これは新生と言います。昔、懐かしい煙草だ。パッケージがオレンジの地にこげ茶の配色で綺麗な土色系のもので洒落ている、20本入り両切りの体裁です。JT(昔は日本専売公社と言った)の煙草なのですが、なかなか近頃は見かけずに入手困難のものです。
最近は煙草も大震災のせいか、セブンスターにつづいてショートホープが品薄気味です。先日の日曜日の朝ははコンビニを三軒まわるもなくて、やっとこさ、開くのを待って駅のKIOSKの店舗で見つけて買ったものである。
愛煙家の皆さん、近年は受難の日々が続きますが、まあ、頑張りましょう。わたしはヘビースモーカーでかつてはショートホープを日に45本を吸っていたが、昨年の魔の10月1日以来本数を減らし始め、今は20本前後までになりました。こづかい不足や税負担の重荷に、現在は、15本をめざしているところです。
ところで、ショートホープは2個で440円、この新生はなんと240円です。安い煙草をと思いそれとなく探していましたら見つかりました。ある駅の近くの煙草専門店でです。ちなみに、浅い緑色のパッケージのゴールデンバットは200円、お探しの方、喜んで情報を提供します。
だが、味はそれほどではなく、スカスカでいがらっぽくまずいという吸入したときの感覚です。どうも、こちらが贅沢な嗜好の持ち主になったということでしょうか。そのこと自体いいことか悪いことかは別問題でしょう。
今は健康被害ということで、本当に生きにくい世の中が続きますが、御身ではなくそばにいる他人には副流煙被害には極力注意していきましょう。
まあ、わたしはこれによって、長生きするほど人様のためにはなっていませんが、困った世の中になったものです。世に言う、‘健康お宅’には吐き気を催す。そもそも、わたしが生きていること自体に価値があるのか、どうか。卑近な言い方だが、なにより、今まで吸っていた人が禁煙に成功すると、まるで近親憎悪の対象であるかのように露骨に大反対側に回るやからには、ほとほと、その人間性にあきれてしまいます。ましてや、何事に対してもそばにいる他人の顔色をみて右ならえする日本人に多い正義漢面はまっぴら御免である。さもしさ、丸出しである。