超音波システム研究所

超音波の新しい利用に関するブログです

西田幾多郎書斎骨清窟

2023-12-06 07:06:34 | 超音波システム研究所2011

西田幾多郎書斎骨清窟



西田幾多郎書斎骨清窟
にしだきたろうしょさいこっせいくつ


「物理現象の背後にあるもの」
西田幾多郎『思想』(1924年1月号)

・・・空間時間を不可分離となす

相対性原理の物理学に至つて、

真の能動的自己の対象界を見ると考へることができる。

時其物を内に包むものに於て、

我々は最もよく能動的自己の影像を見ることができるのである。

私はかゝる考から

精神現象と物理現象との関係を見ることができると思ふ。

我々の精神現象といふのも、

時間的に現れると共に、

時を内に含んで居る、

意味即実在と考へられるのは之に由るのである。

両種の現象界は、

共に能動的自己の対象界として成立し、

その中に於て区別せらるる二種の型に過ぎない。

二種の現象界の区別は時の内容によると思ふ。

時の座標が無内容にして形式的なる時、

物理的世界が成り立つ、

・・・・

之に反し時が積極的内容を有する時、

精神現象が成り立つのである


意味即実在!
時の内容!

音波の伝搬時が・・時の有無のスパイラルが新しい直観につながる

そんな気がします



参考
 マエカワはなぜ「跳ぶ」のか [単行本]
前川 正雄 (著), 野中 郁次郎 監修 (監修)

小林秀雄の恵み (新潮文庫) [文庫]
橋本 治 (著)




この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 超音波制御を効率良く行うこ... | トップ | 新しい超音波計測no.2 »