うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

東日本大震災についての雑感

2011年04月23日 05時33分30秒 | 東日本大震災のこと
ここでは、東日本大震災についての日頃に感じていたことをを書く。
 この間の水や食料品、電池などの商品の買い占め騒ぎは、特に家庭の孫を持ったおばさんや、20から40代の子を持つ若夫婦が多かったようだ。今の家庭では核家族化の果てに、子供たちは親からも友達扱いされていて、親は親、子は子、というわたしなどから見ると不思議でしょうがない。しょせん、肉親間でも無理解が前提のはずである。よく言えば仲良くて理解があってということになるらしいのだが、これでは反面、子供がひ弱に育ち、自立心に欠けて依存心に任せて責任感を知らずになってしまう。まあ、成人した後の社会への不適合な性格は当然な話で、一人では生きられず、自己へ振り返るすべも身に付かず他人に対して口達者な人間になってしまう。まわりと仲良くなるよりは攻撃的で、しまいには孤立してしまう。
 福島で起きた原子力の放射能の蓄積の幼児、若年層への心配は無理もないが、2,3日食べなくても飢え死にするわけでもない。そういう食への本能にこそは、社会においては自制心というか我慢が必要だ。放射能についても、福島へのむきだしの地域エゴは、はっきり言って見苦しい。こんなことは悪しき日本人の国民性だろうが、利己的、小市民的な行動には唖然とするばかり。わたしたちの家庭、夫婦では、そんなことは気にしないということになっている。他県からの福島県人への差別は、はっきり言って、日本人として、大罪に値いするもの。
 わたしたちにとって生きていく上で自然から浴びる放射能だってあるのだし、通常、日常生活で医療機関の検査で受ける放射能よりも軽いのだ。

 今の菅首相の政治は、わたしは市民運動家上がりということで注目していたが、やはりこの人はだめである。政府は議論のみの「生徒会内閣」になり下がっている。菅さんは原子力に専門知識があると自負しているらしいが、昔から言われていることで、人間は得意分野で手痛い失敗をするものだという世間知は知らないらしい。この場合、専門的領域にたいする冷静さと謙虚さは必要だが、政治家という職責とは切り離していなければならないし、国民は政治家として首相を見ているのだ。
 わたしの少しだけの無償ボランティアの経験から言う。菅さんは政治家という職業を全く知らないのだ。これまでの行動を見れば、一定の集団を引き連れて、カンパ募金や寄付金や補助金目当てで金を集め、扇動や主張の仕方や示威行動ばかり長けている、と判断せざるをえない。引き出すことではなく組み立て造ることが求められる。そのくせ、今までの経歴で小集団ばかりの徒党で育ってきてしまったせいか、首相職にこだわり、異常なほどに権力欲にしがみつく。弁舌のみのヒステリー性の性格だ。わたしにすれば、とんだ喰わせ物の御仁である。
 なんのことはない、行動する際の現実的なまとめ方、解決方法を知らないのだ。長い間、いわゆる、世間を奇妙に斜に見て相手の弱いところばかりを探しだしていたのだ。したがって、いざ立場が替わってその主体になったらという経験、この場合、危機管理能力が必要とされているのだが、それがないのだ。しかも相手の意見を聞く度量もない、人を動かす才覚もない。非常時のこと予想外のことにどうするかということは、政治家という命を賭した唯一の職業のみが条件として備えなければならない。
 これは必要条件でもなくて、わたしに言わせれば、菅さんは月給を稼ぐまともな職に就いたことがないのだろう、と思う。役所でも会社でもいいが、法人の組織に属していれば多少はその職場・部署のまとめ方や動かし方を体で覚えさせられるものだ。
 政治家の必須条件は、学歴でもなく経歴でもなく、ましてや出身が一流でさえなくて、一番必要なのは世間を知ること人間を知ることだ。こんなに免許や資格もいらない職業はないのだが、政治家は全体の利益のために、肌身で感じてそれを言語化し、実際的に行動すること必要なのだ。そして、その行動こそが一流でなければならない。
 必要なのは下世話な世間の事情にあかるくて、人の心理をおもんばかることができる人間通である。だから、こんどの東日本大震災の復興にピッタリ合うのは、比較的、インフラ整備の前提条件である被災地の地形や産業、民心を知り、土木、都市計画の分野に広い視野を持っている「田中角栄」のような政治家であるだろう。清濁併せ呑むとまではいかないが、物事を大同小異にて処理し迅速かつ果敢に判断し行動が先に出るタイプがいい。
       
コメント
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