪獣バラン

2019-01-22 20:31:49 | 映画系
『大怪獣バラン (1958)』

1958年公開の東宝が制作した怪獣映画。モノクロ作品、監督は本多猪四郎、特技監督は円谷英二。上映時間82分。当初、アメリカからの注文で全4部のテレビドラマとして制作が始まり、フィルムもスタンダードサイズだったが、途中から劇場公開が決まり、東宝特撮初のシネマスコープ版映画(東宝パンスコープ)となったとのこと。登場怪獣はバラン。

あらすじ

東北地方の秘境でシベリアにしかいないはずのチョウが発見された。ただちに杉本生物研究所の所員2人が調査に向かったが、原因不明の怪死を遂げた。杉本博士の助手の魚崎、犠牲になった所員の妹で記者の由利子、カメラマンの堀口の3人は真相を解明すべく現地へ向かい、外部から隔絶された排他的で独自の神をあがめている岩屋村の人々と出会う。突如、彼らの前に湖から眠りを覚まされた怪獣バランが出現し、集落を破壊する。直ちに自衛隊が出動して攻撃を加えるが、バランは攻撃をものともせず、それどころか手足から皮膜を広げて飛び去ってしまう。その後、銚子沖に現れたバランは東京湾から羽田空港に上陸する。バランの都心侵攻を阻止すべく、自衛隊が羽田空港に布陣するが・・・。

感想

なんかあっけなく終わる映画だなぁというのが第一印象ですね。

原因はまずストーリーにあるでしょうね。前半に焦らしておいてようやく後半からバランが大暴れするんですが、バランの陸海空を活動できるという特徴を存分に見せつけないうちに倒されてしまいますからね。

バランが大暴れしたのは岩屋村、銚子沖から東京湾の海中、羽田空港だけ。東北地方から関東にくる道すがらラドンのように空中からバランが町を破壊するというような描写があってもよかったし、ゴジラみたいに東京の中心部で大暴れしてもよかったのに。

それからバラン打倒に使用された特殊爆弾も架空のものとはいえ、この物語の世界にはいくらでも手に入る兵器というのもインパクトが薄かったですね。初代ゴジラを倒した世界に一つしかない”オキシジェン・デストロイヤー”みたいな必殺兵器にできなかったのか?

外部からのどんな攻撃も効果がないので、特殊爆弾をバランに飲み込ませて倒そうということになるんですが、バランがいとも簡単に飲み込んじゃうんですよね~。飲み込ませるにしてももっとドラマの作りようがあったと思うんですよね。特殊爆弾を積んだ戦闘機に特攻させるとか。

こんな描かれ方してるから、バランが弱く見えてしまうんですよね~。せっかくゴジラとアンギラスを足して2で割ったようなインパクトのあるデザインをもち、陸海空で活動できるスペックがあるというのにです。宝の持ち腐れとはこのことを言うのでしょう。

大怪獣バラン 予告篇


バランが平行にスイーっとスーパーマンみたいに飛行するシーンがなんとも可愛らしくて笑えてしまいます。

元々テレビシリーズだったためか、映像もややチープな印象。知ってる俳優さんもあんまりいないし・・・。予算がなかったんですかね?

それでも自衛隊の戦闘シーンには力が入ってて、それは見どころではあります。特に護衛艦の実写シーンで爆雷の爆発で海面が盛り上がる場面はすごくリアルなんですよ。もしかして本物の映像の流用なのでしょうか?

大怪獣バラン [東宝DVD名作セレクション]
関沢新一
東宝


モノクロなもんでとても古臭く感じるんですが、『ラドン』の後に作られた怪獣映画だったりします。俳優さんの顔とか演技もどこか古臭いんだよなぁ~。まぁそういう古臭さも一周回っていい味になってはいるんですがね。

それに自衛隊がやられっぱなしでない珍しい映画ですからね。案外『シン・ゴジラ』に影響も与えているのかもしれませんね。

それにしても特殊爆弾を運搬してきた民間人に自衛官が「お前もっと怪獣に近いところに運べ(意訳)」って言ったのはさすがにずっこけましたね。そりゃ自衛隊の仕事でしょ?

FAVORITE SCULPTORS LINE 東宝30cmシリーズ バラン 1958 全長約410mm PVC製 塗装済み 完成品 フィギュア 一部組み立て式
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ゴジラのような顔にアンギラスのような体、皮膜をはって空を飛ぶこともできるという破格のスペックは怪獣好きの心をくすぐる設定ではありますね。でもゴジラやラドンのような知名度はなく、後のゴジラシリーズへの客演でもパッとしないとかあんまりです。

やっぱり自衛隊に正面からやられた怪獣ってプロフィールがよくないんでしょうか?

ということで今回はここまで。次回乞うご期待!

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『モスラ(1961)』日本怪獣界のアイドル?デビュー作

2019-01-18 20:51:21 | 映画系
『モスラ(1961)』

1961年7月30日に公開された東宝の監督本多猪四郎と特技監督円谷英二の名コンビによる日本の怪獣映画です。日本初の「東宝スコープ」(ワイド・スクリーン)の怪獣映画でもあります。登場怪獣モスラ。上映時間106分。ちなみに本作で初めて登場した怪獣モスラは、その後も多くの作品で活躍し、ゴジラ、ラドンの2怪獣と並び“東宝三大怪獣”と呼ばれています。

あらすじ

ロリシカ国の水爆実験場であるインファント島にて沈没した第二玄洋丸の生き残りの船員たちが救助された。彼らの証言により”死の島”であるインファント島に原住民がいることが判明した。これをうけて両国は急遽ロリシカ国のクラーク・ネルソンを隊長に日ロ合同調査隊の派遣を決定。放射能汚染により変わり果てた姿となったインファント島で調査隊は”小美人”という双子の妖精に出会う。”小美人”で一儲けを企んだネルソンが”小美人”をさらってしまった。ネルソンは東京で「妖精ショー」を開催し大成功するが、”小美人”たちは助けを乞う願いを込めて「モスラ」と歌った。そして遠く離れたインファント島で巨大な卵から怪獣モスラが姿を現す。インファント島から一路、日本の東京に向かうはついに日本上陸を果たす。これをうけてロリシカ国に逃亡するネルソン。東京中で暴れまわったモスラはへし折った東京タワーに巨大な繭をつくり、ついに真の姿を現す。ロリシカ国に飛び立つモスラ。モスラを鎮めなければロリシカ国もただでは済まないが・・・・。

感想

モスラのデビュー作品であり”退治されない怪獣”、”人間の味方の怪獣”という偉大なジャンルを作り出した映画です。

ストーリー、特撮のバランスもよく面白かったです。でも不思議と”怪獣映画”という印象の薄い映画でした。

確かに劇中ではモスラが暴れまわる場面も多いんですが、物語の本筋が”小美人争奪戦”だったからワタクシがこれまでブログで取り上げてきた怪獣映画にその比べて人間ドラマで見どころが多かったように感じました。

それにモスラって名前からしてなんだかかわいいですし、特にモスラの成虫はフサフサしててぬいぐるみのようで、ゴジラのような荒々しさがないんですよね。

一方、登場人物では主人公の三枚目だけど正義感と行動力に溢れる新聞記者の福田、非情な守銭奴の悪役ネルソン、純真な心を持つ双子の妖精・小美人などなどキャラクター立ってる人物が多かったですね。そして、それに合わせたキャスティングも絶妙でしたね。

特に主人公・福田役のフランキー堺さんは全体的にコミカルながらアクションもこなし劇中で活躍してくれます。また小美人を演じたザ・ピーナッツのお二人は歌唱からセリフまで双子ならではのユニゾン演技はさすがでした。

ストーリーも現代劇(といっても半世紀以上前の作品ですが)でありながら、ラストにて荒ぶるモスラを鎮めるために力づくではなく鐘の音を利用するという方法はそれまでの”怪獣映画”と大きく異なり、とてもファンタジックで平和的なものでした。

