鋼FA42見ました！

原作ホーエンハイムはすっとぼけ親父で、FAホーエンハイムは重い過去を背負った男。
ロゼちゃんのお店に登場シーン、どう演出すんのかな？と楽しみにしてたら、あっさり原作どおり行き倒れてやがった！

で、えっアニメ初見さんはどう思うだろう？？と興味津々で原作未読の感想ブログ回ったら、どっこもノータッチだった（笑）
FAの唐突ギャグ挿入で、みんな慣れ切ってるのか！そうかそういう効果もあったのかギャグ場面！（笑）

そんで、感心した！ほんっとFAスタッフが原作をしっかり自分のものにしてるのに感心した！
ホーエンハイムが逃げながら「閉じ込めてみるか」と錬成する場面。光がすうっと細くなり、そこへプライドが岩を貫く。
画面として、よりドラマティックに。
そして原作既読にはおおっ！と思わせる演出。でしょでしょ？！

カンテラの灯りのアップにさえ、ニヤニヤさせられてしまいますですよ。
光の演出の美しいFA。（キンブリーの足元の骸骨を照らす光の動き！）
この絵で21巻を描いてくれるのかと思うと、ワクワクしちゃいます。

南部のフュリーの戦争の場面でも、うわーリアルにやるな！とか、この味方のアッサリ死をなんでイシュでやってくんなかったんだろとちょいひっかかりつつ、爆煙の上手さに、この上手い炎や煙で２３巻を描いてくれるのか！とワクワク～v

そうそう、ブレダの電話場面。西部、南部、と地図画面を映してくれて、とても分かりやすい。
ホーエンハイムの場面でもフラスコの小人のフラッシュバック回想を挟んで、説明しつつも説明くさくない。
説明くさくないのは、フラッシュバックの時間を短めにとってるから。「今」のリズムをくずさないの。

あの悪名高い（笑）第３話、ロゼちゃん初登場回の、なんじゃこりゃな件（ロゼの瞳に鏡像として映るエドがそれと分からない描き方だったんで、エド左手が機械鎧になってない？と視聴者が誤解した件）を思い出す。
同じスタジオなのに何であの頃はあんなに色々下手っぴだったんだろう・・・不思議なくらいだ。

でも、ダメで消えた演出もあるけど（フキダシとかね！（笑））、良い演出でどんどん冴えてきた部分もあります。
特に「分かりやすく」の演出方針、は、ほんとに良い！
今回も、前回からひきつづき、原作が減ページ連載でちょっと物足りなかった部分を、きちんとふくらまして描いてくれて嬉しかったv
バラバラのアル→バラバラの錬金術書んとこ。
OP・EDとも印象的に描かれる「逆転の錬成陣」だから、視聴者も、あっ！って思う。タイトルバックの錬成陣も同じで、こういう「画像の共鳴」、大好きです！！

今回はついにエド・朴さん不在回。
収録お休みしたのかな？それとも音響スタッフがCMとか他の収録もあわせてわざわざ呼んでたりして？
でもきっと、原作と同じに、もう主人公というかなめ・中心点が不在でも、キャラとキャラ・声優さんと声優さんの、横のつながりが出来上がってるから、心配無いんだろうね！　今ここにその人がいなくても、共通の空気を感じること。主（あるじ）不在のブリッグズ砦、バラバラに引き離されたマスタング組、別行動の兄弟らと同じにさ！