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ある週末の午後である。晴れてもいなく曇ってもいない日和だ。春の植木をなんとなく気ぜわしく見終わったと感じ、市場を出ようとしていたら、ゲートにこの小犬がつないであった。
おもわず、わたしは目をとめた。なんだか引きずり込まれそうだ。わたしも目線を合わせる如くに屈んでじっと見ていたのだが、この表情は見飽きることがない。頑丈で獰猛な体型、短い脚、ごっつい見かけにして黒目は伏せ気味である。
やがて、そのうちに飼い主の方が戻ってきた。聞いてみると、細面で柔和に笑いながらその女性は種類は パグだという。中背くらい、ほっそりして40過ぎたくらいか、化粧もせず普段着のワンピースと上っ張りのスタイルだ。
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わたしには、ちょっと危ない心境だった、というのも、この黒い方の犬が連れて行ってくれと、訴えられている気がしたのだった。
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