また本作は悪役ネルソンの暗躍と結末を通して”悪いことをすれば必ず報いが来る”を描き、現代版の”寓話”とも受け取ることができるのではないかと思いました。

モスラ(1961)(プレビュー)


予告だけ観るとモスラが完全に悪役なんですが、実は悪役は人間だったというオチ。予告編詐欺といってもいいかもしれません。

でも、予告からも伝わるように特撮にはかなり力が入ってますね~。成虫に成長したモスラがロリシカのニューカークを破壊するシーンや繭化したモスラを架空の兵器「原子熱線砲」で焼くシーンなんかはワクワクしましたね~。

モスラ [東宝DVD名作セレクション]
中村真一郎,福永武彦,堀田善衛
東宝


このDVDには1974年12月14日『東宝チャンピオンまつり』公開された1時間程の再編集版が収録されているので、気になるアイテムですね。

ゴジラ ムービーモンスターシリーズ モスラ(幼虫)
バンダイ(BANDAI)
バンダイ(BANDAI)


幼虫モードは完全にチョココロネ、いやいや完全に芋虫。でもキモカワイイ。

ゴジラ ムービーモンスターシリーズ モスラ(成虫)
バンダイ(BANDAI)
バンダイ(BANDAI)


フッサフサの成虫モード。成虫になると弱体化するイメージが強いのはなぜだろう?

怪獣なのに何故かかわいいモスラは本作でデビュー後、怪獣王ゴジラに並んで高い人気を得て、多くの作品で活躍することになります。昭和時代にはゴジラとともに地球を守り、平成に入っては単独タイトルがシリーズ化されました。

猛々しい怪獣王ゴジラが怪獣界のヒーローなら、人間の味方で愛らしいモスラはさしずめ”怪獣界のアイドル”と呼んでもいいと思います。

そんな怪獣界のアイドルになったモスラの原点である本作は観て損はありませんよ。

モスラの歌 ザ・ピーナッツ 1961《映像編》


モスラといえばこの歌ですね~。まったく歌詞の意味はわかりませんが、一度聞くと頭からメロディが離れなくなりますね~。

ということで今回はここまで。次回乞うご期待!

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『さよならジュピター(1984)』映画は”やりたいこと”だけじゃ成立しない

2019-01-15 21:22:54 | 映画系
ここ最近、東宝の怪獣映画を観ているので怪獣映画以外の撮映画にも興味が湧きました。というワケで今回は東宝製のSF映画『さよならジュピター』の鑑賞いたしましたので感想を書いていきます。

『さよならジュピター』

1984年に公開された東宝と株式会社イオの共同製作による日本のSF映画。SF小説家の小松左京が監督(橋本幸治と共同)、脚本、製作(田中友幸と共同)と務めました。上映時間129分。

あらすじ

2125年、地球の人口は180億人に達し、深刻化していたエネルギー問題の解決のため2140年には木星を太陽化させる計画が着々と進んでいた。だが、火星で発見された地上絵から人類以外の知的生命体の存在を示唆する学者たちは計画中止を求める。一方、環境保護団体「ジュピター教団」の過激派達が木星を守ろうと木星計画の基地に度々テロ行為をはたらいていた。そんな折、あと2年でブラックホールが太陽へ衝突することが判明する。唯一の対策は木星太陽化計画を応用し木星を爆発させブラックホールに衝突させ、その軌道を変更する方法だけだった。木星爆破計画の立案者である主人公・本田英二は計画を進めるが、英二の恋人マリアを含むジュピター教団の過激派は爆破阻止のため基地に侵入する。はたして太陽系の運命は、英二たちの運命はいかに・・・。

感想

かなりツラい129分でした。

この映画、あらすじだけ読むとそこまでヒドい作品とも思えないんですが、「あれもやってみたい、これもやってみたい」といわんばかりに、とにかくいろいろな要素や物語のオマージュが詰め込まれています。

地球外知的生命体の存在、太陽系を巻き込む大災厄、ロミオとジュリエット、ジョーズ、スターウォーズなどなど129分間にいろいろありすぎて疲れます。しかもどれもちゃんと作ってないもんだから全然面白くない。

Whikipedhiaにさえ”「いろいろ詰め込み過ぎて破裂した」と、各方面で酷評されている”と掲載されていますが、まさしくその通りでした。

作り手側の「いろいろやってみたい!」って意欲はよくわかるんです。しかし観客に対する「面白い映画を鑑賞してもらいたい」という意欲には欠けていたようにも感じました。

その最たるものが”無重力ラブシーン”です。

ラブシーンは百歩譲るとして宇宙基地にいるからといってなぜ”フワフワ浮かんで絡む”必要があるというのでしょう?劇場でこのシーンにポカーンとした人も多かったと思います。

それからジュピター教団の本拠地で突如始まる『ジョーズ』。

サメの背びれが海にいる人間に迫ってくるシーンは『ジョーズ』そのまんま。まぁ襲ってくるサメは随分小ぶりで主人公三浦友和にあっけなく撃退されます。しかもこのシーンってまるまる無くても物語は成立します。スタッフが『ジョーズ』やってみたっかたんでしょう。

さよならジュピター_予告篇


自動翻訳機が活躍している設定なので劇中では多言語が飛び交います。例えば日本語を話す主人公と英語を話すヒロインとの会話では当然英語の部分に字幕が入るんですが、この演出に慣れるまでに結構時間がかかりました。

だって現代では普通じゃありえない状況ですからね。これも自分の映画の設定を大切にするがあまり観客に配慮しないこの映画の大きな特徴ともいえますね。
さよならジュピター 東宝DVD名作セレクション
三浦友和
東宝


主演が三浦友和、脇に森繁久彌、岡田真澄など役者は悪くないんですよ。演技も下手というワケでもありませんしね。まぁ外国の俳優さんは誰も知りませんが・・・。

それから少年科学者カルロス役はあのマーク・パンサーと知ってびっくり。どうりで日本語がうまいと思ったよ。

さよならジュピター〈上〉 (ハルキ文庫)
小松 左京
角川春樹事務所


さよならジュピター〈下〉 (ハルキ文庫)
小松 左京
角川春樹事務所


ワタクシは未読なのですが、ノベライズの方の評価はすごく高いらしいです。やっぱり話の筋は悪くないんですよ。映画の作り方が悪いんでしょう・・・。

まぁツッコミ所満載の映画ではあるのでお財布の中に余裕があればネタ探しに鑑賞するのもいいかもしれないんですが、オススメはしません。

ということで今回はここまで。次回乞うご期待!

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『空の大怪獣ラドン(1956)』「キャメラをとめるな!」が生んだ名ラスト

2019-01-12 10:20:10 | 映画系
『空の大怪獣ラドン(1956)』

1956年12月26日に公開された、東宝制作の怪獣映画。東宝初のカラー怪獣映画である。 初代『ゴジラ』と同じ監督は本多猪四郎さん、特技監督は円谷英二さんのコンビ。上映時間82分。登場怪獣ラドン、メガヌロン。


あらすじ

阿蘇の炭鉱町で奇怪な連続殺人事件が起る。真犯人の正体は巨大なヤゴ・メガヌロンだった。炭鉱技士の河村はメガヌロンを追って自衛隊らとともに坑道の内部へ赴くが、落盤に巻き込まれ行方不明に・・・。時を同じくして航空自衛隊司令部に国籍不明の超音速飛行物体が報告された。確認に向かった自衛隊機は謎の飛行物体に叩き落され、東アジア各地にも出現し各国を混乱に陥れていた。一方、阿蘇では家畜や人間が行方不明になる事件が発生していた。そんな頃、記憶喪失になった河村が発見された。鳥の卵の孵化を見たことをきっかけに記憶を取り戻した河村はメガヌロンをついばむ巨大生物のことを語るのだった。河村の証言のもと、調査に乗り出した調査団の眼前で古代翼竜の大怪獣ラドンが飛び立つ。ラドンは自衛隊の戦闘機から追撃を受けながら福岡に辿り着いた。さらにもう1頭のラドンが現れ町を破壊して飛び去ってしまった。2頭の空飛ぶ大怪獣に人類は屈してしまうのか?

