未来の渋谷へキックオフ!

サッカー好きの元渋谷区議会議員 おかの雄太のブログです。日々の活動報告や、各種スポーツの情報などを載せていきます!

教育委員会の意識??

2007-03-15 | 議会情報
今日の分科会は、昨日に引き続き教育委員会の予算審査をいたしました。

放課後クラブ(小学生を放課後学校で預かる事業)の審査の中で、

19年度から放課後クラブの運営に関し、業務委託を受ける予定の業者が示されました。

そこで驚いたのが、鳩森小学校の委託会社がまた替わることになったことです。

鳩森小学校は、放課後クラブを渋谷区内で初めて導入した学校で、

当初は、厚生部が所管し、地域のボランティアや、父兄の協力の下、

子どもたちが笑顔一杯で、楽しそうに遊んでいる姿も多く見られました。

しかし、1年後には教育委員会に所管替えになり、

渋谷サービス公社に委託されることとなり、

地域とのかかわりが多少薄まってきてしまったように感じました。

そして去年、サービス公社から更に、民間業者に業務委託され、

当初からボランティアで来てくれていた学生たちも、

締め出されるように、学校に来ることができなくなり、

更に今年4月から新たな業者に業務委託されることになったようで、

教育委員会の都合で、子どもたちがなれた頃にコロコロと職員を替え、

いったい誰のための事業なのか?

教育委員会は子どもたちのことを本当に考えているのか?

多くの疑問を感じ、厳しく指摘をした次第です。

私は鳩森小学校の放課後クラブ導入時にも、深く関わった経緯もあり、

放課後クラブが本当に子どもたちから愛され、楽しく過ごせる場ができたと自負していたのですが、

事業が拡大するにつれて、サービスが低下しているように感じてなりません。

4月から渋谷区の小学校全20校で導入される制度ですが、

教育委員会の意識が変わらなければ、今後も不満が続出することでしょう!?

事業自体は、すばらしい制度と感じていますが、

「仏造って魂入れず」状態では、何の意味もありません。

こうした状況が、至る所に垣間見ることができるのが今の渋谷区政であり、

こうした状況を許してきた、行政のチェック機関である議会の一員として、

深く反省をし、引き続き状況を変える努力をして参りたいと思います。