もちろん家計は火の車

読書と映画、クルマにゲーム……いろんなものを愛しつつ、怠惰な日常を送るオッサンのつぶやき。

現在、東京電力がテレビでオンエア中のお詫びCMについて

2011年04月18日 | ニュース

本日(18日)、国会の参院予算委員会に
東京電力の清水正孝社長が参考人招致された。
例によってNHKの国会中継で
その模様が放送されたので、ご覧になった方もいるかと思う
(ま、平日の午後にTVを見てられる人ってのも
そんなに多くないんだろうな、とは思うけども……)。

「いったい、どんなことを
どんな顔して語るんだ、この社長は!?」という興味から、
PS3につないだHDDレコーダー『torne』で
国会中継を録画して、なんとか見ることができた。

で、その感想なのであるが……はっきり書くけど、
もう"東京電力"なる会社には「何も期待したくない」というのが
いまの率直な気持ちである。なんかもうね、絶望した。
この人は、おそらく本質的な意味では
「何も反省していない」のではなかろうか?
仮に「何も反省していない」のであれば、
おそらく、いずれかの未来に再び、彼らは
今回と同じような事故を起こすのであろう。

「原発は、どうして事故を起こすのか」という問題については、
個人的に思うところもあるので
そのうちエントリにまとめて書いてみたいと思うが、
いまはとりあえず、東電という会社に対して抱いた
深い絶望感と、とにかく「裏切られた……」という思いだけ、表明しておく。

……が、ただ単に「ガッカリした」だけでもつまらないのでw、
ここでは、現在TVで東京電力がオンエアしている
"お詫びCM"について、感じたことを書こうと思う。

ご覧になった方も多いだろうが、このCM、
白無地のシンプルなバックに、文字と音声のみで
今回の事故および計画停電をめぐり引き起こされた
混乱について東電が「お詫びする」内容となっている
(聞くところによると、このCM、
なんと肝心の福島県エリアでは「放映されていない」のだそうだ。
福島県の全民放が「東電からの広告料受け取りを拒否」した結果、
そのような状況となっているものらしい)。
本CMを「まだ見たことがない」という方は、とりあえず
ここらへんのサイトから、動画をご確認いただきたい。
実際は、計画停電に関連し「節電への協力を呼びかける」ver.ほか、
いくつかバリエーションがあるのだが、ま、どれも似たような感じのCMである。

で、だ。結論から書くと
東電は、このCMのオンエアを即刻、とりやめるべきである。
このCMを放映するのに、民放各局に一体いくらの
広告料が支払われているのか知らないが、
いまや東電は多額の賠償問題を抱え、
「ムダな金などビタ一文、使うことの許されない」身分のはずである。
であるならば、このようなCMを垂れ流すのは、
いますぐにでも停止していただきたい。
大切な資金は、もっと「本当に必要なこと」にだけ、使ってもらいたい。

このように書くと、ほかならぬ東電側が
「いや、我々の"心からのお詫びの気持ち"のあらわれとして、
あのCMは必要なのです」とかなんとか、言うのかもしれない。
しかし、その点に関しては全然、心配ないから……!
謝罪の気持ちは、東電が毎日開いている記者会見の席上で
会長はじめ、社長~副社長らのお歴々が「心を込めて」
社会に対して伝えるべきだ。もうね、毎日でもやってくれて良いよ、土下座とか。
(なんなら、鳩時計みたいに毎正時、やってもらっても全然かまわないから!w)
さすれば、その様子は「報道の枠内で」
全国各地のお茶の間に、きちんと放映されることであろう。
メッセージを伝えるのに東電が支払わなければならない
コストなど、ほとんどゼロみたいなもんである(笑)。

……にも関わらず。
東電は、いまや「損害賠償のための大切な原資」となった
大金を、"お詫びCMの広告料"という形で、各マスコミに支払い続けている。
これってさぁ……なんだかんだと理屈をつけて
各方面に「金をバラまく」ことによって、
「圧力をかけたり」だとか「報道姿勢を都合よく誘導したり」だとか、
そういうことをやってんじゃないの!?……って勘ぐられても仕方ないと思うよ、東電さん。
広告料金はあくまで「広告出稿のために支払うお金」なのであって、
情報操作の目的でバラまく「薄汚い工作資金」とは、違うものなんだよねっ!?

PS.
すみません、今回のエントリ、
最初の段階でうっかり
「書きかけのもの」をアップしちゃいました……(笑)。
途中まで読んで「あれ、完結してないぞ?」と思われた方、
その後、きちんと書き終えたver.をアップしましたので
どうぞお許しくださいませ!


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