感想

「まだキャメラをとめるな!」と特技監督の円谷英二は撮影のスタッフに叫んだ。当初 噴火する阿蘇山上空を弧を描いて飛ぶはずだったラドンのピアノ線が溶岩を模した溶鉄のため高温にさらされ切れてしまった。当然、操演は不可能だが、円谷はこれを操演スタッフのアドリブと思いスタッフに撮影を続行させたのだ(撮影終了後に操演スタッフから事情を聞いたが、撮り直さないことに決定した)。結果、本当に力尽きたかのように見えるラストシーンとなった。

これは本作のラストシーン撮影時に残る逸話です。

2匹のラドンが溶岩で焼かれ、倒れるラストシーンはどこか物悲しくやるせない気持ちになる本作屈指の名シーンだと思っていますが、それが偶然から生まれたものとは驚きです。

本作はラドン達怪獣をあくまで”生き物”として描いており、偶然にも現代に甦ってしまった古代の生物が現代の地上の支配者”人間”に被害を与えてしまったことで”人類と敵対”してしまうワケです。

人類も怪獣との共生を考慮せずに自らを脅かす存在として損害を厭わず(警官隊の命、溶岩の被害にあう集落etc.)に滅ぼしにかかるのです。

だから本作は”怪獣退治”を描きながらも実は一番残酷な生き物は”人間”ではないかというメッセージが込められているようにも感じました。

それゆえにラドンが力尽きるラストシーンがすごく効果的であったと思います。逆説的にいえば”このラスト以外ありえない”とも思いました。

Rodan movie trailer


物語全体は謎の連続殺人事件の発生というミステリータッチの幕開け、人間大の怪獣メガヌロンとの死闘。それに続き始まるラドン登場からの巨大怪獣物語という82分なのにかなり濃い内容の映画でした。

おかげで飽きの来ない映画に仕上がっていたと思います。

それにしても特撮部分の見どころは満載で60年経過しても色あせないシーンばかりです。

ラドンが走るジープを後から追い越し、そのソニックブームでジープがひっくり返るシーンは圧巻です。またラドンに福岡の町が破壊されるシーンも大迫力です。精緻なミニュチュアはカラー映画になっても本物っぽさが失われることはありませんでした。

それからラドンを追尾する自衛隊機シーンも空撮、特撮をうまく組み合わせてリアルなものに仕上げていて関心しました。

空の大怪獣ラドン [東宝DVD名作セレクション]
黒沼健,村田武雄,木村武
東宝


キャストは後に『ウルトラQ』で万城目淳役を演じる佐原健二さんが主演。若々しい演技はなかなか微笑ましかったですね。それからヒロインの白川由美さんも若くて可愛かったですね。

まぁ人間側のドラマはラドンが登場して以降ではあんまり魅力がなくて、「あの役者さんがめちゃくちゃ若い!」って感じでテンションが少し上がるだけでした・・・。

ゴジラシリーズ ラドン ソフビ
株式会社 バンダイ
株式会社 バンダイ


ラドンってなかなかカッコいいデザインしてますよね~。後に『ゴジラ』シリーズの常連になっていくのも頷けます。

でも”プテラノドン”と同じ種類の動物かというと全然似てないですね。それはツッコンじゃいけないことでしたね・・・。


ということで今回はここまで。次回乞うご期待!

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『ゴジラの逆襲(1955)』怪獣王国ニッポンの誕生

2019-01-07 18:27:40 | 映画系
『ゴジラの逆襲(1955)』

1955年(昭和30年)4月24日に公開された東宝制作の日本映画で、「ゴジラシリーズ」の第2作です。監督は小田基義さん、特技監督は円谷英二さんです。モノクロ、上映時間は82分です。登場する怪獣はゴジラ、アンギラスで世界初の怪獣同士の戦いが描かれた作品でもあります。

あらすじ

ゴジラは一匹ではなかった。さらに新たな怪獣アンギラスも現れ大阪の町を破壊しながら激突する二大怪獣。かつてゴジラを倒したオキシジェンデストロイヤーなき今、これら二大怪獣に対抗する術はあるのか?そして人類の運命はいかに?

感想

人気作になった前作から小難しい”メッセージ性”を取り除き”巨大怪獣バトル”を取り入れ、エンターテイメント性を高めている作品でした。怪獣映画として観ればそれなりに面白かったです。

撮影期間が3か月に満たなかったということもあって、怪獣のバトル以外のところでのクオリティは低くなっていますね・・・・ゆえに総合的な評価はどうしても低くなってしまいます。

それでもゴジラの他にもアンギラスという巨大怪獣を生み出したことはその後の「ゴジラシリーズ」や巨大怪獣の登場する特撮番組を生み出す素地になったという点でも見逃せないエポックな作品です。

そう、まさしく”怪獣王国ニッポン”の誕生の契機となった作品といえるでしょう。

それからストーリーですが、前作のような必殺武器を持たない人類がどうやってゴジラを倒すのか?というところが見所です。巨大なゴジラに小さな人間は絆と知恵で対抗するといった趣の展開は王道ですが、やっぱり好きですね。

またゴジラが前作の”ほぼ無敵な存在”から本作で”人間が結束すれば倒せる存在”へ設定が変わったことも見逃せないですね。

”人間が倒せる存在”になったことでゴジラが弱体化したのは確かでしょうが、この変更があればこそ”シリーズ化”が可能になったと思います。

人類よりもあまりに強い存在では物語が成立しにくいでしょうからね。その代りにゴジラ並みの巨大怪獣を追加して”ゴジラが弱体化”した部分を補ったんではないかと推測しています。

【公式】「ゴジラの逆襲」予告 大阪を舞台にアンギラスと死闘を繰り広げるゴジラシリーズの第2作目。


予告の半分が前作の映像使っています。よっぽど時間なかったんでしょうね。時間がないといってもミニチュアを使った特撮シーンは必見。大阪城をはじめとする大阪の町が破壊される迫力はなかなかのものでした。

それからアンギラスとの怪獣バトルはワクワクするんですが、なぜゴジラと対立しているのか?の説明が欲しかったですね。おかげで物語上もアンギラスにはあんまり触れられることもないし・・・。まぁ制作期間が短いし、”怪獣を2匹出した映画作ろう”という企画先行の映画だから細かい部分は考えてないんでしょうケド。

ゴジラの逆襲 東宝DVD名作セレクション
村田武雄,日高繁明
東宝


本作は特撮以外での見所って語りにくいんですが、千秋実さんは印象に残りましたね。

名作『七人の侍』では侍たちのムードメーカー役でしたが、本作でも三枚目でコミカルなムードメーカーという千秋さんにとってはハマリ役でした。

主人公ではないものの、ゴジラやアンギラスの襲撃で暗くなりがちな物語をコミカルな演技で支えつつ、迎えた死が主人公にゴジラ撃破のヒントを与えるという物語上でも重要な役回りでした。

そうそう、千秋さん扮する小林って”死亡フラグ”を見事に回収してくれるのも、ある意味見所かもしれないですね。物語的には悲しい展開ではありますが・・・。

それにしても三枚目役のキャラが死ぬと普通のキャラより悲しいのは何故なんでしょうね?『ゲッターロボ』のムサシしかり、『インディペンデンスデイ』のラッセルしかり。

HMV限定ムービーモンスターシリーズ アンギラス2005
バンダイ
バンダイ


2足歩行のゴジラに対する4足歩行のアンギラス。アンキロサウルスが水爆実験のせいで怪獣化したものらしいんですが、アンキロサウルスとは全然似てない・・・。

それはさておき、アンギラスは本作でのデビュー以来、ゴジラシリーズの常連怪獣になっていきます。

ちなみに脳が体じゅうに分散しているため、動きが俊敏という設定があります。映画ではその俊敏さが活かされてるようには思えませんが・・・。


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『ゴジラ(1954)』怪獣王のデビュー作

2019-01-04 22:01:10 | 映画系
今年2019年はハリウッドのゴジラ映画が公開されるので、それに乗っかって東宝怪獣映画の感想記事を書いていくと予告しましたので今回から早速記事を書いてまいります。

