■室井慎次
インタヴューで、『シーン毎に頭の中で別の主役を立てていた。
そのシーンの中の共演者の中から勝手に主役を選んで、その人が
主役だと思い込む』というのがあるが、まさにその通りになっていて、
いろんな人が関わっていての“室井”なのはわかるが、逆に“室井”
の影が薄く感じられて、あれ?主役だっけ?なんて思ってしまいました。
残念!
でも、よく喋りましたね。
■小原久美子(田中麗奈)
結局、何もしていないようで、室井に関わり、自分の強さを
取り戻すという、?なキャラ。
この作品での、“青島”を求めてしまった私が悪いのか・・・・。
ただ、ラストでは初めて?弁護士だったんだと思い出させる
シーンもありました。
■工藤敬一(相川 翔)
本作での主要メンバーで唯一の“ノンキャリア”である。
ただ、新宿で育ったという設定から、アジア諸国数カ国語を話せるという、
違った意味での“キャリア”を生かされて、新宿北署に配属。
ただ、この人が出ると、なんかVシネマを観ている錯覚に陥る。
■新城賢太郎
結局、敵だったの?味方だったの?
最後にあれだから、味方か・・・・。
■沖田仁美
この人もまた、青島・室井によって“変わった”のだろうか。
前作と違って好感。
■灰島秀樹(八嶋智人)
この人は初めから裏設定を知っていたほうがわかりやすかった。
おそらく初めてであろう“悪役”を好演。
□助演陣
・ スリーアミーゴス
相変わらず、面白い。『面会が来ています』でまさか出るとは
思わなかった。ただ、袴田課長の、『和久さんも、心配してます』
これは、有りか無しか?
私は無しのほうだなぁ。別にいいんだけど、そこまでやんなくても、ねぇ・・・。
・ 木内晶子
最初、木内とは気づかんかった・・。
★ストーリーについて
今回は君塚良一氏が脚本・監督である。
“真下~”では、脚本が悪かったのか、私の中では“クソ”な映画だったが、
本作は全体的に見てすっきりしていた。
犯人もちゃんと最後には捕まったし(笑)。
まぁ、警視庁だの警察庁だのが背景にあって、
『あれ?公安って、どっちだっけか?』なんて一瞬だけ戸惑ったけど。
今回は安心した。
★青島刑事について・・・・・
潜水艦事件?
最近の映画は、観る前に原作だの、メイキングを観なきゃわからんの?
『何やってんだ、われらの室井さんは?』
この一言で存在感十分。
●セット
舞台の新宿は、わかる人はすぐわかると思うけどセットである。
まず、違和感たっぷりの新宿北署。
店はともかく、『ヨーカドー?』で『ここは新宿ではない』と思われる。
ただし、アルタ~伊勢丹へのあの通りもセットだとは!
こりゃ驚いた。
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