ヴァニラ・アイスはプラチナの夢をみるか?

サンプル数一人の話。日記、アニメの感想などを独りよがりに書いてます。

『カメラを止めるな!』今更ながら感想を(ネタバレあり)

2018-12-14 19:44:27 | 映画系
今回の記事はネタバレを多量に含むのでご注意ください。
*もしネタバレがお嫌ならこちらへどうぞ⇒雑談記事 訃報、さくらももこさん死去 他2本(2本目の記事「②映画『カメラを止めるな!』を観てきた!」をご覧ください)

2018年の話題の邦画『カメラを止めるな!』のDVDが先日の12/5に発売になりましたね。これを受けてようやく感想が書けるってもんです。

『カメラを止めるな!』

2017年300万の低予算で製作。同年11月に先行公開され、2018年6月からたった2館での劇場公開を開始。その後、略称「カメ止め」として口コミで評判が広がり全国で劇場公開が開始されました(2018年12月現在も公開中)。監督は上田慎一郎さん。本作が監督自身初の劇場長編作品となりました。

あらすじ

とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。
そんな中、撮影隊に本物のゾンビが襲いかかる! 大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。
“37分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイバル! "―――を撮ったヤツらの話。(Amazon当該商品のページより引用)


感想

今回の記事を書く前にAmazonのレビューをチラリと覗いてみたんですが、世間の評判とは裏腹に低い評価をつけている人が結構いるんですよね~。画質が悪い、カメラがブレブレなどなど・・・・。そりゃそうですよ。

だって製作費300万円の映画なんだもん。

低予算映画だっていうことはマスコミが騒ぎ出した時から報じていましたからね~。こういう評価を下した人はこの映画にどんな夢を見ていたのでしょう?もちろん注目するポイントや評価の基準は人それぞれですがね・・・。

ワタクシは”低予算映画”と認識した上で劇場で鑑賞しましたから、そういう予算的に荒削りな部分は始めから評価の基準にいれないようにしました。そりゃ100億円かかった映画とガチで比べちゃこの映画絶対劣るでしょ?

というワケで感想の本題に入ってまいりますが、この映画あくまで”低予算映画”ってことを頭の片隅に置いてワタクシの感想を読んでくださいね。

冒頭からワンシーン・ワンカットのゾンビ映画が始まりヒロイン一人生き乗ることで物語は完結します。でも実はゾンビ映画は劇中劇。本来の物語はその後始まるというアイデアが秀逸でした。

なので本来のあらすじは以下のようになります。

プロデューサーから生放送でワンシーン・ワンカットのゾンビ映画を撮影するように無茶振りされた映画監督の主人公が期待通り37分間のゾンビ映画を完成させた。でもその裏側ではあれやこれやのトラブル続出!主人公はいったいどうやって生放送のゾンビ映画を完成させたのか?

結局のところ”ゾンビ映画が始まったと観客に思わせておいて、本来の物語はその内幕を描くこと”というアイデアこそがこの映画の面白さの核だったのです。

ここまで読んでいただくと何故、ネタバレがこの映画にとって致命的なのかわかってもらえると思います。

ワタクシは事前の情報をシャットアウトして鑑賞したので非常に驚いたとともに面白く鑑賞できました。低予算ながらワンシーン・ワンカットのゾンビ映画が完成していることも驚きですが、本来の撮影のドタバタ劇を描いたドラマ部分もコミカルかつスピーディで、劇場で笑いをこらえるのが大変でした。

たしかに画質もカメラワークも粗いんですが、このアイデアだけで十分楽しめました。そしてなにより、ワタクシは本作で”大金を積んだ映画が面白い映画ではない"ということを改めて思い知りましたね。

映画『カメラを止めるな !』予告編


この予告編を観ちゃうとモロにネタバレですな・・・。

起用された俳優さんたちが全然有名じゃないってのもよかったなぁ~。ワタクシの場合、「低予算映画だから本当にスタッフさんなのかも?」とか思って観てましたらドラマ部分に妙なリアリティが加味されちゃいました。

俳優さんたちも有名じゃないからといって皆さん妙な味わいのある俳優さんばかりでしたね~。特に女プロデューサー役の女優さんは下手くそな関西弁と四角いお顔はすごいインパクトでした。

ところでストーリーなんですが、実はけっこう陳腐だったかも?撮影のドタバタを無理矢理作った感は否めません。でもそれがいい。徹底的にドタバタしてくれるのでラストが気持ちいい。

【Amazon.co.jp限定】カメラを止めるな! [Blu-ray] (バンドル特典:カメラを止めるな! Tシャツ (オレンジ・ フリーサイズ)付)(「ONE CUT OF THE DEAD 現地リハーサル通しver.」DVD付)
濱津隆之,真魚,しゅはまはるみ
バップ


できれば劇場で観てもらいたい作品ではありますが、大画面だと画質やカメラワークのせいで少しキツイかも?そう思う人はDVDで観てみてください。

今回はここまで、では次回乞うご期待!

アニメの感想記事も書いてます!コチラもよろしく!!

ロボットアニメ作品の記事はコチラから⇒ロボットアニメ作品別リンク

アニメ作品(ロボット以外)の記事はコチラから⇒アニメ(ロボット以外)作品別リンク

おもしろかったらポチっとなとお願い!
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへにほんブログ村

人気ブログランキング

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『スーパーロボット大戦T』PV... | トップ | 怪獣達の容赦ないバトルある... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (映画マン)
2021-03-08 09:36:38
ネタバレ厳禁の映画とはまさにこのことですね!
低予算ながらストーリーが秀逸で、伏線回収は爽快の一言!
ほんと、「お金がかかっている=いい作品」ではないですよね。
本作や「パラノーマル・アクティビティ」など、低予算のB級映画でも大ヒットした作品はたくさんあるので、B級も捨てたもんじゃないですね!
返信する
コメントありがとうございます (ヴァニラエース)
2021-03-10 00:32:46
映画マンさん、いつもコメントありがとうございます。
工夫次第で面白い映画は作れることをしっかり証明した作品ですよね。日本はこういう映画をちゃんとお手本にしてほしいですね~。
美男美女ばかりそろえた映画ばっかり作ってないで映画の内容で魅せる映画をもっと観たいですよね~。
返信する

コメントを投稿

映画系」カテゴリの最新記事