一つの記事で一作品ずつ少なくとも週一ペースで記事にしていく予定ですのでよかったらお付き合いください。ちなみに作品選びはランダムにワタクシの観たい作品から行いますので何卒ご了承ください。

『ゴジラ(1954)』

1954年(昭和29年)11月3日に東宝が製作・公開したモノクロの日本映画で、監督は本多猪四郎さん。特殊技術は円谷英二さん。巨大怪獣ゴジラが登場するゴジラシリーズ第1作であり、日本の怪獣映画の元祖です。怪獣映画、特撮映画、パニック映画、反核映画の傑作としても名高い作品です。上映時間97分。

あらすじ

海底に潜んでいたジュラ紀の怪獣ゴジラが水爆実験で安住の地を追われ、東京に上陸し、町を火の海に変えた。未曾有の”怪獣災害”を前にした人々はゴジラを撃退できるのか?

感想

本作は怪獣王ゴジラのデビュー作ですが、怪獣映画というよりはパニック映画として鑑賞しました。

それにしても60年以上前の映画なのにかなり面白かったですね。

まず、なにより凄かったのは映像ですね。細かいツッコミ所やクオリティの低い部分はあるものの、ゴジラの襲撃で町が壊され燃えるシーン、人々が恐怖に逃げ惑うシーン、避難所での看病のシーンなどが妙にリアルで怖かったですね~。

こういう映像は、かつての戦争での傷痕や記憶が生々しく残っていた時代だからこそ作れたのかもしれませんね。

それからストーリーもよくできていたと思います。怪獣が出てきて大暴れという単純な展開に現実主義者の主人公と理想主義者の二人の科学者との思想的対立、反核思想、発展する科学と自然破壊といったメッセージ性を含ませて、鑑賞後の心に余韻を残してくれました。

かといって本作のメッセージ性は映画の娯楽性を邪魔するほど強く押し付けてこないのもよかったですね。

ストーリーの深い部分を理解できない小さな子どもから、”怪獣”という非現実的な存在を肯定しない大人まで鑑賞できるように配慮して作られているようにも感じました。だからこそ、”ゴジラ”は日本人に広く受け入れられたんでしょうね。

【公式】「ゴジラ」予告 初ゴジと呼ばれる記念すべきゴジラの第1作。


予告だけでも面白い!現実にはいない巨大生物に恐れおののく役者たちの演技が巧すぎてめちゃくちゃリアルなんだよな~。それに壊され燃えさかる街並みがミニチュアとわかっていても感じる迫力と恐怖。初代にして至高の映画ですわ、コレ。

それにしても濁点を使ったネーミング、恐竜をモチーフにしながらもさらなる荒々しさと力強さに漲るデザイン、そして巨大さ凶暴さ力強さの三つを表現しきった鳴き声は本当に秀逸ですよね。どれか一つ欠けても本作は”怪獣王ゴジラ”を表現できずに成功しなかったかもしれません。

ゴジラ(昭和29年度作品) 東宝DVD名作セレクション
香山滋,円谷英二
東宝


メインの役者さんは若い人ばかりのため少し重みが足りないんですが、ベテランの志村喬さんの存在がそれを補ってくれてました。実に等身大の人間臭い演技をしてくれますので必見です。

ちなみに志村さんは本作と同じ年に公開された『七人の侍』にも出演して、すばらしい演技をされていますのでそちらも必見ですよ。

S.H.モンスターアーツ ゴジラ (1954) 約150mm PVC&ABS製 塗装済み可動フィギュア
BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)


”人形は顔が命”っていいますが、ゴジラを見てると本当にそう思いますね。怖い、強そう、でもどこか愛嬌があるというこれ以上ない造形してますよね。

ただ醜いだけのクリーチャーではないという造形であるがゆえに日本人に愛され、暴れるだけの”怪獣”から後に地球を守る”ヒーロー”に変貌を遂げていったのかもしれませんね。

ということで今回はここまで。次回乞うご期待!

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怪獣達の容赦ないバトルあるのかも?『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』予告第2弾

2018-12-16 18:08:50 | 映画系
今日12月16日に地上波で『シン・ゴジラ』が放送されますね。ゴジラという”災害”に日本人がどう向かい合うのか?というテーマをリアルに描いてくれて大ヒットしましたね。

そういう社会派ゴジラも面白いのですが、昭和の特撮ファンの端くれとしては最新の映像技術でド派手な怪獣バトルが観たいのですよ~。

そんなワタクシの気持ちを察したワケではないのでしょうが、ハリウッド版ゴジラの新作予告映像が公開されましたね。早速観てみましょう。

『ゴジラ2: キング・オブ・ザ・モンスターズ』 予告編2 (2019年)


予告動画観る限りワタクシの知ってる俳優さんは渡辺謙さんだけでしたね。まぁ個人的には映像や怪獣の方に資金投入してほしいので他の有名俳優は不要です。

それにしてもこの予告やべぇな、怪獣達がカッコイイわ~(映像が暗くてわかりにくいケド)。オリジナルのデザインをリスペクトしつつ、それでいてさらにマッシブなお姿になってて”これぞハリウッド”ってかんじですなぁ~。

意外だったのはモスラのデザインですよ。成虫モードはいつもモフモフで可愛らしい印象でしたが、新作の方ではなんだか凶悪なカンジに仕上がっててカッコイイじゃないか。

ゴジラ ムービーモンスターシリーズ モスラ(成虫)
バンダイ(BANDAI)
バンダイ(BANDAI)


いつものモスラ(成虫)です。この造形のまま新作に出たら映画の雰囲気こわれちゃうでしょうね~。

予告だと怪獣を人間に味方引き入れることがどうのって話してましたね~。どの怪獣が人類の味方について、敵になるのか今から楽しみですな~。

それから今回の予告はゴジラとキングギドラが互いにぶつかり合う直前に終わりますケド、この後の激しいバトルを妄想したらテンションが爆上げですよ。それにひきかえアニメ版ゴジラの方は・・・・。

『GODZILLA 星を喰う者』 公開後スペシャルPV (『GODZILLA:The Planet Eater』 Official trailer 2 )


先日のアニメ版ゴジラでは怪獣たちの大バトルがなくてフラストレーションが溜まったんですが、新作映画の方は容赦のない大バトルが期待できそうですね。映画観る前ですが、怪獣たちが大暴れしてくれるだけでストーリーなんてどうでもいいです。

関連記事⇒アニメ『GODZILLA』シリーズ感想~怪獣映画を期待したのに・・・~


【公式】「三大怪獣 地球最大の決戦」予告 ライバル怪獣キングギドラが初登場するゴジラシリーズの第5作目。


ゴジラ、ラドン、モスラそしてキングギドラが登場する映画といえば『三大怪獣 地球最大の決戦』ですね。ゴジラ・ラドン・モスラの連合軍でキングギドラを迎え撃つというお話です。三大怪獣が共闘するという物語もアツいんですが、モスラの幼虫がラドンに乗り糸吐く姿が妙にカワイイんだ。

ゴジラ ムービーモンスターシリーズ モスラ(幼虫)
バンダイ(BANDAI)
バンダイ(BANDAI)


モスラの幼虫って完全にチョココロネですよね~。昔は気持ち悪かったのに最近はカワイイと思ってしまうから不思議。

三大怪獣 地球最大の決戦 東宝DVD名作セレクション
関沢新一
東宝


なんだか新作にも通じるものがありそうです。興味のある方は予習のつもりで鑑賞してみてはどうでしょうか?


