水槽・容器の音響特性を利用した「超音波制御技術」を開発 No.3
超音波システム研究所は、
オリジナル音圧測定解析装置(超音波テスター)による、
超音波(キャビテーション・音響流)の制御技術を応用して、
間接容器を利用した、新しい超音波制御技術を開発しました。
「間接容器の音響特性による音響流とキャビテーションのコントロール」
今回開発した技術は、
超音波の、液体・気体・個体表面を伝搬する超音波振動を、
発振・測定・解析・評価することで、
間接容器の音響特性を効果的に利用する、
様々な目的に合わせた超音波利用を可能にする技術です。
特に、容器の音響特性を考慮することで
音響流による効果をコントロール可能にしました。
具体例
40kHzの超音波振動子とガラス容器を使用して、
10kHzから8MHzの超音波洗浄
40kHzの超音波振動子とステンレスと樹脂容器を使用して、
6kHzから12MHzの超音波攪拌・加工
38kHzの超音波振動子と樹脂水槽を使用して、
30kHzから3MHzの表面改質処理
28kHzの超音波振動子と樹脂水槽を使用して、
10kHzから500kHzのメッキ処理
・・・の実施例があります。
なお、超音波システム研究所の
「超音波機器の評価技術」により、
具体的な効果を<数値化・グラフ化>することで
間接容器(各種治工具)の音響特性・・・を確認しています。