今回はここまで、では次回乞うご期待!

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『カメラを止めるな!』今更ながら感想を(ネタバレあり)

2018-12-14 19:44:27 | 映画系
今回の記事はネタバレを多量に含むのでご注意ください。
*もしネタバレがお嫌ならこちらへどうぞ⇒雑談記事 訃報、さくらももこさん死去 他2本(2本目の記事「②映画『カメラを止めるな!』を観てきた!」をご覧ください)

2018年の話題の邦画『カメラを止めるな!』のDVDが先日の12/5に発売になりましたね。これを受けてようやく感想が書けるってもんです。

『カメラを止めるな!』

2017年300万の低予算で製作。同年11月に先行公開され、2018年6月からたった2館での劇場公開を開始。その後、略称「カメ止め」として口コミで評判が広がり全国で劇場公開が開始されました(2018年12月現在も公開中)。監督は上田慎一郎さん。本作が監督自身初の劇場長編作品となりました。

あらすじ

とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。
そんな中、撮影隊に本物のゾンビが襲いかかる! 大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。
“37分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイバル! "―――を撮ったヤツらの話。(Amazon当該商品のページより引用)


感想

今回の記事を書く前にAmazonのレビューをチラリと覗いてみたんですが、世間の評判とは裏腹に低い評価をつけている人が結構いるんですよね~。画質が悪い、カメラがブレブレなどなど・・・・。そりゃそうですよ。

だって製作費300万円の映画なんだもん。

低予算映画だっていうことはマスコミが騒ぎ出した時から報じていましたからね~。こういう評価を下した人はこの映画にどんな夢を見ていたのでしょう?もちろん注目するポイントや評価の基準は人それぞれですがね・・・。

ワタクシは”低予算映画”と認識した上で劇場で鑑賞しましたから、そういう予算的に荒削りな部分は始めから評価の基準にいれないようにしました。そりゃ100億円かかった映画とガチで比べちゃこの映画絶対劣るでしょ?

というワケで感想の本題に入ってまいりますが、この映画あくまで”低予算映画”ってことを頭の片隅に置いてワタクシの感想を読んでくださいね。

冒頭からワンシーン・ワンカットのゾンビ映画が始まりヒロイン一人生き乗ることで物語は完結します。でも実はゾンビ映画は劇中劇。本来の物語はその後始まるというアイデアが秀逸でした。

なので本来のあらすじは以下のようになります。

プロデューサーから生放送でワンシーン・ワンカットのゾンビ映画を撮影するように無茶振りされた映画監督の主人公が期待通り37分間のゾンビ映画を完成させた。でもその裏側ではあれやこれやのトラブル続出!主人公はいったいどうやって生放送のゾンビ映画を完成させたのか?

結局のところ”ゾンビ映画が始まったと観客に思わせておいて、本来の物語はその内幕を描くこと”というアイデアこそがこの映画の面白さの核だったのです。

ここまで読んでいただくと何故、ネタバレがこの映画にとって致命的なのかわかってもらえると思います。

ワタクシは事前の情報をシャットアウトして鑑賞したので非常に驚いたとともに面白く鑑賞できました。低予算ながらワンシーン・ワンカットのゾンビ映画が完成していることも驚きですが、本来の撮影のドタバタ劇を描いたドラマ部分もコミカルかつスピーディで、劇場で笑いをこらえるのが大変でした。

たしかに画質もカメラワークも粗いんですが、このアイデアだけで十分楽しめました。そしてなにより、ワタクシは本作で”大金を積んだ映画が面白い映画ではない"ということを改めて思い知りましたね。

映画『カメラを止めるな !』予告編


この予告編を観ちゃうとモロにネタバレですな・・・。

起用された俳優さんたちが全然有名じゃないってのもよかったなぁ~。ワタクシの場合、「低予算映画だから本当にスタッフさんなのかも?」とか思って観てましたらドラマ部分に妙なリアリティが加味されちゃいました。

俳優さんたちも有名じゃないからといって皆さん妙な味わいのある俳優さんばかりでしたね~。特に女プロデューサー役の女優さんは下手くそな関西弁と四角いお顔はすごいインパクトでした。

ところでストーリーなんですが、実はけっこう陳腐だったかも?撮影のドタバタを無理矢理作った感は否めません。でもそれがいい。徹底的にドタバタしてくれるのでラストが気持ちいい。

【Amazon.co.jp限定】カメラを止めるな! [Blu-ray] (バンドル特典:カメラを止めるな! Tシャツ (オレンジ・ フリーサイズ)付)(「ONE CUT OF THE DEAD 現地リハーサル通しver.」DVD付)
濱津隆之,真魚,しゅはまはるみ
バップ


できれば劇場で観てもらいたい作品ではありますが、大画面だと画質やカメラワークのせいで少しキツイかも?そう思う人はDVDで観てみてください。

今回はここまで、では次回乞うご期待!

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『ボヘミアン・ラプソディ』を鑑賞した!~フレディとクイーンの”大河ドラマ”~

2018-11-28 18:11:10 | 映画系
伝説のロックバンド・クイーンとそのヴォーカル、フレディ・マーキュリーにスポットをあてた映画『ボヘミアン・ラプソディー』を鑑賞してきましたので感想を書いていきます。

『ボヘミアン・ラプソディ』

イギリスの世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳でこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記映画。日本では2018年11月9日より公開。音楽総指揮はクイーンのメンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが手がけ、劇中の楽曲にフレディ自身の歌声を使用。クイーン誕生から20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」での圧巻のパフォーマンスまでと、その裏にあった知られざるストーリーを描く。ちなみに批評家の評価は賛否割れているとのこと。

あらすじ

1970年代初頭のイギリス。インド系移民の自分のルーツを嫌い、厳格な父と折り合いが悪った青年ファルーク・バルサラ=フレディ・マーキュリーはロンドンにいた。音楽に傾倒していたフレディはある日、ヴォーカリストが脱退したばかりだった「スマイル」のギタリストのブライアン・メイ、ドラマーのロジャー・テイラーに見事な歌声を披露したことでバンドの新しいヴォーカリストとなった。彼らはさらにベーシストのジョン・ディーコンをメンバーに迎え、新生バンド「クイーン」をスタートさせる。クイーンは数々の名曲を生み出し人気はうなぎ登りになった。しかし、彼らの運命は光ばかりではなかった。フレディの天才ゆえの孤独、バンド解散の危機、さらにはフレディに忍び寄る恐ろしい病魔、強い光に照らされた彼らの影もまた濃くなっていくのだった。

感想

まず、この映画を見て損はないです。さらに劇場で鑑賞しないと映画本来の良さを味わえないです。とにかく、ワタクシが強く主張したいのは「つべこべ言わずに映画館に行け!」ということです。

久々に「映画館来てよかった~」と思いました。それだけこの映画が素晴らしかったということなんです。では何がそんなに素晴らしかったかというと、まるでフレディが蘇ったのか?と思えるからです。

上にも書いていますが、クイーンのヴォーカル、フレディ・マーキュリーは1991年に45歳の若さでこの世を去っています。だから当然、ご本人が登場するワケではありません。別人の俳優さんがフレディになりきって演じているのです。

正直なところ映画が開始してすぐは、フレディにあんまり似てないなぁと思っていたんですが、物語が進行し、ステージのシーンを見る度にどんどん自分の中でその認識が改まってきました。そしてラストのライブシーンではフレディ本人として見ている自分がいました。

本当にラストのライブシーンはシビれるんだよなぁ~。映画だってわかってるのにスクリーン内の観衆のように声出して歌いそうになるし、思わずスタンディングオベーションしそうになっちゃいました。

まぁ逆説的にいえばラストのライブシーンを”まるで本物”だと思ってもらえるようにストーリーを作り、演出していたんだなぁと後になって気づきました。いきなりライブシーンだけ見せられても登場人物の背景がわからなかいからクイーンのコスプレイヤーとしか認識しませんからね。

だからなのか、ストーリー自体はかなりわかりやすい。

若者が夢を求め集ってバンド結成⇒成功を収めるが危機が訪れる⇒バンド再出発⇒クライマックスのライブ

こうやって書いてみると物語の基本構造はどこにでも転がってるものだということがわかると思います。それに劇中にはわかりやすい悪役も登場し、この人物によってフレディやメンバーに悪感情が湧かないように設定されています。

こういうところが一部の映画批評家にとって受けの悪いところのような気がします。”ライブシーンには力が入っているが、物語は陳腐”だとか”史実と違うのでは?”とかとか・・・。

まぁ確かにフレディを美化しすぎているようにも感じるのは事実なんですが・・・・。



この映画は”スクリーンだけに蘇ったフレディ”を世界のクイーンファンたちに見せたかった映画なんだから、これで正解なんです。

日本でいえばNHKの”大河ドラマ”みたいなもんです。歴史上の人物・出来事を描いていながら、エンタテイメント性を高めるために主役を美化したりするでしょ?

例えば徳川家康だって、主人公の時はイイ奴で脇役に回ったら嫌な奴じゃないですか。あれと同じで事です。これから劇場に足を運ぶ方にはフレディとクイーンの”大河ドラマ”って見方をしてもらえたらより楽しめると思います。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』最新予告編が世界同時解禁!


フレディ以外のメンバーもソックリなんだよな~。ライブシーンもすごい再現度で主演のラミ・マレックがフレディの動きまんまですごすぎて笑いそうになりました。

ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)
Universal Music =music=
Universal Music =music=


予習するなら映画のサウンドトラックを聞いておくとよいと思います。まぁ劇中に登場する曲は日本でもCM起用などでファンならずとも耳にしたことのあるものばかりなので、あえて予習は必要ないかもしれませんがね。

20世紀FOXファンファーレQueenバージョン


そういえば20世紀FOXのファンファーレがクイーンのアレンジでした。いきなり心を鷲掴みしてくるやり方すごくイイ!

そうそう、クイーンといえばタモリ倶楽部の名物コーナー”空耳アワー”の常連でもありますね~。本編オープニングで流れる「Somebody To Love」ではどうしても途中で「エビバディわしゃこけた~♪」と聞こえてしまいます。空耳アワー恐るべし・・・。

昔の空耳 その0033


「エビバディわしゃこけた~♪」ってローリー寺西が応募したんだ!!劇中ではこのほかにも空耳があるので探してみてください。一応、こんなアホな楽しみ方も有るってことをお伝えしておきます。

と、ここまでいろいろ書いておいて実はワタクシ、クイーンのアルバムは2枚しかもってません。つまり俄ファンなんですよね~。

でもワタクシはこの映画でお腹いっぱいになりました。ファンであろうがなかろうがこの映画は楽しめると思うのでぜひぜひ劇場まで行って鑑賞してみてください。

ということで今回はこれまで!次回乞うご期待!!

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明日は大ダコはでないゾ!『フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン) 』

2018-05-01 23:13:16 | 映画系
明日の5/2にスカパーの放送局、日本映画専門チャンネルにて『フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン) 』の公開オリジナル版が放送されます。放送前にサクッと感想でも書いておきます。

今回、放送されるのは”大ダコ”が出ないバージョンですでの大ダコが観たい方はご注意ください。日本映画専門チャンネルの公式フェイスブックでも特にそれに言及してあるのは笑いました。


*赤で囲ったところにご注目ください。

『フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン) 』

本作は東宝と米国のベネディクト・プロが製作し、1965年(昭和40年)8月8日に公開した怪獣映画です。監督はゴジラの 本多猪四朗 さんです。

それから”地底怪獣”と書いて”バラゴン”と読みます。北斗の拳における”強敵”を”とも”と読むのと同じですね。

フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン) 予告篇


フランケンシュタインにしては華奢な体してんだよな~。バラゴンの造詣も決して素晴らしいものでもない・・・。

この映画って結末にバリエーションがあるということで特撮ファンの中では結構、有名な作品で、少なくとも3つのバリエーションが存在しているとのこと。

wikiによると
・バラゴンを倒したあとでフランケンシュタインが地割れに呑み込まれるもの(劇場公開時のもので、いわゆるオリジナル版)。

・大ダコが出現する場面が追加されたもの。

・フランケンシュタインとバラゴンが同時に地割れに呑み込まれるもの

なんで大ダコが出るバージョンが作られたのか?当初海外に持ち込むために追加されたと思われていたのですが・・・。結局、テレビ放映時に追加されてものと判明しました。

ソフト化の際に”大ダコ”バージョンが流通したことで公開版が幻の作品になりつつあったらしいのですが、最近のDVDなどでは2バージョン鑑賞できるようになっているようです。

ちなみに、みうらじゅんさんがことあるごとに好きな映画ってことで語る作品だったりします。

みうらじゅん 映画「フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)」を語る!


みうらさんも大ダコのことは勘違いしてますね。それから司会の二人がひいてるのがわかりますね。”大人が見せたくない要素が入っている方がが子供が食いつく”という指摘はすごく興味深いですね。

あらすじ

広島に突如出現した、ふしぎな少年。成長するに従い、巨大になっていく"彼"の謎!
研究施設を抜け出した"彼"の前に、地底から出現した凶暴な怪獣が立ちふさがった! !

太平洋戦争末期、潜水艦がドイツから運んできた不死身の心臓。広島で発見され、成長とともに巨大化していく少年は、その心臓が成長したものなのか?
しかし、少年は自ら手を切断して、研究施設を脱走してしまう。食料を求めて、北上する少年。同じ頃、秋田油田の地底から肉食の巨大怪獣が出現した。
不死身の怪人と凶暴な怪獣、その果てしない死闘の勝者は誰か!
(Amazonの当該映画の商品ページより抜粋しました)

感想

感想の前にワタクシ公開オリジナル版しか観たことないのであしからず。

ワタクシが観たところ、みうらじゅんさんが熱弁をふるう程の作品か?とも思うんですが・・・。ただ全編に流れる不気味な雰囲気は怪獣映画よりホラー映画に近くチビッコなら間違いなくトラウマになりますね。きっとみうら少年もそうだったのでしょう。

いろいろツッコミどころ満載。というかこの映画にツッコんだら負けです。だってアメリカ人の博士(ニック・アダムス)が日本語ペラペラだったりしますしね。しかも納谷悟朗の声で。絶対お前の声じゃないじゃん!!

バラゴンが出てくるのもすごい唐突だしね~。

でもね~。人間に作られながら、その人間に疎まれ、それでもヒロインのためにバラゴンと戦うフランケンシュタインの哀しさはなかなかイイですね。

だからこそ、バラゴンとの戦いがなんだか残念。悪くないんだけどウルトラマンのような必殺技があるワケではないし、いまいち地味なんだよね~。バラゴンのデザインもパッとしないしね~。

それでもなんか新しいもの作ってやろうって意気込みだけはビンビン感じる作品なんですよね。だから嫌いになれない。

まぁご興味のある方だけ観たらいいと思います。

放送局:日本映画専門チャンネル


  5月2日 (水)21:00
  5月6日 (日)深夜4:00
  5月9日 (水)19:10
  5月16日(水)21:00
  5月30日(水)深夜3:05


放送回数は結構多いですね。これはありがたい!

フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン) Blu-ray
高島忠夫,水野久美,土屋嘉男,佐原健二,田崎潤
東宝


このブルーレイなら大ダコバージョンも鑑賞できるようですね。

さて、今日はここまでにしておきますが、ワタクシ、以前にもこのブログで本作を取り上げたことがります。よかったらその記事も併せて読んでください。

「みうらじゅんの文章のおかげで観たくなった『フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン) 』」

では次回、乞うご期待。

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『キングスマン ゴールデン・サークル』スパイ映画でエルトン・ジョン大暴れ?

2018-01-08 22:00:00 | 映画系
更新が1日遅れてすみません。お待たせいたしました!

さてさて、本題です。今日はせっかくの連休だったので『キングスマン ゴールデン・サークル』を観てきました。

とりあえず、あらすじ代わりに予告動画をご覧ください。

映画「キングスマン:ゴールデン・サークル」予告B


まぁ、あらすじなくてもだいたい話がわかるでしょ?そういう映画です。もちろんとても楽しい映画でしたよ。

この映画、2015年の前作『キングスマン』の続編としてつくられました。ワタクシ、前作を観ずに本作を観たのでちょっとわからないこともありましたが、まぁ大丈夫です。ストーリーはそんなに難しくないですから。

予告観てももらえばわかるように、とにかく劇中のアクションが派手でカッコいいですね~。

アクションシーンではスパイ映画ならではの”便利アイテム”の奇抜さと、スタイリッシュかつスピーディーな格闘シーンが組み合わせられていて、これだけで1000円の価値があります。

それから全編に散りばめられたギャグも楽しい(グロいのもありますケド)。しかもその中心にいたのがあの”エルトン・ジョン”!!

エルトン・ジョンといえばイギリスを代表するシンガー・ソング・ライターで日本でも『僕の歌は君の歌(Your Song)』などでも著名な方ですね。ちなみに彼は奇抜なファッションでコンサートやったりするんですが、本作でも終始、上の画像の衣装です。

エルトン・ジョンは敵の組織に囚われているのですが、いろいろ大暴れしてくれます(ギャグ的な意味でも、アクション的な意味でも)。歌うシーンがないワケではないのですが、むしろ暴れているシーンばっかりでした(笑)。

この映画のギャグシーンは基本下品でブラック、エルトン・ジョンもその色に染まってて劇場で声を殺して笑うのが大変でした。エルトン・ジョンだけでも500円払えますよ。

キングスマン ゴールデン・サークル (竹書房文庫)
平澤 薫
竹書房


映画全体は娯楽スパイアクションとして優秀だと思うのですが、ストーリーはことのほかシンプル。敵も少し小粒な印象でした。ラストもあっさりし過ぎてて、ワタクシとしてはもう一捻り欲しいと思いました。

でも頭空っぽにして、ポップコーンかじりながら観る映画としては最適だと思います。でもこの映画を観る前後にハンバーグ&ハンバーガーを食べる予定は入れない方がいいでしょうね。

それにしてもエルトン・ジョンのインパクトが強すぎて3年経ったら”エルトン・ジョンが大暴れする”ことしか覚えないないかもなぁ~。

LOVE SONGS
USMジャパン
USMジャパン


大学生の頃、『僕の歌は君の歌(Your Song)』だけを聞きたくてこのアルバム買いました。一時期、CDラジカセのリピート機能で『僕の歌は君の歌(Your Song)』をず~っと聞いてましたね。

後年、このジャケットの姿しか知らないワタクシが彼の性癖とかファッションとか知ってすごくびっくりしたのも今はいい思い出ですね。

なんかまた聞きたくなってきたな~。押入れからこのCDひっぱり出そうかな?



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午前十時の映画祭8始まる!!

2017-04-02 22:35:29 | 映画系
以前、『七人の侍』の記事を書いた時にもとりあげた午前十時の映画祭の第八弾”午前十時の映画祭8”が4月1日から始まりました!!

午前十時の映画祭とは全国のシネコンにて、過去の名作映画を週替わりで毎日朝10時の一回のみ上映をする企画です(詳しくは公式HPをどうぞ)。あの名作がもう一度スクリーンで鑑賞できる!しかも¥1100で!!!

まぁ、レンタルなら¥100で鑑賞できるんですがね・・・。でもねスクリーンで観るとね、感動が違うのよ!!!

しかも今年のラインナップはすごい!

『アメリ』に始まり、『ショーシャンクの空に』、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』、『天国と地獄』、『戦場のメリークリスマス』、『バグダッド・カフェ(ニュー・ディレクターズ・カット版)』などなど昨年以上にワタクシ好みのラインナップ!

しかも今年のラインナップでスクリーンで観たことあるのは『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のみ・・・・何度も家のテレビで鑑賞はしてる作品もあるワケですが、やっぱりスクリーンで観たい!!

ということで早速、『アメリ』を観てきました!!
Amélie (2001) Official Trailer 1 - Audrey Tautou Movie

(日本語版の予告がなかったのです・・・)

『アメリ』は2001年に公開されたフランス映画です。有名な映画ですから、あらすじの紹介も無用ですが、ざっくり言うと不思議な男女のカップルが成立する話です。まぁ話もいいのですが、映像のセンスとか演出とかもおしゃれで素晴らしい映画なのです。

最初はレンタルで観てDVDも買い、何度も観た作品ですが、やっぱりスクリーンで観ると違いますね。

なにより集中できる。劇場の暗闇で他に邪魔されることなく作品にだけ向かい合えるってのは何よりいい。その証拠に、観賞中にワタクシの尿意が完全に消えましたから。

それにね、「あの映画よかったよ~」とか人様にオススメする作品をスクリーンで観てないってちょっと抵抗あったんですよ~。『アメリ』なんかもその一つだったワケです。

これでもっと大々的にオススメできるようになります!!!

アメリ [Blu-ray]
ジャメル・ドゥブーズ,マチュー・カソヴィッツ,ヨランド・モロー,オドレイ・トトゥ
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


久しぶりに『アメリ』を観たら主演オドレイ・トトゥがえらくカワイく見えました。最初、映画観た時はそんなに感じなかったんですがね~。きっとワタクシが歳を取ったんでしょう。

午前十時の映画祭8では『アメリ』を2週間上映してくれます(他にも2週間上映する作品もあります)。まだまだ映画祭には間に合いますよ。ということでDVDでしか観たことのなかったあの名作をスクリーンで観るチャンスをぜひ見逃しなく!

ちなみにワタクシは上で書いた作品+いろいろ観に行こうと思っています。まじで今年は楽しい一年になりそうです(でも忙しいかも?)。


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前作より面白かった『相棒-劇場版IV- 』

2017-02-19 22:59:53 | 映画系
昨日、『相棒-劇場版IV- 』を観てきましたよ~。まぁ劇場版3作目よりは確実に面白かったのでファンなら安心して劇場で鑑賞できると思いますよ。

『相棒 -劇場版IV-』本予告


今作は2代目相棒神戸尊や元鑑識の米沢さんも出てくると大きな話題になっていましたが、あんまりそこに期待しない方がいいです。もちろんそれぞれ見せ場はありますケド。でも米沢さんっていつからあんなに特命係にツラくあたるようになったの?なんだか違和感。

それはさておき、物語は重い政治的な部分を背景にしながらも、犯人探しのハラハラドキドキ成分も多めで最後まで飽きずに観ることができたのは前作との大きな違いでした。

まぁ劇場版だからとスケール大きくするために政治的な要素を入れすぎない方が本当はいいような気がするのですがね~。

見どころは水谷豊の横っ飛び。これは笑えます、カエルみたいで。すごくシリアスなシーンなんですケドね。

それから個人的には石坂浩二と鹿賀丈史が一緒に映るシーン。ここ最近劇場版の『金田一耕助』ものを観ていたので「お!金田一耕助が二人!」なんて思って喜んでしまいました(めちゃくちゃ個人的ですみません)。

それにしてもこの映画観て思ったことは”パのつくアニメ映画”に似てるなぁ~ってことなんです。

話そのものというより犯人の動機とか容姿とかがソックリ。ワタクシは年一回は必ず鑑賞するほど、その”パのつくアニメ映画”が好きなもんだから、それが気になってしょうがなかったですね。

ネタバレになるのでここでは詳しく書きませんケド。まぁ気になったら”パのつくアニメ映画”を探して観てみてください。ワタクシもこのブログで話題にしたことのある作品ですよ。ちなみに1993年公開です。

翌年の1994年に地下鉄サリン事件が起きて”パのつくアニメ映画”は”予言の書”的に注目されたらしいですね。

今回の『相棒』の方はそうならないようにしてもらいたいですね。

「オフィシャルガイドブック 相棒-劇場版IV-首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断 & シーズン14・15」 (ぴあMOOK)
ぴあ
ぴあ


相棒 劇場版4 (小学館文庫)
大石 直紀,太田 愛
小学館


公開前にノベライズが発売されてるなんて・・・・。いやいやよっぽど映画のデキに自信があったのでしょうね!!そういえば”パのつくアニメ映画”も小説版がありますね~。今回の劇場版『相棒』の作り手はまちがいなく”パのつくアニメ映画”を観てると思うなぁ~。

今回はネタバレしないように配慮したから、ものすごく短い記事になってしまった・・・。まぁしょうがないか。

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観てきた映画の話『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』『沈黙 -サイレンス-』

2017-02-05 22:48:18 | 映画系
金曜日、土曜日で映画『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』『沈黙 -サイレンス-』を観てきました。

じつはどっちも超眠たい状態で観たのですが、映画が始まったら眠気が吹き飛びました。公開中の映画ですのでネタバレしない程度に感想なんぞ書いていきたいと思います。

『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』

ティム・バートン監督の新作映画です。ティム・バートン版XMENなんて言われているようですが、こちらは随分とソフトで子供向けの印象でした。MX4D版も上映していたのですが、ワタクシは普通の字幕で鑑賞しました。

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち - 映画予告編


予告を観ればなんとなくストーリーがわかると思いますケド、だいたいそんな感じの物語です(あらすじが気になる方はwikiをご覧ください)。

まぁ何も考えなくても鑑賞できるお手軽さは嬉しいし、ワタクシは仕事帰りだったのでちょうどよかったですね。それからティム・バートン的映像はやっぱり楽しい。

わざと”Bテイスト”にするというか”いかにも作り物感”を出す映像は何故か心地よいんですよ。特に予告にも出てくる骸骨たちが暴れまわるシーンがそれにあたると思います。

今のCGの技術ならばもっとリアルに作れると思うのですが、往年の特撮映画『アルゴ探検隊の大冒険』の”骸骨剣士”かのようなクオリティ。

*参考映像『アルゴ探検隊の大冒険』 七人の骸骨剣士


ストップモーションアニメで作られた『アルゴ探検隊の大冒険』の骸骨剣士たちって怖さよりも不思議な可愛さがあるんですが、『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』の骸骨たちも同じでした。きっと意識して作ってるんでしょうね。

それからサミュエル・L・ジャクソン演じる悪役バロンが怖いケド可笑しくて、すごく魅力的。凄い悪いヤツなんですが、妙に詰めが甘い。それが敗因になるワケですが・・・。もっと奇妙な子供達と絡みを観てみたかったんですが、本編では時間が短いんですよね。ちょっと残念。

それはさておき、不満なところもあって、主人公と奇妙な子供達が出会うところまでが長く、おかげでその後の展開に尺が割けなかったような印象がありました。奇妙な子供達はとても魅力的なキャラクターなのでしっかり時間をかけて描いて欲しかったですね。それから終盤にむかう程、話の展開が駆け足になっていくという印象もありました。さらにはストーリーも起伏が少なく子供向けという印象が残りました。

総評として満足な映画でしたが、大人の視聴には少しもの足りなくて「ビデオでもよかったかな~」と思ってしまいました。もしかしたらMX4D版ならもっと楽しめたのかもしれません。

それでも眠気を忘れるほどの力はあったのでハマる人はいるでしょうね。

潮文庫 ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち<上>
金原 瑞人,大谷 真弓
潮出版社

潮文庫 ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち<下>
金原瑞人,大谷真弓
潮出版社


原作本も文庫化されているようですね。上下巻を2時間にしたのか~。なんとなく物足りない理由がわかったような・・・。


『沈黙 -サイレンス-』

遠藤周作の同名小説が原作の映画です。江戸初期の切支丹弾圧の様子が描かれたもので監督はマーティン・スコセッシです。ちなみのワタクシは原作未読です。

映画『沈黙-サイレンス-』本予告


とても深い映画でした。人にとっての信仰のあり方、日本人と宗教など様々なテーマを内在した作品だったと思います。一度観賞しただけでは映画のすべてを理解できず、理解するためには何度も繰り返し鑑賞して都度、思索にふける必要がありそうです。

まぁでもかなり重いのでしばらくは観たくないですが・・・。

アメリカ映画であるので隠れ切支丹の民たちがガンガン英語を使うってのは若干の違和感があったものの。日本人の役には実力のある日本人俳優を使い、日本の風景や武士の所作などちゃんと日本を研究してて、洋画にありがちな”これじゃない感”がほとんどなかったのはすごくよかったです。

だからこそ3時間近い長編映画でも眠気さらには尿意を忘れるほど没入して鑑賞できました。

物語は音楽などでの感傷的な演出はあまりなく淡々と描かれ、”こう見るべき”という押し付けがない映画でもありました。ラストシーンでも「こういう信仰の形があってもいいのでは?」というメッセージが投げかけられるのみです。

キリスト教の信仰とその信仰の弾圧を描いてはいるが、弾圧する側をただの悪人として描いていないことはこの作品の最大の特徴でしょう。

それにワタクシは結構、幕府側の視点で観ていたと思います。確かに迫害をうけ、激しい拷問をうける人々には同情しました。敵と認識したものへの残虐なる行いはたとえ日本人であっても例外ではないことも思い知りました。

しかしながら、当時の宣教師によるキリスト教(カトリックと言った方がいいかもしれませんが)布教はヨーロッパからの侵略の足掛かりだったことも知られています。ゆえに江戸幕府のキリスト教への警戒感の高まりはもっともなことだったと思います。また、多神教やアニミズムが根付いている日本において”本来のかたちでのキリスト教”は根付かないでしょう(映画本編でも「ザビエルは神を○○と言い換えて布教したと出てきます。*○○が気になったら映画観てください)。

だから、いつのまにかワタクシは幕府側の役人の言葉にシンパシーを感じていました。もしかしたらワタクシはすごいヘイトなやつなのかもしれません。ただ、この映画は”こう見るべき”という押し付けがない分、自分でどういう映画だったのか探らねばならず、これまで学んできたことや今までの人生経験からこういう観方になったのでしょう。

う~ん、感想書くの難しいわ~。やっぱり何度も観ないと理解できそうにないですね。

沈黙 (新潮文庫)
遠藤 周作
新潮社


どうしても物語とかテーマの話ばかりに話題になってしまいますが、役者の演技も素晴らしかったですよ。ただイッセー尾形さんのクセのある役作りは賛否分かれそうですね。

それからスタッフロールでのBGMの演出が斬新でした。ネタバレしたくないので詳しくは書きませんが、観客が心穏やかに映画の余韻を過ごせる最高の演出だったと思います。

奉教人の死 (新潮文庫)
芥川 龍之介
新潮社


日本人とキリスト教については作家・芥川龍之介も作品で描いていますね。ワタクシはこの映画を観てこの本にも収録されている『おぎん』を思い出しました。映画観る前でも後でも読んでみることをオススメしますよ。

ということ以上2本の映画についての記事でした。

ところで2月って他にも観たい映画ありますね~。アニメだと『虐殺器官』、『この世界の片隅に』(4回目)、実写だと『相棒-劇場版-IV』。お金が結構かかるのでしんどいんですが、自分の欲望に忠実にいきたいと思います。ブログにも感想書きたいですしね。

ということでまた次回、乞うご期待。

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